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【白猫】ルシファー・思い出【モンストコラボ】

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1人が閲覧中
最終更新者:にゃん
光をもたらす者
ルシファー CV:荻野葉月
至高の玉座を治めし者。
その絶大なる力は神に最も近いとされる。
2018/11/23


【白猫】モンストコラボ
飛行島の思い出 
その他関連ストーリー関連キャラ



思い出1



……ふん、これが飛行鳥か。

来るなりガッカリした顔しないでよ……

別に。こんな小島に、もとから期待はしていない。

なんですってー!?

……だがまあ、悪くはないな。

どこの世界も、空の静けさは心地いい。

よく眠れそうだ。

それならよかったです。ようこそ、ルシファーさん♪

もー、素直じゃないんだから。

まあいい。それで、私の玉座はどこだ?

……なんて?

玉座だ。私を招いた以上、その程度のもてなしは用意してあるだろう。

それって、でっかい椅子でしょ?ないよ?

…………はぁ。

心底あきれたため息ーー!!

ここはね!アンタんちじゃないのよ!ぎにゃー!

(キャトラがいつになく荒ぶってるわ……!)

……あ、そうだ。ちょっと待っててくださいね!

これならどうでしょう?きっと気持ちいいと思いますよ♪

それは――

揺り椅子よ。よかったわね。

…………

――悪くない。


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思い出2



ふぁ……

あら、でっかいあくびねぇ。

寝不足だ。まったく眠り足りん。

あれ?でもルシファーさん、半日以上寝ていたような……?

?なにかおかしいか?

ぜんぶおかしいわ。だみんをむさぼりすぎよ!

猫が睡眠時間についてとやかくいうな。

猫より寝てるくせに……!

……口の減らない猫だな。

しゃべる猫だからね!そこはゆずれないのよ!


こんにちはー!お手紙を届けに参りましたー!

……ガブリエルか。

やっほー、ガブリエル♪

こんにちは。いつも配達ご苦労さまです♪

いえいえー!相変わらずお元気そうでなによりです!

はい、どうぞ。ルシファーさん!

――私にか?

ええ、速達ですよー。お早めの開封を!

もう一眠りしたらな。ふぁ……

……ふふ。

なにがおかしい?

いえ、ルシファーさん、ずいぶんくつろいでるなぁって。

そう?ルシファーって、どこでもこんなもんでしょ?

そんなことありませんよ。こんな無防備なルシファーさん、なかなか見られません!

主人公さんたちのこと、信頼してるんですね♪

別に……

お二人は元の世界でも、仲良しだったんですか?

はい!一緒に<天界>を守る、大切な仲間です!

ルシファーさんったらいつも怖いカオしてますけど、本当は優しいんですよー!意外と面倒見もよくて――

……おい、ガブリエル。

えヘヘ。それではお仕事に戻りますねー!


……はぁ。

仲、とてもいいんですね♪

腐れ縁だ。

はいはい。で、お手紙のご用事なーに?

……なぜお前が気にする?

…………――なに?


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思い出3



こんにちは、ルシファーさん。お久しぶりです♪

…………

みなさんもこんにちは♪

やっほー、オスクロルー!なでてなでてー♪

いいですよー♪よしよし♪

キャトラがすみません……

ところで、なぜみなさんまでご一緒に?

ルシファーがめんどいっていうから引っ張ってきたの。

やれやれだ……

突然お呼ひ立てして、本当に申し訳ありません……

まったくだな。ギルドの依頼だか知らないか、なぜ私なんだ。

ルシファーさんと二人で依頼にあたれ、とギルド本都より要請があったんです。

つぶれかけた宿屋の立て直しとやらか?手紙に書いてあった――

はい。『魔王の城』での一件が、ギルド本部にかなり高く評価されたようで……

知ったことじゃないな。つき合いきれん。

こりゃ!ここまで来たんだし、最後までつき合ってあげんしゃい!

私たちも協力しますから……

断る。私は帰って寝る。

そうですか……

実をいうと私、今回の依頼が楽しみだったんです。

……?

ルシファーさんは頼りがいがあって、またご一緒にお仕事できたらなと思っていたので……

でも、無理強いはできませんね。わざわざ来ていただいてありがとうございました!

…………

あ、依頼の宿屋、ここですね!行きましょう、みなさん!



アンタって、なんだかんだお人好しよね。

うるさい。

こんにちはー!冒険家ギルドから参りましたオスクロルです!

はじめまして。僕がここの貴任者です。

小さい子どもたちしかいませんね……?

ここは身寄りのない子どもたちだけで経営されている宿屋なんです。

ここがなくなったら僕たち、行くところがないんです……

だから、お願いします……助けてください……!

大丈夫です♪安心して私たちにお任せ――

甘えるな。

港の賑わいは相応。建物の雰囲気も立地も悪くない。

経営不振は、お前らの怠慢だ。

ル、ルシファーさーん……?

居場所を守りたいのなら、死に物狂いで考えることだ。

わかったな?

は……はい……

のっけからおびえさせてどーする。


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思い出4



大切なのは笑顔ですよ。それでは大きな声で……せーの!

「「お部屋へご案内しまーすっ!

はい、素嘲らしい笑顔ですね♪

――メニューの構成も調理も、一から見直しだ。

狙うべき客層は、一夜の宿を求める冒険家や商人だ。

お前たちは、一日通して働き回ったらどうなる?

つ、疲れて……お腹が減ります。

客も同じだ。量も味付けも、これでは物足りないだろう。

まずは量を推せ。その上で、徐々に質を高めろ。

でも、食材は高いし、そんな余裕は……

手は打ってある。

島の漁師さんと渡りをつけました。これからは新鮮な食材が割安で手に入りますよ!

「すごーい!!

ただし一つだけ、条件がありまして……

冒険家のお客様に、この島の名産品を広めてほしいと。

ですので今日はみんなで、素敵なビラを作りましょう!

――内装が駄目だ。

閉塞感がひどい。華もない。これでは休息もなにもない。

でもこの部屋、もともと狭いし……家具も使い古しだし……

違う。大事なのは全体の調和だ。

まず綱度品の配置……壁紙の色合いも見直す。

それと、植物の緑は空間を広く見せる。覚えておけ。

……う、うん。わかった……

各予算の洗い出しは?

済んでいます。従業員を雇わなくていい分、人件費には余裕がありますね。

なら、それをすべて広告費に回せ。

全部ですか?それですと、改装費にあてる分が……

いくら宿の趣向を凝らそうと、認知されなければ無意味だ。

各提携先にも出資を募れ。倍にして返すと伝えろ。

得意だろう?交渉事は。

――はい!お任せください♪

それで、次は?

はい!この『クリーニングサービス』はですね――


二人ともすごい熱気だね……

なんだかんだ、いいコンビなのよね。



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思い出5




<ルシファーたちが宿の立て直しに入り、数日後――>

ずいぶんにぎわうようになりましたね!

みなさんにもご協力いただきましたから。ありがとうございました♪

オスクロルさん、今日まで本当にありがとうございました!

ねえねえ、ほんとに帰っちゃうの?

……ずっといてほしいな。

だめだよ、止めたら。元気でな、おねえさん!

また来ますから、みんなで力を合わせてがんばってくださいね!

あら?そういえば、ルシファーさんはどこへ……?

はぁ……!

ルシファー。あの子たちにお別れしなくていーの?

必要ない。帰って、寝る。

それにオスクロルはともかく、私は子どもに敬遠されているからな。

ほんとにそーかしら?

ルシファーさーん!!

ほんとにありがとう!

これからも、美味しい料理、つくります……!

俺もいい部屋つくる!だから泊まりに来てくれよな!

……絶対に、また来てくださいね!

…………

ね?

……気が向いたらな。

ふぁ……

ちょっと、ルシファー!

……なんだ朝から。騒々しい。

もう昼過ぎだからね!それより大変よ!!

あの子たちの島に、海賊か現れたって……!

……なに?

さっき、冒険家の人から聞いたんです。でも悪天候のせいで、飛行島の速度が出なくて……

はぁ……

ルシファー?

もう一眠りする。くだらないことで騒ぐな。

オスクロルさん……ルシファーさん……

…………

――手が焼けるやつらだ。



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思い出6 (友情覚醒)




……お前か。主人公。

奇妙な光だな。だが、悪くはない。

この嵐を突っ切るのは少々骨だが――足しにはなった。

<ルシファーは背中の大翼を広げた。>

……なにを笑ってる。ただの気まぐれだ。

ほんの、な。

さっきの光の褒美だ。特等席で見せてやろう。

我が翼の――大いなる羽ばたきを。

<輝く大翼が、嵐を引き裂いて飛翔する――>

さて、食いもんも酒もなくなったしそろそろ潮時かね。

ガキどもはどうする?船に積み込め。売り飛ばしゃあ金になる。

――うわあああああ!!

いってぇ!?噛みつきやがった!!

めんどくせえからやっちまえ。見せしめだ。

やめろ!やめろよ!!やるなら俺をやれぇ!

う……あぁ……

いい子だなぁ。きっと天国にいけるぜぇ。

では貴様は堕ちるがいい。

――あ?

え……?

余興にもならんな。

「「ルシファーさぁん!!

……やれやれだ。

なんだ、この女!?

撃て!撃ちころ――

う……動くんじゃねェ!このガキの頭が吹っ飛ぶぞ!

…………

馬鹿が……!じきに仲間が押し寄せてくる!

お前らもうおしまいだ!死にたくなきゃあ――

では、聞かせてやろう。

――悪魔を憐れむ歌を。

は……?

<闇をまとう無数の異形が、雨空を覆い尽くし――

――島に降り注いだ。>

ぎゃああああーー!?なんだ、なんだーーこいつらァ!?

……え?……は?…………全滅?

次はどうする?引き金を引くか?地を這うか?

好きに選ぶがいい。

ち、ち――チクショオオオ!!

すみません、遅くなってしまって……

――もう安心ですよ、みなさん。

オ……オスクロルさぁん……!


今回、アタシたちなんもできなかったわねぇ……

オスクロルさんも来てくれていたんですね。

はい。ギルドから報告を受けて、急いで駆けつけたんです。

ルシファーさんがいなければ、きっと手遅れになっていました。

……お前たちが愚図なだけだ。

でも……どこもかしこも、荒らされてしまってますね……

またやり直せばいいんです。ですよね?ルシファーさん!

いや、私は…………

ルシファーさん!僕たち、またルシファーさんにたくさん教えてもらいたいです!

あらあら。逃げられそうにないわね?

――やれやれだ。



覚醒絵・覚醒画像



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