柏登りの瓢(2022夏)
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
7510
入手方法
厳さま2022夏限定建築
物語
書院の先生は、学を以て現実の問題を解決することを提唱していた。その日、先生は生徒たちに『憫農』を暗唱させた後、一人一つずつ種を持って来て後ろの空き地に植えるよう告げた。そして、種を最も上手に育てた生徒には賞品を与えると発表した。戌吉は、この季節は何を植えれば一番良く育つかと強に尋ね、適当に瓢箪の種を手渡された。翌日、先生はみんなを指揮して畑に種を植えさせ、戌吉も柏樹の横に瓢箪の種を埋めた。強の提案のもと、戌吉は瓢箪の苗に丹念に水と肥料をやり、瓢箪の苗もまた、柏樹の枝にからみついて急速に成長した。しばらく経つと、蔓に花が咲き、柏樹の枝には大小さまざまたくさんの瓢箪がぶら下がって、庭で一番の作物になった。授賞式の日、戌吉は梅ちゃんが羨ましそうな目で自分を見つめているのを見て、とても嬉しくなった。そして先生もまた上機嫌で、数冊の分厚い本を戌吉に押し付け、彼の肩をポンポンと叩いた。「よくできました。これは君の賞品だ、あとで確認するので、帰ってからきちんと暗唱するように。」