黄道婆
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 良 | 241 | 437+3*2=443 |
農牧 | 優 | 120 | 607+6*2=619 |
制作 | 特 | 155 | 793+7*2=807 |
財務 | 良 | 85 | 421+5*2=431 |
探検 | 劣 | 21 | 65+1*2=67 |
専属御宝 | 黎錦 |
天賦
★2 | 布工房で仕事をする時、布の生産量が100%増える。かつ、必要な働き手の数-1。 |
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★3 | 布工房で仕事をする時、布の生産量が150%増える。かつ、必要な働き手の数-1。 |
★4 | 布工房で仕事をする時、布の生産量が200%増える。かつ、必要な働き手の数-2。 |
物語
「もう知らない!」黄は前掛けを剥ぎ取り、床に投げつけた。
太師椅に腰をおろしていた大旦那はカッと目を見開いた。「戯け!我が息子を死なせた不吉な奴め、早う仕事せんか!」
それを聞き駆けつけた夫人が、箒を取って黄に叩きつけようとすると、黄は箒を逆手に持ち、夫人を突き放した。「仕事しても仕事しても毎日叱られるばかり、あなたたちはたらふく食べているのに、私には糠しかない。こんな生活、もううんざりよ!」
「お前なんかにやる金なんて一銭もないわい!」
「金なんていらない!」黄はバンッと叩きつけるように扉を鳴らして出ていった。
そして半時後、彼女は戻ってきた。二人は彼女が後悔したのだと思い、得意げに笑った。「お前はここに戻るしかないんだよ!」
「服を洗って、畑を整えてきなさい!」
黄は冷たい目で二人を見て、一枚の紙を目の前にたたきつけた。大旦那がそれを手に取って読むと、なんと、それは一枚の離縁状だった。
文の最後には大きな文字が書かれていた。「召使いはもうしない!」
怒りのあまり唾を飛ばして罵る二人に、彼女は憎々しげに言った。「もうこの家との縁は切れた!」
彼女は手ぶらで家を出ていった。
「どこに行くのかい?」船頭が大股で歩いてくる黄を見て、問いかけた。
「そっちは?」黄は問い返した。
「瓊州。」
「行くわ!」
黄は一瞬の躊躇もなく、船に飛び乗った。
その先には海、自由が広がっていた。