薛素素
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
---|---|---|---|
建造 | 劣 | 15 | 95+1*4=99 |
農牧 | 中 | 30 | 239+2*4=247 |
制作 | 優 | 59 | 598+6*4=622 |
財務 | 良 | 40 | 414+5*4=434 |
探検 | 劣 | 12 | 66+1*4=70 |
天賦
★0 | 刺繍工房で仕事をする時、おまけで銅貨20枚を獲得する。 |
---|---|
★1 | 刺繍工房で仕事をする時、おまけで銅貨40枚を獲得する。 |
★2 | 刺繍工房で仕事をする時、おまけで銅貨60枚を獲得する。 |
★3 | 刺繍工房で仕事をする時、おまけで銅貨80枚を獲得する。 |
★4 | 刺繍工房で仕事をする時、おまけで銅貨100枚を獲得する。 |
物語
薛素素は馮夢龍の本が好きだ。
本の中に描かれた情景や人生に彼女は共感を覚えた。恋心は情熱が薄れたあとの残滓にすぎない、と。
著者の馮夢龍も、彼女は慕っていた。
馮夢龍が江南に物語を集めに来たと聞いて、彼女はひそかに胸を高鳴らせ、馮夢龍を訪ねることを望んだ。そしてなによりも、自分の物語を彼に聞かせたかった。
しかし、薛素素は困った。もし訪問するとしたら、手土産として手巾は贈りたくなかった。あれは、彼女が人と建前のやり取りをする時に使う手段にすぎないからだ。
思案した後、薛素素は一冊の本を持って出かけた。それは美しい宝玉と、頑石が描かれている本だった。彼女の話したかった物語でもあった。
馮夢龍は薛素素を見つめた。薛素素はうつむいて裾をいじりながら、しばらく逡巡した後、低い声で口を開いた。
「磨かれた宝玉は、多くの人からの愛を集めます。でも、
私のように頑なな石は、磨いてくれた職人への深い愛を忘れません。それを、あなたに知ってほしかったのです。」