滑り台
画像
開放条件
Lv.51で開放
紹介
愛を蜂蜜に例えるなら、結婚後の生活は、蜜蜂に囲まれるようなものだった。三人の子供が、いつまでも征を取り囲んで喋っている。その内容は大体、「次男が末っ子のおもちゃを奪った、長男が次男を突き飛ばした、末っ子が長男を転ばせた。」というものだった。ふざけたり、わめいたり、ケンカしたり、大声で泣いたり。さまざまな声が、彼の耳を苦しめた。征がせっかく一人を慰めても、他の二人がまたケンカを始めてしまった。ため息は絶えず、せっかく子どもたちに滑り台を作ってやっても、やはりケンカになってしまった。征は黙って滑り台を登って滑り降りた。意外と面白かったので、もう一度滑った。子供の頃、彼の両親は忙しく、こんなに大きなおもちゃを作ってくれる暇はなかった。一度体験してしまうと、征はこの滑り台が気に入り、楽しくなって子供のように何度も滑った。家事を終えて出てきた南は、三人の子供を放って一人で滑り台で遊ぶ征を見て、怒り出した。「征!あんたそうやって子供の世話をしてるの?!」「いや、違うんだ、見てたら、ちょっと試してみたくなって……」「ちゃんとおもちゃを片付けてから家に入りなさい!みんな、ご飯よ!」三人の子供たちは急に大人しくなり、声を揃えて、「はーい、母ちゃん。」と答えた。南が三人の子供を連れて行くのを見て、やっと解放された気分になった征は、また滑り台を二往復した。部屋の中から声がした。「征、おもちゃは片付いた?終わったら早く食事に来なさい。」「はいはい、すぐ終わるから、今行くよ。」意地になった征は、最後にもう一度だけ滑り台で遊び、名残惜しそうに部屋に入っていった。
ステータス
所要材料 | 数 |
8 | |
1900 | |
450 | |
165 | |
7時間 | |
繁栄度・環境 | 430 |
経験値 | 3436 |
最大建造数 | 3 |