放生池
画像
レベル
Lv.49で開放
紹介
朝の鐘が鳴る前、遠くの青山のふちが赤く光り出した時間、同一和尚はまだ眠っていた。同じ頃、小坊主は部屋を出て、白い息を吐いた。本堂の外には、すでに清掃をする僧侶たちがいた。小坊主は境内をぶらついているうちに、いつの間にか林の奥へと入っていた。そこには放生池がいくつか並んでおり、水中では魚たちが悠々と泳いでいた。その横には、「魚楽国」と書かれた石碑が立っていた。小坊主は放生池のほとりにしゃがみ、その中を泳ぐ魚の群れを眺めていると、少し楽しくなってきた。そのそばに、黒い服を着た男が現れ、小坊主に声をかけた。「お坊さんは、ここの魚たちが本当に幸せだと思いますか?」目の前の男が冗談を言っているようには見えず、小坊主は少し考えてから、質問で返した。「幸せでなければ、どうしてこの放生池は魚楽国と呼ばれるのでしょう?」「ははは、そりゃあ、仏教を信仰する方々が、ただ功徳を積むために、魚たちの世界を作ったのでしょう。」小坊主は真剣な顔で答えた。「仏様は、世界は存在せず、ただ世界と名付けられたものであると説かれました。」黒い服の長髪の男は、離れていく小坊主の背を眺め、合掌しながら、深くお辞儀した。「ご説法、ありがとうございました。」
ステータス
所要材料 | 数 |
900 | |
今すぐ | |
繁栄度・環境 | 445 |
経験値 | |
最大建造数 | 3 |