林奴児
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 中 | 39 | 238+6*3=256 |
農牧 | 中 | 39 | 238+5*3=253 |
制作 | 良 | 57 | 416+3*3=425 |
財務 | 優 | 256 | 603+2*3=609 |
探検 | 劣 | 18 | 93+6*3=111 |
天賦
★1 | 釣具店で仕事をする時、銅貨の収入が50%増える。 |
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★2 | 釣具店で仕事をする時、銅貨の収入が80%増える。 |
★3 | 釣具店で仕事をする時、銅貨の収入が110%増える。 |
★4 | 釣具店で仕事をする時、銅貨の収入が150%増える。かつ、必要な働き手の数-1。 |
物語
三月の風はすでにいくらか暖かみを帯びて、林奴児の髪に花びらを吹きつけていた。「もう春なのね。」感嘆の声を洩らす林奴児の目の前には、西と東、二つの分かれ道があった。ためらいながら、西へと歩き出そうとした時、目の前に花びらが降ってきた。彼女はにっこり笑い、花びらをつまんで風に乗せた。再び歩き出すと、彼女は東を選んだ。次に現れたのは、南と北への分かれ道だった。するとまた風が吹き、花びらが降ってきて、花の導く南を選んで足を踏み出した。宿駅の東屋が現れた。林奴児が外の茶屋で休んでいると、店員がやってきた。「お嬢さん、白毫茶と六安茶、どちらにします?」「どうしていつも私に選択をさせるの?」「人生は選択の連続じゃないですか!」林奴児はにやりと笑い、お茶を飲み干して、立ち上がった。店員は彼女を外まで送り、にこにこと問いかけた。「お嬢さん、どちらに?」林奴児は答えず、花と、そよ風を見つめた。花は風に、答えも風にあるのだから。