【白猫】エスメラルダ(名星会)・思い出
エスメラルダ・プロセイユ CV:喜多村英梨 ルーンナイト序列六位<エクス>。 後輩たちに世話を焼きすぎるお姉ちゃん。 |
メインストーリー
思い出1
やっほー、みんな。元気してる?エスメラルダ・プロセイユまたまたやってきました♪
こんにちはエルさん。
その顔を見ると、ルーンナイトの仕事は順調そうね。
ええ、危険な仕事も多いけど楽しくやってるわ。
入院している弟のためにも、頑張らないとね。
軍で働くことを条件に、弟の治療費を出してもらってるんだったわね。
そう……その代わり、仕事が忙しくて弟に会う時間は減っちゃった……
だから、キミのお世話をして欲求を満たせたら……
……っと、こんなことしてる場合じゃないわね。
キミのことをちゃんと調べないと。
主人公を?
それが今回のお仕事ですか?
仕事というか……ちょっと個人的に気になることがあって。
なによ?
前に私が彼をスカウトしたことがあったでしょ?
ついでにアタシたちもー緒にね。
確か、ルーンナイトの適性があるかもって……
そう……だから、調べてみたくなってね。
ルーンナイトの適性者はみんな、弟を持ったお姉ちゃんなの。
だからそもそも、男の子に適性を感じることはないの……
なのに主人公にはそれがあったと?
ええ。
そんなこと言われてもねえ……
なにかの間違いなんじゃ……
まあそういうわけで、キミを調査することは国の未来につながる……かもしれないの。
今日はー日中、そばにいさせてもらうから……
よ・ろ・し・く・ね♪
思い出2
動物図鑑、ぬいぐるみ……快眠枕に高級プリン……
財布に香水、指輪にブーツ……
さすがに買いすぎたわね……
おーい。なに読んでるの?
きゃっ!? ご、ごめん、今月はご馳走できないかも……
は?
い、いえ……気にしないで……
その紙はなんですか?
これは買い物リストよ。
今週なにを買ったのかメモしてあるの。
どれどれ、見せて。
え?ちょ……
げっ!?なによこの量……なんでこんなに買ったの?
弟や後輩たちにプレゼントしてたら、いつの間にか……ね……
おかげで、財布が……
そういえばアンタ、時間があるときはよく弟へお土産を買ってたわね。
後輩さんにもプレゼントを?
ええ、私にとって可愛い後輩だから。
頑張ってる姿を見ると、なにかしてあげたくなっちゃうのよね……
だからってプレゼントは違う気が……
や、やっぱりそうかな?
変な先輩だと思われてたらどうしよう……
――せせせ、先輩!応答願います!
は、はい。こちら<エクス>。
今の声は……
エルの通信機からみたいね。
――よよよ、よかった!繋がった!
どうしたのルビィ?もしかしてプレゼントのことで……
はい?
あれ?
そ、そんなことより出たんです!オ、オオ、オバケが!
はあ!?
だから気のせいだってば……
ベルメル?あなたもそこにいるの?
あ、はい。ルビイだけじゃ心もとないと、副長が……
……そう。二人だけで大丈夫?
大丈夫ですよ。先輩は気にしすぎです。
ででで、でも!あれを見てください!ほら、あそこ、今!
だからなにも……ええ!?ちょ――
きゃあああああぁぁぁ……!!!
<――――――――>
通信……切れちゃったわね……
…………
一刻も早く、後輩たちを助けに行かないと……!
あ、ちょっと、念のためにもうー度通信を……
いっちゃった……
後輩のこととなると、周りが見えなくなるってことかしらね。
思い出3
遅いわね、エル……
待ち合わせ場所はここで合ってるわよね?
みんなー!
お、うわさをすれば。
お・ま・た・せ♪
まったくよ!ずいぶん待たせちゃってもう!
ごめんごめん。思いのほか仕事が長引いちゃって。
……で、これからどこにいくの?
ちょっと、服を買うから付き合ってほしいんだ。
またプレゼントですか?
うん……弟が病院内を散歩できるくらいに回復してね。
それで、これから外出する機会も増えるだろうから弟にはオシャレさせたいのよ。
へー、いいことじゃない。
でも、エルさんは今お金がないんじゃ……
ま、まあね。食費を削るから大丈夫……
たいしたお姉ちゃんだこと。
ねえ。
?
弟はキミと同じくらいの背丈だから、寸法合わせにはちょうどいいの。
試着、頼んでもいいかな?
♪
ふふ、ありがと♪それじゃ、お店に行きましょう。
…………
……
これなんかいいんじゃないかしら?
実にお似合いですよ。こちらのダブルジャケットは季節を先取りした……
うーん、でもちょっと大人っぽすぎるかな。
お店に入って、かれこれー時間……エルったら、まだ決まらないの?
よりいいものを選ぶために、真剣になってるのよ。
……よし、決めた。こっちのジャケットにするわ。
念のため、試着してもいいかしら?
ええ、どうぞ。試着室はあちらに。
ありがと。さ、いくわよ主人公。
え!?
ふたりはそこで待ってて。
<エスメラルダと主人公が試着室に入った。>
あーもう、じっとして。ここはお姉ちゃんにまかせて♪
!!
なにこれ……かなり窮屈……
あ、まだ脱がないで。時間かかるかも……
いったい、中でなにが……
ごめん……私じゃ無理みたい……キミも手伝って……
そんな強引に……ダメよ、もっと優しくしなそんな強引に……ダメよ、もっと優しくしないと……
壊れちゃうー!
こらー!なにやってんのよー!
えっ?ちょ、まだ開けちゃダメよ。
あら?もとの服装のままね……
ジャケットのボタンが意外と固くて……外すのに手こずってたの。
まぎらわしいわ!
思い出4
……はあ……
どうしたのよエル?落ち込んじゃって……
副長から休暇をもらったの。
いいことじゃないのよ?
もしかして、『待機扱い』前みたいにに?
ううん……正真正銘ほんとのお休み……
そのわりに、うれしそうじゃないわね?
う、うれしいわよ……弟と会う時間も増えたし……
ただちょっと……後輩たちの仕事を手伝えないだけで……
は?
きっと今頃……後輩たちは私に助けを……
それは気にしすぎかと……?
そうかなぁ……
せっかくの休みなんだから、後輩たちのことは忘れて……
無理よ、そんなの。
誓ったことなんだから……
えっ?
数年前に私が魔物に襲われたことは話したよね?
弟が重傷を負って、両親は……
私ね、今でもあのときのことが夢に出てくるの……
家族みんなで湖を眺めながら、何気ない話をして……どうでもいいことで笑って……
ただ、それだけで幸せだったのに……
魔物が全部……めちゃくちゃにしていった……
私は震えたまま、動くことができなかった……そんな私を母は必死に抱きしめて……
父は勝ち目がないのを知りながら、魔物に立ち向かった……
軍が助けにくるまで……私と弟を生かすために……
私は悔しかった……なにもできない自分が……
アンタ……
だけど今は、ルーンナイトの力がある。
この力で私は……弟や後輩……守るべき人を守りたいの……
父と母がしてくれたように……
思い出5
……はあ……
あら?エルがまた落ち込んでる。
なにかあったんですか?
休暇がまだ続いててね……後輩たちのことが気になって……
こっそり仕事を手伝いにいったんだけど……
そしたら、怒られちゃって……
副長の命令を無視するから……
ううん。副長には気づかれていないわ……
怒ったのは後輩たちよ。
えっ?
先輩はきちんと休んでください!って……
後輩たちを励ますつもりだったのに……迷惑なことしちゃったな……
そう決めつけるのは早いような……
私はあの子たちに必要とされていたのかな……
もしかして、私のやってきたことは……ただのお節介……
本当は、みんな……嫌がってたのかもしれない……
そう思ったら……私……
そんなことは……
私って……ダメな先輩ね……
……
思い出6
このルーンの波動……なんだか……落ち着く……
少しは頭、冷えたかしら?
え、ええ……
エルさんのしてきたことは、お節介なんかじゃありませんよ。
後輩たちはアンタに、感謝してるに決まってるじゃない。
でも……あのとき怒って……
アンタに休んでほしいから、あえてそう言ったのよ。
それだけ後輩さんたちは、エルさんのことを気にかけてるんだと思います。
…………
お世話するなとは言わないわ。
ただ、自分の体も大事になさい。アンタの両親もそれを望んでいるはずよ。
…………
うん。わかったわ。
それじゃ、エルにはしっかりと休んでもらおうかしらね。
え?
休暇らしい休暇をとっていなかったようですし。
そんなわけで、アイリス。エルの肩を揉んであげて。
まかせて。
え、あ、ちょ、待って待って!
こらこら、なんで逃げるのよ!
だってこういうのは……ほんらい私が……
ダメよ!アンタがしっかり休めるように、アタシたちがお世話してあげるから!
おとなしくアンタはアタシたちの<妹>でいればいいのよ!いーい!
はあ?なによそれ!
主人公のことはお兄ちゃんって呼びなさい。
そ、そんなの……
お、おにいちゃん?
は、はは、恥ずかしいじゃない!
なんてことさせるのよ……まったく……
そのうち慣れるわよ。ささ、次はアイリスの膝枕よ。
い、いやよ……そんなの……
ついでに耳かきもしましょう。
むりむりむりー!!!
あ、こら、逃げるなー!
私にもお世話させてー!
姉の誇り エスメラルダ・プロセイユ
その他
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