本の屋台
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
20
入手方法
イベント
物語
いつまでも科挙に合格できないまま、本屋の呉は年を取り、市場の隅に本の屋台を開いた。呉は字が読めるようになった時から四書五経は好まず、随筆や小説怪談などの暇つぶしに読む本が好きだった。「何十年も無用な本に時間を費やしてちゃ、科挙試験に合格できないのも当然だ」とみんな口を揃えて言った。屋台にはよく貧乏学生が本を立ち読みしに来た。他の店主なら本を買わない奴など見かけようものなら即追い払うところだが、呉はただ嬉しそうな表情を浮かべ、立ち読みに来た人に良い本を勧めることすらあった。時折、屋台に並ぶ本に学生が目を奪われ、「役に立たない本ばかり読んでたら、屋台を出すような駄目な大人になるよ!」と叱られた。しかし、呉にとってこの光景は慣れたもので、全く気にならなかった。役に立たないだなんて、誰が決めたのかな?