レベッカ・思い出
レベッカ・ベリル cv.桑島法子 常に冷静沈着な、器の大きい女性。 たまに神妙な顔で話を聞いていない。 | ||
2018/10/17 |
メインストーリー 第13章
このキャラクターの思い出は
「第13章 センテリュオ動乱」
の後日談となっております。
思い出1
元ルーンナイト一位<ヘイス>、レベッカ・ベリルと申します。
この度は、貴石の国<センテリュオ>の争乱を鎮め、道を正して下さいましたこと、感謝の言葉もございません。
このレベッカ、アイリス様の大義にいたく心を打たれました。
これより飛行島の末席にて、及ばずながら尽力させていただきます。
以後、よしなに。
こちらこそよろしくお願いします。
かたーい!
と、言いますと?
言葉どーりの意味よ! 言う事がかたすぎるわ!
ですが、こういうことはきちんとしておいた方かよいかと。
そうね! わかった! じゃあ、きちんとしなくてもいいことを見つけましょ!
と、言いますと?
せっかく乱がおさまったんだし、もっと力を抜きましょうよ!
ずっと緊張しっぱなしじゃあ、疲れがたまっちゃうわ!
そしたら、次に何かあったとき、重くて体か動かないわ!
次の何か……と、言いますと?
ぎにゃーそれヤメー!
まあ……そうですね。さすがに少々、くたびれましたし。
しばしの間、羽を伸ばすつもりで過ごしてみようかと思います。
結構よ。もうちょっとふにゃらせましょう。
ふにゃらせ?
『しばしの間』もまだかたいわ。もうちょっとふにゃらせると?
束の間、とか。
かたくなった。
にさんち。
やわい! けど短いわ!
ねんがらねんじゅう。
今度は長すぎるわね!
難しいわね……
ま、慣れよ、慣れ。アタシにたいしてはさっくばらんに話しかけてよ。
敬語とか抜きでさ。
わかったキャト公、茶ぁくれや。
ぎにゃーやりすぎー!
難しいわね……
(生真面目……なのかしら? それともこれは、ふざけ……?
案外わかりづらい人だわ……!)
思い出2
ルーンナイトは……正式に解散したんですか?
はい。生き残った者には、そう伝えてあります。
そう……ですか。
隊長として、無責任であることは重々承知なのですが……
まあ、でも、そうね。しかたないじゃない?
ええ。そもそも私、なりたくて隊長になったわけじゃないし。
これ! その発言はどーかと思うわ!?
エレメージュの方か隊長には適任なのよ。本当はね。
へ? あ、そーなの?
私はそう思う。私みたいな頭の固い女より、エレメージュのような柔軟性がトップには必要だと思う。
そう? トップのひとは、しっかりしたひとがいいんじゃないの?
一長一短よ。結局私は絡め取られたもの。
絡め取られた?
はい。一位の席に縛られ、国を覆うまやかしについて思い至れませんでした。
私の視野がもっと広ければ、真実に辿り着く可能性もあったのではないかと……
…………
いや……あれはさすがに、想像のはんちゅーを超えてたと思うわよ?
エレメージュならわからないわ。事実、最初に気づいたのは彼女だったんだから。
まあそうねえ……!
その一つをとっても、私は隊長失格。
国で取れなかった責任は、この飛行島で果たそうと思うわ。
アンタがそうと決めたんなら、口をはさむことじゃないわね。
でもいいの? 心配じゃない?
大部分を失ったけど、残りのルーンナイトたちでも、治安は十分保てるはずよ。
そっか。
……それにね。立ち場を捨てたことで、本当にやりたかったことを改めて思い出したから。
レベッカが本当にやりたかったことって?
笑わない?
たぶん。
正義を成すことよ。
…………
……ありがとうございます。
アイリス様?
私を……私たちを、正義だと信じてくれて。
そんな。当然のことにございます。
アイリス様や皆様の振る舞いを見て、正義を感じない者がおりましょうか。
本当に……ありがとうございます……!
思い出3
レベッカって強いのよね?
急にどうしたの?
急に聞きたくなって。ルーンナイトは数字が小さい方が強いんだもんね?
レベッカは1でしょ?一番強いってことよね?
ゼロには敵わなかったけど……
ありゃダメよ。ノーカンだわ。
あんな乱暴なひと見たことないもの。ああいうのと比べちゃダメよ。
はぁ。
あいつを抜いたら一番強いわけよね?
たぶんってカンジ。
たぶんってカンジ?
一番強いと評価されたのだって、試験や訓練での話。
実戦でやりあったことはないもの。みんなそれぞれ強いからね。本当に一番かどうかなんて。
でも、誰も文句言わなかったんでしょ?それは根拠になるんじゃない?
…………
え?
でたわね!得意のシカト!
あ、ごめんなさい。
けどどうせ聞いてたんでしょ!?
話は変わるんだけど、エレメージュの方が強いかも。
変えるなーっ!
というか変わっとらーんっ!
(キャトラの激しさ……!)
……なんで?どーして?エレメージュの方か強いと思うの?
私と対峙する相手って、構えてくるのよ。
そりゃ構えるでしょーよ。
じゃなくて、身構えるっていうか。集中して、本気出してくるの。
とーぜんなんじゃないの?
そうなんだけどね。エレメージュと戦う相手は、ちょっと違うの。
なんとなくナメくさるのよ。
ナメくさる???
ほら、エレメージュって、どこか抜けてる風なところかあるでしょ?
実際抜けてんじゃない?
風よ。だから、エレメージュと戦う相手って、どこか甘く見てくるっていうか。
油断してくるっていうか。その間に、あっさりと一本取っちゃったりするの。
私が苦戦した相手からでもね。
ふむふむ。じゃあ、アンタとエレメージュがやると?
私が勝つかな?油断しないもの。
じゃあアンタのが強いわね!?
相性とかもあるから、誰が最強かなんて簡単には決められないってことよ。
じゃーもーいーや。
(放棄した……!)
思い出4
アダ名……アダ名か……
レベッカ、アンタのアダ名は?
(強引なフリ……!)
ハエ取り大明神と呼ばれたことはあるけど。
なんなんじゃそりゃ!?
目隠ししたまま箸でハエを掴んだとき、エレメージュに。生涯で、一度だけよ。
それはアダ名とは言わないわね。もっとこう、定着したヤツはないの?
…………
ハードル少し下げるわね。いつもじゃなくてもいいわよ。
鍋を食べるときだけ、鍋人間と呼ばれるとかでも。
(鍋人間!?)
…………
神妙な顔。わかってきたわよ。ホントは聞いてるんでしょ?
さっきモグラがいたわ。
ぎにゃー! な ん の! は な し よ ーーーーっ!!!
たとえば、安全地帯、屋敷の中から出てこない人がモグラと郷楡されることもあるかと思うんだけど。
つながってんでしょーね!?
私はそんなこともなかったし。そうそう、エレメージュかね。
またエレメージュ!? 話題が限定的ねアンタ!
言われてみれば、友達少ないのかも……
ぎにアア! いいから! 続きをお言い!
(ますます激しい……!)
エレメージュって、高いところか好さなんだけどね。
アホっぽいわー。
本人には言わないであげて。
言う。陰口じゃないもの。
でね。一回、酔っ払って。街で一番高い塔の屋根に登っちゃったことかあって。
酔っ払ってってことは大人になってからね。なにやってんのよ。続けて。
そこで逆立ちなんかしてみせるもんだから。
あぶないって!
同じことを思った隊士たちが、エレメージュをこう呼んだのよ。
『やめてください! 早く降りてください! 副長!』
『……降りろ! 降りろ副長!』
『降りろ副長!』
……って。
…………
だから!?
っよねえ。
ぎにゃぁあああああーーー!!!
思い出5
ルーンナイトって、からだにルーンを埋め込んでるのよね?
ええ。
痛くなーい?
特にそんなことは……
異物感というか、なんかごつごつするなあ、みたいなことも?
ないわ。何せ適正者だし。
まあじゃあそこはいっか……
どうしたの?
……ルーンナイトって、体内のルーンによって力を出すじゃない?
そうね。
それを媒介にして、アイリスからの力も効率よく受け取れるじゃない?
それがどうかしたの?
でも、デメリットもやっぱりあるわよねえ、って……
だってそうでしょ?体内のルーンのせいで、<幻想のルーン>の力もダイレクトにくらってたわけで。
……そうなるわね。
いまげんざい、6つの<大いなるルーン>はアタシたちの手にあるけど……
もっと邪悪なルーンが出てさてさ。それに悪影響を与えられちゃう可能性とかって……
ゼロとは言えないでしょ?
……そうかもね。
てきしゅつしゅずちゅとか、選択肢はないの?
(摘出手術ね……!?)
聞いたことはないわね。……それに……
付き合っていかなければいけないものだ、とも思うの。
付き合っていかなければいけない……?
…………
そのことは決して忘れてはならないことだと思うのです。
たしかに危険はないとは言えない。
だけど、二回目なら。前と同じようにはさせない。
ふむ……いい心がけ。
あと実際、ないと弱くなるし。
ですので、私は。ルーンナイトであったことをなかったことにはせず。
身に宿るルーンとともに、歩んで参る所存です。
……わかりました。
歩みましょう。一緒に……!
はっ……
やばいわ! タイミングがないじゃない!
主人公の唯一の見せ場がーっ!
思い出6 (友情覚醒)
まぶしっ!
ハレ……? いまのは……?
建物のガラスに太陽が反射しただけじゃない?
なによー!? まぎらわしいマネしてー!
……く~……く~……
やったわ! 主人公!
なんなんですこれ?
……そうですよね、普通、さっぱりですよね……
はぁ……?
本来ですと、レベッカさんと絆が育まれたこのときに、主人公が光を放ちまして……
なんらかの良い効果を、レベッカさんに与えるのですが……
あのようなかたちに……
!! それは素晴らしい!
つまり主人公殿は、暴走した者を抑えることかできる、と?
あ、ええ、まあ……そういうこともあれば……
……彼自身が、暴走することも、ままあるのですが……
なんと……! しかし、であれば憂慮もごさいません。
万一私が、我を失った際には、光をくださいましたら幸いにございます。
……ええと、まあ、そんなに都合のいいものじゃなかったりもするのですが……
それにしても……
<光の王>ならばともかく……あなたはなぜ、そのような力を?
<闇の王>の後継者ですから。
え!? そうなのですか!?
言ってませんでしたっけ!?
初めて聞きました!
……<光の王>に、<闇の王>の後継者……
世界が作れてしまいそうですね。
……そんなに簡単なことでもないんですけどね……
覚醒絵・覚醒画像
真写泰然流免許皆伝
その他