飴細工屋台
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
入手方法
ガチャ
物語
勝は商売を学ぼうと考え、新年の灯会で屋台をやってみることにした。サンザシの実が安いのを見て、市場でたくさん買い込み、丸一日かけて実をつぶし、果汁を壺に注いで売ることにした。賑やかな新年の灯会の中、勝の屋台だけが閑散としていた。その夜のたった一人の客は、サンザシの果汁を一口飲んだ後、中の氷が歯にしみたと騒ぎたて、勝に弁償を迫った。「やっぱり俺、商才がないのかな……」「それはどうだろうな!」勝が屋台を片付けようとした時、隣の飴細工屋台の主が蜜入りの皿と串を差し出してきた。「せっかくのサンザシを無駄にするな。飴にしたらどうだ?」試しに何本か作ってみると、あっという間に売り切れた。勝はせっせとサンザシを串に刺し、全ての実が一瞬で底をついた。稼いだ銅貨を飴細工屋と分け合い、勝は人生初の屋台仕事を無事に終えた。