【白猫】クルツ・思い出
クルツ cv.広瀬裕也 アインソフォール学園に通う戦奴の少年。 頭が切れるため無駄を嫌うが、意外と直情的。 |
2021/08/31
思い出1
あ、来た来た。お~いクルツ!
いらっしゃい、クルツさん♪
ああ。
で、キャトラ、俺に大切な用事ってなんだ?
うん、それなんだけどね……アタシと遊びましょ!
は?
遊ぶのよ、飛行島で!
そんなことのために呼んだのか?
そうだけど?
罪の教団についてとか、戦場でなにか起きたとかなんかそういう重要な情報があるわけじゃ――
ううん、ないわよ。
めんどくせえのにわざわざここまで来たんたぞ。
飛行島へようこそ!
キャトラはいつもこんな感じなのか?
こんな感じって?
コイツからはセシルと同じ匂いを感じる。結構、強引だろ?
今日だって飛行島まで来いって強引に誘ってきたしな。
でも、なんだかんだで付き合い良いじゃない、アンタ。
別に来たくて来たわけじゃねえよ。
オッケーしてくれたのに?
お前が背中にしがみついて離れなかったからだろ!
ま、そー言わずに飛行島を楽しんでいきなさいな。
正直めんどくせえ。
そんなこと言わないで遊びましょーよ。
…………
ねえ、ねえ、ねえってば!
……嫌だと言ったら?
ダメ!
拒否権無しかよ!
だってアタシがアンタと遊びたいから!
しょうがねえな。何して遊ぶんだ?
アタシのお尻についてきなさい!
へいへい。
クルツさんって、いい人だね♪
思い出2
もう無理……鬼ごっこ終わり!お前、足速えよ。
だらしがないわね!
これ、なんか意味あんのか?
遊びに意味がなきゃダメ?
やらなくていいことはやりたくねえし。
ってコトは逆にアンタにはやらなきゃいけないコトがあるのね。
やらなきゃいけないこともなるべくならやりたくねえ。
遊びが無いのね、アンタ。
無駄が嫌いなだけだ。
遊びに意味があるとすればそうね、アンタともっと仲良くなりたいって思ったのよ。
……わかったよ。次はなにやるんだ?
あら、これからおでかけ?
ううん、お部屋の掃除だよ。
じゃ、クルツ、次はこーゆーのどうかしら?お部屋の掃除を手伝ってくれない?
この俺が承諾すると思うか?
でなきゃ、ここにいる間ご飯抜き。
めんどくせえなあ……
***
ほら、ちゃっちゃと動く!
人使いが荒いな。
バケツの水に重曹を溶かし終わったよ。
パンケーキでも作るの?
違う。重曹は汚れ落としにも使えるんだ。雑巾を埋らして棒にくくりつけろ。
床を拭くのね!
床は最後だ。掃除は上からが基本。まずは天井だ。
角もちゃんと拭けよ。汚れが溜まりやすいから。
ついでに照明のガラスも外してくれ。
付けたまま拭けばいいじゃない?
横着すんな。ー個ずつホコリを拭き取るんだよ。
アタシは何すればいい?
猫の毛が落ちるからあっち行ってていいぞ。
除け者にされた!
ったくめんどくせえな。じゃあ、ゴミの分別をやってくれ。
アンタって意外と真面目でキレイ好きね。
お前がやれって言ったんだろ。
思い出3
ひと働きした後のお昼はサイコーね!
急いで掃除しないといけないほど、汚れているようには見えなかったけどな。
冒険家って依頼でおでかけするコトも多いから、やれるときにやっておかないとダメなのよ。
あーそんなもんなのか。
はい。なのでクルツさんのおかげで今日は大助かりです。お掃除、ありがとうごさいました♪
別に構わねえよ。
人手が多いとありがたいわ~♪
まさかとは思うがお前、俺に雑用をさせるために飛行島まで呼んたんじゃねえだろうな?
アンタと仲良くなりたかったからってさっき言ったじゃない?
ホントか?
嘘なんてつかないわ。お腹も膨れたコトだし、また遊びましょーよ、クルツ!
休ませてくれ。
食べた分だけ運動しなきゃ!
食べてすぐ運動したら脇腹痛くなるっつーの!
ふたりともすっかり仲良しだね♪
いや、俺は猫とか犬の類が嫌いだ。
ヘー、そーなのね。なんで?
世話するのがめんどくせえ。
お世話係、向いてそうだけど。
やっぱお前、俺に雑用を――
アタシは面倒見なくていいわよ!
結構、面倒を押し付けてきてたぞ。
じゃあ、こうやっておしゃべりしてるだけでもいいわ。
無駄な会話もめんどくせえんだよ。
黙るから膝に乗っていい?
黙ってるなら、な。
特別に撫でていいわよ。
特別なのかよ。
誰にだって撫でさせたりはしないわよ、キャトラさんはね。
ヘーヘーそりゃありがたいこって。
むにゃむにゃ……Zzz……
あ~、俺も眠くなってきたわ……
クルツさんって本当は猫とか好きなんじゃないかな?
思い出4
ねえねえ、クルツ。
なんだよ?
アンタってば、嘘つき?
いきなり失礼だな、おい。
あら、ゴメンしたわね。
すみません、クルツさん……キャトラったら、こういうところがあって。
でも、天邪鬼っていうのかしら。アンタってロで言ってることと本音や本質が違うわよね。
そんなことは無えよ。
そう?口では文句言いなから、なんだかんだ付き合ってくれるし。
断って面倒事になるのもゴメンなだけだ。
その割には親身よね~。
面倒事はさっさと片付けちまったほうが楽だからな。
てっきり、実はやりたくてたまらなかったのかと思ってたわ。
んなわけねえたろ。やりたいことなんて特に無え。
ふ~ん。
おかしいか?
でも、セシルやルナといる時は面倒見いいじゃない。
あの子たちに親身なのも、面倒になるのがイヤだから?
……ハァ。
何事も関わんねえのが一番、楽なんだろうとは思うがな。
ふふっ、ほっとけないんですね。
ほっといたせいで後悔する羽目になったら後味悪いだろ。
それもまた『めんどくせえ』ってヤツ?
そういう自分の性格が一番めんどくせえ。
素直じゃないわね~。
うるせえよ。ほっとけ。
ほっとかないわよ!
マジでコイツ強引だな。
コイツじゃないわ、キャトラよ!
へいへい。
返事はー回!
わーったよ、もう!
思い出5
はぁ……はぁ……キャトちゃ~ん♪
ぎにゃ――ー!!!
はふぅ~……かわええ~……もふもふじゃ~♪
いきなり抱きつかないでちょーだい!
いきなりじゃなければいいんだね!どうも、こんにちは!はい、もふもふ♪
ルナ、アンタからもなんとか言ってやって!
ここで、だんまり!?
ルナっちも一緒にキャトちゃん抱っこしよっぜ~。
アンタたち一体なにしにきたのよ?
あ、そうそう。クルツいる?飛行島に行くって連絡を最後に消息がわかんないの。
そーいえば最近、姿を見てないわ。
飛行島にずっといるはずだよ。夜、部屋に灯りがついてるから。
全然帰ってこないし。いいかげん学園に戻らないといけなくて。
ちょっと声かけにいこっか。
クルツ、アンタなにやってんの!?鍵開けて出てきなさい!
返事がない……まさか、密室で……
クルツ、生きてる!?
うるせえな……
あ、生きてた。
まったく……いるんなら返事くらいしなさいってば!
寝起きなんだよ。
そろそろ学園に戻らなきゃ。
行きたくねえ。
まさかの登校拒否!?
行かなきゃいけないってのはわかってるんたが、どうしても行く気になれないんだ。
気持ちはわかるけど、みんなを放っておけないでしょ!
帰るの、明日でよくないか?いや、明後日……違うな、ー週間後でとうだ?
口だけじゃなく、ホントのめんどくさがりになってるわ!
クラスのみんなを放っとくの?
アルブなら、もう少しがんばれる。奴はできる男だ。
まあ、そういうことだ。二度寝させてくれ。
このままじゃクルツが本格的にダメなヤツになるわ!主人公!
思い出6
まっぶし……眠れねえじゃん。
コラ~ッ!朝よ、起きなさい!
あと、ー週間は……
ダメ!今すぐ学校行きなさいなー!
いいんだって……俺がいなくても平気平気。だから今日も休む。
友達が待ってるんでしょ!?サボるなんてアタシが許さないわ!
勘弁してくれよ……母ちゃん?
母ちゃんじゃないわよー!
アンタはやればできる子なんだからシャキッとやんなさいな!
やりたくなくても?
やりたくてもできない子だっているのよ!
わかったよ、行けばいいんだろ。ウゼえな。
なにその口のきき方!?
母ちゃんさ、朝からテンション高えって。
元気が一番よ。
俺は低血圧なの。朝からフルでは動けねえ。
セシルとルナがもう迎えに来てくれてんのよ。人を見習ってアンタもしっかりなさい!
わかったよ……学校行きゃいいんだろ?クソめんどくせえ。
いってらっしゃい!
見送らなくていいっての、母ちゃん。
道草食わずに登校するのよ~。3人仲良くね!
ったく。
早く行こっ!
走るな、走るな。朝から貧血でぶっ倒れるわ。
行っちゃったね、学校に……
これでよし!朝は忙しいわね!
覚醒絵・覚醒画像
戦奴の指揮官 クルツ・エルヴェシウス
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クルツ・思い出