董夫人
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
---|---|---|---|
建造 | 劣 | 23 | 87+1*4=91 |
農牧 | 中 | 29 | 238+2*4=246 |
制作 | 良 | 39 | 413+5*4=433 |
財務 | 中 | 59 | 244+2*4=252 |
探検 | 劣 | 14 | 94+1*4=98 |
天賦
★0 | 制作の仕事を担当する時、作業時間を3%短縮する。 |
---|---|
★1 | 制作の仕事を担当する時、作業時間を5%短縮する。 |
★2 | 制作の仕事を担当する時、作業時間を8%短縮する。 |
★3 | 制作の仕事を担当する時、作業時間を10%短縮する。 |
★4 | 制作の仕事を担当する時、作業時間を15%短縮する。 |
物語
「夫人がまた家出してしまいました。」使用人が慌てて部屋に入ってきて、董其昌に報告した。
「今回はどんな理由だ?」董其昌は眉間を揉んだ。
使用人が董夫人の残した書き置きを差し出すと、そこには一行だけ文字が書かれていた。「自分の名前を探してきます。」
どういうことだ?董其昌は頭を悩ませた。
董夫人の家出は初めてではない。理由は様々で、一つとして同じものは無かった。蘇州へ友達に会いに行くだの、鶏鳴寺で修行するだの、そこに書いてある場所へ行けば、必ず彼女を見つけることができた。
けれど今回は、場所が書かれていない。
董其昌は仕方なく、全府の人を呼んで、応天府から捜索を行った。そして三日後、彼女の実家の霊廟でようやく董夫人を見つけることができた。
董其昌は彼女の手を取り、問いかけた。「今回は何を考えたのだ?」
董夫人はプンプンと怒りながら答えた。「名前を探そうと思ったの。」
「何の名前だ?」
「私の名前よ。あなたの妻になってから、みんな私のことを「夫人」と呼んで、あなたを「旦那」と呼ぶんだもの。でもあなたには「董其昌」という名前がある。私には、董という姓しかない。自分自身の名前で呼ばれたことがないのよ。」
董其昌は眉間に皺を寄せる。大明の女性は嫁入りすると、ほとんどの場合は、夫の姓で呼ばれるようになり、その名はすぐ人々から忘れられてしまう。
しばらく考え込んで、彼は重々しく尋ねた。「では、君の名前は?」
董夫人は微笑んだ。「含嬌よ。」