坐禅石
概要
レア度 | 画像 | マス |
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効果
3510
入手方法
悪党尋問
塩商
物語
「跏趺坐でも、如意坐でもよい。」同一和尚は小坊主に坐禅の指導をしていた。坐禅の方法を説明し終え、同一が小坊主の方を見ると、なんと小坊主はすやすやと眠っているではないか。同一和尚が小坊主の肩をそっと押すと、小坊主はその腕に体を預け、「お師匠さま、あとお香一本分だけ……」とまた寝てしまった。同一和尚が顔を上げると、笹の葉の隙間から零れた光が、小坊主の顔を照らし、風が吹くと、小坊主の顔に差した木漏れ日もゆらゆらと揺れている。同一和尚は小坊主の顔を見て、優しく微笑んだ。そして、小坊主がぐっすりと夢を見ている間に、彼は後ろから木魚を取り出すと、小坊主の耳の傍でポクポクと打ち叩き始めた。「夜は早く寝ろと何度も言っておるのに、戌吉とソバカスと遊びほうけおって!寝るな!今は坐禅の時間だぞ!」