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【白猫】ハードバッド・チェイサー Story

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん

強さとは、時に悲劇を生み出すもの――
2016/05/30


目次


Story1 追いかけられたら逃げる

Story2 勝者に降るは世の習い

Story3 街中は走り回るもの

Story4 海軍式・渚のにぎわい

Story5 武人の魂は暑苦しい

最終話 大きな声で高らかに


登場人物




story1 追いかけられたら逃げる



みんな!お願い、助けてっ!

いきなり飛び込んできて、『助けて』って……どうしたのよ?

追われてるの!

おだやかじゃないわね……なに?上司の秘密でも握っちゃったの?

なに物騒なこといってるのよ!ちがうからっ!

じゃあ、なにから逃げてるのよ?

……男よ!

……え?

だから……とんでもなく〈しつこい〉男に、追いかけられてるの!

アンタの実力なら、どうとでも出来るでしょ?

エルさん、強いものね。

最初は私もそう思ってたわよ……痛い目にあえば諦めるでしょって。

だけど何度ひねっても、全然あきらめないのよ!

もう、あまりにしつこいからいっそひと思いに……とか、チラッと考えちゃってて……

そうとうキてるわね、アンタ……


エスメラルダ殿おおおー!

きたあああ一!?


おおっ、ここにおられたかっ!探しましたぞ!

こっちに来るなぁー!

ごはああああっ!!

今のうちに逃げるわよっ!

きゃっ!?

ちょ、ちょっと!?なんでアタシたちまで一?


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story2 勝者に降るは世の習い



こ、ここまでくれば平気よね.はあ……本当にもお……

あ……ごめんね、心配させて。もう大丈夫だから。

それにしても見事な右ストレートだったわね……

あはは……われながら取り乱しすぎね。ちょっと反省しなきゃ……

……あの人、大丈夫だったかしら。

どうかしらね……ものすごいのを、真正面からもらったわけだし。


確かに驚愕の一撃であった。我も面白いように吹き飛ばされ申した。

でたあー!?

あの……体は大丈夫なんですか?

大事ない。体の頑丈さは、我の自慢であるゆえ!

それならいいんだけど……それで?アンタの目的はなんなのよ?

我の目的はエスメラルダ殿の<弟分>となることよ!

……おとうとぶん……ですか?

その速さと強さに、我は及ばずゆえに我が兄……いや!姉とあおぐのは必然!

必然じゃないわよっ!馬鹿じゃないのっ!

何が悲しくて、あんたみたいな筋肉ダルマに『姉』って呼ばれなきゃいけないのよ!

こう言ってるけど?

いいや、エスメラルダ殿の弟分は、このガモンより他にはつとまらんl

うっさい!私を姉つて呼んでいいのは主人公くらいよ!!

ほう、こやつはエスメラルダ殿に認められていると?

当然でしょ!あんたなんかじゃ、比べ物にならないわ!

わかり申した!では我がこやつを倒し、弟分に相応しいと証明いたすっ!

ええーーっ?

小僧!覚悟せよおおおお!

主人公っ!!


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story3 街中は走り回るもの


フフフ……なかなかヤル。だが我もまだ、本気ではないさあ、勝負の続きだ!!

ちょっとまったあー!

猫風情が邪魔をするか!ひっこんでおれ!

かっちーん!アンタねえ、勝負っていうなら、ルールを守つてやんなさいよ!

ぬう……ルールだと?

そうよ!アタシの弟子と戦いたいなら、コッチのルールに従いなさい!

……え? 主人公はキャトラの弟子じゃな――

よかろう、猫よ!そのルールとやら、聞かせてみよ!

簡単よ。勝負の方法や勝敗は全部<立会人>が決めるの。

大事な勝負なら審判は必要でしよ。ま、今回はアタシがやってあげる。

ふむ、たしかに、それは道理よな。わかった、その提案を受ける!

……キャトラつて結構スゴイわね。私、ちょっと感心しちゃった。

アタシにかかれば、こんなもんよ。

あとは主人公が勝負に勝てば、アイツも素直にあきらめるでしょ。

だといいんだけど……

……悪い人じゃなさそうだから、大丈夫ですよ。

でも迷惑なのは変わらないわよ。それにアレを弟って呼ぶのは、絶対にお断りよ!

主人公、お願いね!あ、でも無理はしなくていいから、ケガとか気をつけないとダメよ?

大丈夫よ。こんな街中で、危ないことさせるつもりはないし。

そうなの? なら安心ね♪

大船に乗った気でいなさい♪


ああ、やっぱり……キャトラたちの声だったんだ。

あれ、ジョバンニじゃない!こんなところでなにしてんのよ?

それは僕が聞きたいんですけど……僕は散歩をしてたんですよ。こういう時に浮かぶ曲もあるので。

はあ……ジョバンニは相変わらず、作曲中心の生活なのね。

エルさん、ジョバンニくんとお知り合いなんですか?

ほんの少しだけね♪

……運動不足は体に悪い、三食たべろ、もっと睡眠をとれ……さんざん注意されましたけど?

不健康なことをしてたんだから、言われても仕方ないでしよ。あきらめて。

アンタもお世話されたクチなのね。でもちょうどいいわ。ジョバンニも勝負に参加しなさい!

勝負って、なんの勝負――

いいから、いいから。さあ、始めるわよ一!

待ちくたびれたぞ!して、勝負方法はなんだ!

勝負の方法は、この街の中を、誰が一番はやく駆け抜けられるかよ!

ククク……よかろう。我のスピードを見るがよいわ!

まってキャトラ!僕はまだ――

レディー一一ゴー!!!


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story4 海軍式・渚のにぎわい



はあ……はあ……なんで僕まで……

でも、いい運動にはなったでしよ。

むう……このような坊主にまで、我が敗北しようとは……

ふふ~ん♪アタシの弟子たちを、あまく見ないことね!

(キャトラ、ジョバンニくんまで弟子にしちゃった……!)

どうやら、そのようだ。次は本気でいかせていただく!

え、まだやるの?!

当然だ!この程度は小手調べ!我の力はこんなものではない!

しかたないわねえ……じゃ、次の勝負を用意してあげるわ!


 ***


キャトラ航海士、訓練準備できました!

ありがと。カモメが手伝ってくれて、助かっちゃった。

訓練の準備はいつもしているので、この程度は、お安い御用ですよ。

ふ~ん……スナイパーの砲火を抜けて、目標を討伐するのね……

なかなか本格的じゃない。これ、私も本気で参加していい?

え、エスメラルダさんに、参加してもらえるなんて光栄です!

あはは、よろしくね♪

……カモメさんともお知り合いだったんですね。

お茶会に誘われてね。少しお邪魔した程度だけど。

ほう……この娘も弟子だというのか……面白い!

面白がっていられるのは今だけよさあ、いくのよカモメ!

え、私もですか?!

当然よ! 実力の違いを見せつけてけちょんけちょんにしてやんなさい! ゴー!

い、イエッサー!!


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story5 武人の魂は暑苦しい



なかなか手応えがあったわね。うん、いい訓練になったわ。

私も自分で用意した訓練で、つまずかなくてよかったです!

主人公の動きも、すごく良かったわよ。

ね? やっぱり私と一緒にルーンナイト、やってみない?

まだあきらめてなかったの?

もちろんよ♪

ま、まだまだああ!これしきで我は諦めぬ!諦めぬぞお!

……アンタの方もしつこいわねえ。

当然よ! 我はこの勝負に勝利し、エスメラルダ殿の弟分となるのだ!

だから私は、あんたを弟なんて呼ばないし、認めないって言ってるでしよ!

実力で認めていただくっ!!

気持ちはわかったけど、コッチはいつまでも付き合ってらんないの。

だから勝負は次で最後よ!これで負けたら、潔く諦めなさい!

潔くか……よかろう!我も武人だ、約束いたす!

……今さらだけどエルの苦労、ちょっとわかったかも。

はあ、お願いキャトラ……もうなにも言わないで……


 ***



じゃあ、これがホントに最後よ!この森の奥にいる、魔物のヌシを倒した方の勝ち!

参加するのは主人公と――

ミカンだよ一!

その身のこなし……キサマ、ただ者ではないな!

でしょー!だってミカンは忍者だもんね一!

なるほど、忍の者であったか。相手にとって不足なあしっ!!

あたしたって、負っけないよー!

もちろん、私は主人公のこと、応援してるからね♪

応援はいいけど……なんでアンタまで参加すんのよ……

楽しそうだったから、つい♪


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最終話 大きな声で高らかに



こればどの差とは……認めるしかなかろうな……我の、完敗だ!

それじゃ、これでもうエルにつきまとうんじゃないわよ。

無論だ。約束を違うようなことはせぬ!

……はぁ~……私、これでもう逃げなくていいのね……

よかったですね。

ええ……本当によかった……特にキミには迷惑かけたわね。ありがとう♪

 (……まあ、ほっといても、エルがガモンをぶつ飛ばして、解決したでしょうけどね……)



さて、猫……いや、猫殿。話があり申す。

ん? なに?

ただいま、この時より、我は猫殿に弟子入りをいたあ一す!

……え、え?

そして我に勝った貴君を<兄者>と呼ばせていただく!

なんでいきなりそうなるのよ?

我に敗北を与え、弱さを教えてくださった猫殿は、我が師と仰ぐに相応しい御方!

そして貴君は、我にとって兄弟子!いや、もう兄である!ゆえに呼ぶなら『兄者』であろう!

えぇええー!?

ああ~、キャトラ。こうなったらそいつ、ものすっごく『しつこい』わよ。

言われなくても、わかってるわよ!なんとかしてよエルっ!お姉ちゃんでしょ?!

そう言われても……うーん……

……なんと! エスメラルダ殿は、兄者の姉であられたか!

え……

ならば、これより敬意を込め<姉者>と呼ばせていただく!

なっ?!

姉者あああ!!よろしくお願いいたあ一すっ!

だから私を――『姉』って呼ぶなあっ!!

ぐはああああっ!!

はあ……はあ……

あ、姉者の最高の一撃……いただき申したあああー―!!


もういやああーー!!


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