月祀の花灯
概要
レア度 | 画像 | マス |
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効果
30 10
入手方法
イベント(2023中秋灯会)
物語
昨年月を祀る際、霊嬋は人々の願いを全て記録し、一年費やして皆の願いを叶えるために奔走した。
「李おばさんの願いは、米びつの中にいつもお米が入っていることだったわね。」
霊嬋は袋から米をつかみ、李おばさんの米びつに撒き入れると、「一掴みでもあるって言えるよね。」とずる賢いことを考えた。
「徐家の妹さんは絵を習いたいと言ってたわよね、お任せあれ!」 霊嬋は自信満々で手元の紙に印を入れた。
二日後、水都画院の入学通知書が空から降ってきて、徐家の妹の足元に舞い落ちた。
「施はいつまでも若くありたいと……まあ、これは少々……………………」
霊嬋は、憂えた顔で鏡を見つめる施の様子に困り、仕方なく施の鏡をわざと落とした。
「見なければ心配することもないでしょ?」
こうして一年が経ち、また中秋節がやってきた。人々はまた中庭に様々な花灯を飾り、香案に果物などの貢物を供えた。月光と灯光が輝き合い、町を照らした。霊嬋は月祀の花灯の後ろにこっそり隠れ、皆が月に託す願いをせっせと記録した。
今年の彼女も忙しくなりそうだ。