アインソフォール学園
- 白猫10周年に向けて、メインストーリーの伏線まとめを作成しました
- キャラ称号(二つ名)の一覧を作成しました
アインソフォール学園とは、ストーリーイベント『叛逆のCOLOR's』に登場する用語であり、白猫の世界に存在する教育機関。
目次 (アインソフォール学園)
概要
ルナやクルツ、セシルなどが通っている、罪の教団の学園。戦災孤児たちを保護することを目的としており、生徒たちはみな家族を失っている。
学園は頻繁に魔物による襲撃を受けており、生徒たちは魔物に対抗するための戦闘技術を教えられている。
特に、特殊戦闘と呼ばれるアルマを使った戦闘方法は学園の中で最も重要視されている。
罪の刻印と呼ばれる特殊な紋章を生徒の身体に刻み、そこに宿ったアルマが望む感情を差し出すことで呼び出すことができる。
学園のアルマは餌である感情が無いと具現化しないが、その分使い手を短期間で大量に生み出すことができる。
階級
学園はアルマの強さによって階級で分けられており、上から王権(ロイヤル)、貴種(ノーブル)、騎士(ナイト)、兵士(ソルジャー)、戦奴(スレイヴ)の5つのクラスがある。一番下の戦奴の生徒はそもそもアルマを扱えない生徒がほとんどである。戦奴に対する差別は酷く、いわゆるスクールカーストが出来ている。上のクラスの生徒は戦奴との接触を禁止されているため、いないものとして扱われることも多い。
騎士は学園の守護役、治安維持のために校内の見回り、付き添い、街でのボランティアなどの役割を特別に課せられている。
また、特殊な力を持つ生徒は階級を問わず神使(レギオン)と呼ばれ、エリート扱いされている。
神使にはそれぞれ色が与えられており、特に白、黒、赤、青、黄は学園最強とされる。
学園の真実(ネタバレ注意)
※叛逆のCOLOR'sの重要なネタバレを含みます。
学園では襲撃してくる魔物の撃退を「時間外授業」と呼び、生徒に戦わせていた。
しかし、実際は魔物など存在せず、その正体は人間であり、襲撃はすべて敵対組織などからの攻撃であった。罪の刻印の力を使い、生徒に人間が魔物に見えるように洗脳を施して戦わせていたのである。
戦闘での死は転校という形で処理され、生徒にはクラスメイトの死は知らされない。仮に目の前でクラスメイトが死んでも、刻印による洗脳の力でその記憶が消えるため、生徒はこのような状況にあっても違和感なく過ごしている。
描写されている限りでこの事実に気付いているのは、ルナ、クルツ、セシル、アルブの4人の戦奴と、ルージュ、ベルデの2人の神使のみである。
関連人物
- ルナ
アルマのエイルネスを失ったことで戦奴に堕ちた元神使の少女。神使の時は青の色が与えられていた。レスカという病気の妹がおり、学園の管理する隔離された場所にいるため文通で連絡を取っている。狂信者のような戦いぶりから蒼い<狂信>という異名を持つ。その異名と行動から、エイルネスは学園への信仰心を糧にする<狂信>のアルマと思われており、アルブはルナがアルマを失った理由を、「彼女が学園の真実を知ったことで信仰心を失ったから」と推測した。しかし、ベルデとの戦闘中に突如ルナの心の中に現れたエイルネスの言葉により、エイルネスが理不尽への怒りを力に変える<叛逆>のアルマであることを理解し、再びアルマの力を取り戻した。
- クルツ
戦奴に身を置く少年。学園の真実を知る生徒の一人。時間外授業での戦闘ではクラスの司令塔の役割を担っている。元々アルマは扱えなかったが、ベルデとの戦闘で、蛮勇を力に変えるアルマのスクラグスが覚醒する。筆記は学園全体でもトップクラスの成績な模様。
- セシル
戦奴に身を置く少女。学園の真実を知る生徒の一人。戦奴の生徒でありながら恐怖を糧にするアルマのナベリウスを持つが、他人の恐怖を感じ取るアルマの特性のせいで彼女自身も恐怖心を強く感じてしまい、アルマをまともに扱うことができず、時間外授業ではいつも戦闘に加わることが出来なかった。しかし、ルナが戦奴に落ちてから2回目の時間外授業で、戦闘でこれ以上仲間が傷つくことを嫌ったセシルは覚悟を決め、アルマの力で敵に恐怖を与え撃退し、恐怖心を克服した。
- アルブ
戦奴のクラスの学級委員。学園の真実を知る生徒の一人。時間外授業ではクルツと並んでクラスの指揮をしている。学園に対して違和感を持ったルナに対して学園の真実を伝えた。学級委員でありながら筆記の成績がクラスで一番悪い。
- ロック
戦奴のハイテンションな少年。実は元貴種だが、戦奴に落ちた経緯は不明。筆記の成績は下の方で、セシルと競っている。
- バルトルト、フィーネ
戦奴の少年と少女。時間外授業で命を落とし、転校として処理された。
- マクシミリアン
戦奴のクラスの担任。
- ルージュ
神使の赤。フルネームはルージュ・シュヴァリエ。双頭の真紅という異名を持つ。
2種類のアルマを扱うことができ、一方は<共感>のアルマで、相手の感情に共感することで異能をかき消す力を持つ。
かつてはルナのバディだったが、ルナが戦奴に落ちてからは冷たい態度を取っており、無視を徹底していた。後の島外への潜入調査でルナと組むことになり、そこでルージュが学園のやり方を正しいと思っていないこと、現状を変えるための計画を企てていること、そして今でもルナのことをバディとして考えていることを明かした。
実は犬が好き。
- 神使の黄色
名前は不明。神使の最強格である5人のうちの一人。ルナのことを嫌っているらしい。
- 神使の白
名前は不明。サーシャ曰く「すごくやべえ人」らしい。また、ルナは白のことを「苦手」と言及している。5人の中でも黒と並んで神使最強の実力を持つ。
- 神使の黒
名前は不明。ルナに怖がられている。5人の中でも白と並んで神使最強の実力を持つ。
- ベルデ
神使の緑。妄執を力に変えるスキエクロンというアルマを持つ。ルナに対する異常なほどの憧れから彼女に執着しており、彼女が戦奴に落ちた後も、失望しながらも執拗に絡んできた。課外授業にて、かつて憧れたルナがもう戻ってこないことを確信したベルデは完全に失望し、ルナを殺そうとする。しかし、後から駆けつけたクルツによって追い込まれ、アルマ喰いによって形成を逆転させようとしたが、最後はエイルネスを取り戻したルナに倒された。
- アルバ
白い聖女の伝説に対する人々の信仰によって生まれた悪魔。罪の教団の実質的な教祖で、信者から信仰を集めることで力を得ている。
学園に存在する全てのアルマの大元であり、生徒がどこにいてもアルマを通して干渉することができる。現在、ルージュとベルデの2人のみがアルバの存在に気付いている。
名前の由来は「白い」または「夜明け」を意味するalbaと思われる
元ネタ
- 「アインソフォール」の意味は生命の樹の起源「未顕現の三者」のうちの一つである「アイン・ソフ・アウル(無限光)」である。
- 生命の樹は10個の球体で構成されており、それぞれに白や黒、赤、青などの色が備わっている。神使たちに与えられる色もここを元ネタにしていることが考えられる。
- 魔術結社黄金の夜明け団では、生命の樹が教義的な象徴であり、生命の樹を基礎として作られた位階が存在する。学園の階級のモデルはこの位階から取っている可能性が考えられる。