山の廃廟
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
15
入手方法
悪党(放火魔)尋問
物語
この秋、山の中腹の小さな土地廟が、悪党の一味に占領された。爽やかな秋の午後、突然の出来事だった。孫大順とお爺さんは廟の外に放り出され、鋭く光る刀数本を首筋に突きつけられた。仕方なく、彼は転んで怪我をしたお爺さんを支えながら、山を下りることにした。幸いなことに麓の善良な住民たちが新しい家を提供してくれた。あの土地廟はお爺さんの手で建てられたもので、土地神像すらも、お爺さんが少しずつ手づから彫ったものだった。お爺さんは、廟で人生の大半を一人で過ごした。ある冬の日、まだ赤ん坊だった大順が廟の前に捨てられるまでは。大順の世話をするため、お爺さんは廟のそばに小屋を建てた。二人は山で野菜や穀物を育て、自給自足の生活を送った。野菜を売って収入に余裕が出れば、お爺さんは大順に本を買ってくれた。しかし、そんな生活も、あの瞬く間の事件によってすっかり様変わりしてしまった。大順は、病床に横たわるお爺さんを見ると、あの悪党どもに刃を向けたくてたまらなくなった!しかし、山中に悪党が出た時点で、知府により一般人は勝手に山を登ることを禁じられていた。大順はこっそり裏道から回り込んでみた。土地廟はひどく荒らされていた。何十年も人が住んでいなかったかのように、机や椅子はもちろん、神像までもが壊され、床は酒瓶だらけだった。しかし危険なため、その場に長居することはできなかった。そして去り際、大順は心に誓った。いつか、自分の手であの悪党どもを捕まえてやると。