馬蓬瀛
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 良 | 106 | 433+4*2=441 |
農牧 | 特 | 156 | 794+7*2=808 |
制作 | 中 | 56 | 241+2*2=245 |
財務 | 中 | 132 | 247+2*2=251 |
探検 | 劣 | 25 | 95+1*2=97 |
専属御宝 | 北斗の飾り |
天賦:計算術
★2 | 農牧の仕事を担当する時、作業時間を20%短縮し、かつ、必要な働き手の数-1。 |
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★3 | 農牧の仕事を担当する時、作業時間を30%短縮し、かつ、必要な働き手の数-1。 |
★4 | 農牧の仕事を担当する時、作業時間を40%短縮し、かつ、必要な働き手の数-2。 |
物語
江南水都は大きな火事にあった。馬蓬瀛は避難する途中、夫の劉公直とはぐれてしまった。劉公直は、馬蓬瀛が何より大切にしていた宝物――ここ数年観測した星の数値がびっしりと書き込まれた冊子を取り出すため、煙の渦巻く劉家の庭に引き返したきり、二度と出てこなかった。大火事が鎮火された後も、人々は彼の骨を見つけることができなかった。たかがいくつかの数字のために夫の命まで奪おうだなんてと、姑は馬蓬瀛を疫病神だと罵り、家から追い出してしまった。しかし馬蓬瀛は信じ続けていた。自分の夫はまだ死んでいない、きっと誰かに裏口から助けられたに違いないと。私の劉公直が死ぬものか。満天の星が、決して孤独ではないと同じように。馬蓬瀛が疫病神だという悪評は姑のせいで既に広まっており、誰も彼女を引き取ることが出来なかった。馬蓬瀛は夜、郊外の渾天儀に寄りかかって寝るしかなかった。そんな中、沈括だけは噂を信じなかった。彼は馬蓬瀛の観察力と数学力に感心し、天文観測のために彼女を助手に招いた。ある日、沈括は馬蓬瀛に「なぜ星の観測が好きなんだ?」と聞いた。馬蓬瀛は答えた。「星一つ一つに、名前があります。星たちが、私は小さな存在ではないと教えてくれるのです。」沈括は馬蓬瀛に、焦げ跡のついた冊子を投げてよこした。「もう一人の助手が、あなたと同じことを言っていたよ。彼は今山へ行っているが、出発前にこの冊子を預かってくれと頼まれた。あなたのほうが、預かるに相応しいだろう。」