風雅の小道
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紹介
風雅の小道は、元はひとけの無いただの静かな小道だった。
この小道で、沈周、唐伯虎、文徴明、仇英が、酒を飲みながら、絵を描き、山水を楽しんでいたのだという。
杭州の知府がそれを知ったことで、ただの小道は、今の風雅の小道となり、たくさんの公子や令嬢がこぞって行くようになった。
杭州で扇子と団扇が流行してからは、風雅の小道を行き交う人々のほとんどが、いずれかを手に持っていた。
扇子が開くと、素敵な詩句が聞こえる。
団扇が揺れると、琴瑟の音が響く。
若い男女の間では、扇子と団扇を贈り合うことも流行っていた。
端午の日、白と貝もそれぞれ風雅の小道に来て、端午の宴に参加していた。
小道を行く若い男女が、互いに自分の店で買った扇子と団扇を贈りあうのを見て、あっけにとられた。
男性の手には団扇、そして女性の手には扇子。男女たちはちまきを食べ、菖蒲酒を飲みながら、凧を飛ばしていた。
白と貝は大勢の人々の間を抜け、海棠の花に囲まれた場所でついに出会った。
白は貝の前まで歩き、自分の扇子を差し出した。「扇子を贈ってもいいかな?」
貝は白を見て、同じく自分の団扇を差し出した。「なら、私の団扇も断らないでね。」
ステータス
所要材料 | 数 |
700 | |
繁栄度・環境 | 繁栄度355 |
最大建造数 | 3 |