【白猫】古き竜の眠る山 Story
2014/10/06 |
目次
主な登場人物
story1
テトラ、おでかけ?
うん。ちょっと竜の墓場にね。
竜の墓場?
死期を悟ったドラゴンは、自らそこに行くって言われてて。
あたしを可愛かってくれてたひいおじいちゃんがいるから、会いに行こうと思ってさ。
え、そのおじいさん、まだ生きてるの?
まだまだ全然元気だよー! 死期を悟っても、そこからも長いよ~、ドラゴンは。
そっか! じゃあ、可愛いひ孫のテトラの顔を見せてあげに行っちゃお~!
うん! ただ、魔獣もわんさか出るから気をつけてね!
やっぱりそういうトコなのねぇ……ドラゴンらしいっちゃ、らしいのかなあ?
story2
荒れ果てたところね……
竜の墓場って言葉にピッタリの雰囲気だとは思うけど……
ねえ、テトラ。こんなところで、ドラゴンは何を食べてるの?
何も食べてないんじゃないかな?
ドラゴンは寝てるだけでも、何百年も生きてられるんだよ。
へえ~。からだおっきいのに、燃費いいのねえ。環境に優しいわあ~。
もしかしたら、食べ物を集めるのが面倒くさいだけかもしれないけど。
食欲より睡眠欲かぁ~。アタシは考えられないなあ~。おいしい食事が一番の幸せだもん。
テトラさんも、何も食べないんですか?
あたしは食べるよ。野菜とか、木の実とかね。
まさかのベジタリアン!?
肉も食べるけどね……
story3
……あれ、ひいおじいちゃん?
この前来たときは、ここにいたのに……
どういうことでしょうか……?
……考えたくないけど、もしかすると……
あ! ねえねえ、あそこの岩を見て!
巨大なツメで、引っ掻いた跡のような……?
! これって……!
……テトラの絵?
……あははは!下手な絵! ひいおじいちゃん、下手だなあ!
……これは、あたしへのメッセージだね。ずっと見守ってるよ、っていう……
……じゃあ、これを残したってことは……?
ひいおじいちゃんは旅に出たんだ。
ドラゴンの体から解き放たれて、長い長い旅に……
テトラさん……
あたしは悲しくなんかないよ。
ドラゴンの気高き誇りは、ソウルになって、永遠に世界を巡るから――
テトラさん……
命は失われても、気高き誇りは失われない……
なんか、カックイ~なぁ~! アタシもドラゴンになりたぁ~い!
……キャトラ、単純……
♪
story4
さて、恒例の、魔獣退治をしよう!
ここに来たら毎回やってるんだ。恒例なんだ?
うん。お墓が魔獣だらけってさ、ご先祖様たちに申し訳ないから。
賛成! やっぱり、静かに眠ってもらいたいですもんね。
ついでに、ちゃんとしたお掃除もしていきましょう♪
ありがとうアイリス♪ きっとひいおじいちゃんも喜ぶよ♪
さあ、やりましょキャトラ。
しょうがないわねえ~。
よぉーし、お掃除お掃除♪
最終話
みんな! 協力ありがとう!
おかげでキレイになったよ!
ふぐぐぐう……!
キャトラ!? どうしたの!? おなか痛いの??
……お供えものの、おまんじゅうがあったのよお……
それを食べたの!? もう、意地汚いんだから……
あ~あ、ドラゴンの呪いをくらっちゃったね……
ふぐぅっ!? アタシ、やばいっ!?
たぶん、ツノと羽と尻尾が生えてくるよ。
えっ!? それイイ! だったら、この痛みに、耐えてみせるわぁ~……
ウソだよ。
ウソかぁ~……! おなか痛いぃ~……!
日頃の行いが悪いから、きっとバチが当たったのね……
思い当たるフシ、結構あるぅ~……!
ごめんねタヌキい、バロンぅ……
その他
相関図
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