祖廟
開放条件
Lv.47
説明
画像
| 汪家祖廟 | 奚家祖廟 | 李家祖廟 | 葉家祖廟 |
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紹介（汪家）
汪家の族長は、一族の子弟に勉強を教えるため、私塾の先生を雇った。「先生、今後は祖廟の祠堂で授業をしていただけると助かります。科挙に合格しなくとも、読み書きさえできればいいんです。」線香が供えられているのを見た先生は、困った顔で尋ねた。「祖廟で子供たちが騒いでは、ご迷惑になるのでは？」「きっとご先祖様なら、みなの勉強する姿を見て喜ぶはずです！ご安心ください。」私塾を開いて数日、先生は祠堂の外にいつもボロボロの服を着た子供がこっそり来ていることに気付いた。「君も勉強したいのかい？」少年は鼻水をすすり、大きくうなずいた。「したい！……けど、オラ汪家のもんじゃねえんだ。」私塾の先生はこの出来事を族長に話し、二人は私塾を、誰でも通える義塾にすることにした。それ以来、徽州の子供は汪家祖廟に集まり、学びの声が途切れることはなかった。
紹介（奚家）
奚家祖廟にはたくさんの松が植えられている。祖廟の梁にも青い松が描かれており、一族全員松をとても大切にしていた。不思議に思った余所者が尋ねるたび、奚家は誇らしげに古い墨を取り出す。包装を開けると、松の香りがした。もともと奚家の先祖は、徽州の上質な松煙のおかげで墨作りの名家になったのだ。それ以来、奚家には様々な掟が立てられた。例えば、奚家の者が松の木の前を通る時はゆっくり歩くこと、祖廟の松は決して伐採しないことなど。こうして、松を敬う伝統は、奚家に代々受け継がれていった。
紹介（李家）
「もし、李家祖廟はどちらですか？」李じいさんは北方生まれ北方育ちで、徽州に帰ってきた時は既に古希の年になっていた。李じいさんの祖父が徽州を出てから、その一家の者が帰ってきたことは一度もなかったという。「もし、ここは李家の祖廟ですか？」李じいさんがもう一度尋ねると、北方訛りに疎い李家の人々は、警戒の目を彼に向けた。李家は徽州で有名な一族であり、縁談を持ち掛けようとわざわざ訪ねる者も多かった。李家の人が門を閉めようとすると、李じいさんは祖父の名前が書かれた澄心堂紙を取り出した。「うちの紙に間違いない。系図を取ってこい。」族長は目を細めて分厚い系図をめくった。李家の系図は、祖父が李じいさんに残したのと同じ、玉のように滑らかな澄心堂紙を使っていた。族長の手が、李じいさんの祖父の名を見つけて止まった。彼はやっと、一族の元に帰ることができた。
紹介（葉家）
葉家祖廟には舞台が設けられており、正月になると必ず黄梅戯の劇団を招いていた。葉家の門はいつも開け放たれ、門の内も外も、観劇にくる近所の人たちでいっぱいだった。大晦日が過ぎると、人々は四つの方角を拝み、「開門大吉、出門大利、四角吉祥、四季平安！」と大きく唱える。別の家の祖廟は荘厳で静かだが、葉家の祖廟はいつでも賑やかだ。「人は、どんな明かりよりも家を輝かせるものだからね！」みんなを楽しませることこそ幸せなことだ、というのが、葉家の考えだ。
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