【白猫】ハジメテノオト Story
2017/08/31 |
目次
Story00 プロローグ
Story01 あなたが、私のマスターですか?
とりあえずカフェに
プロローグ
……ガ…………ガガ……
……の……を確認。……ンサ……ード……――認証。
差分……ー夕…………アッ…… ド。――完了。
……ロ……イ…………ミク…………します。
ハジメテノオト
私は、マスターを、探しているんです。
あなたが、そうですか……?
マスター? いや、違うと思うがね。そうか、迷子になったのか。
……い、いえ……
……ここなら、いるかな?
グルウウウ……
マスター……じゃ、なさそう……
ガウ!ガウガウガウ!
こ、こわい……
……あれは……空をとぶ、のりもの……
……ん?お嬢ちゃん、乗るのかい?
……あなたが、私のマスターですか?
マスター? 一体何の事だい?
………………乗っても、いいですか?
story1 あなたが、私のマスターですか?
<ギルドの魔獣討伐依頼を終えた主人公たち。
飛行島へ帰る前に休憩していこうと、近くの街へと立ち寄っていた。>
ねえ、あそこがいいんじゃない? フルーツパフェの店だって。
あら、おいしそうね。行ってみよっか?
……残念だが、僕は違うと思うよ。
そうですか……
……あ!あの……
何でしょう?
あなたは、私のマスターですか?
<一人の少女が、道行く人に片っ端から話しかけている……>
……あの子、どうしたのかしら?
あの……どうかされましたか?
あなたが、私の、マスターですか?
誰かを探してるの?
<少女は小さくうなずく。>
もしよろしければ、お力になりますよ?
……ほんとうですか?
<沈んでいたその表情が、パッと輝いた。>
アンタ、なまえはなんていうの?
私は……ミクといいます。
…………
……
……アア! メザメタノネ……カワイイ、ワタシノ……
……アイタイワ。アイタイ………………
――アイタィイ!