[侵略されるテリトリー]観月はじめ
[侵略されるテリトリー]観月はじめの基本データ
レアリティ | カラー |
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SR | RED |
キャラクター | 特化ステ |
観月はじめ | バランス |
心 | 完凸心 |
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2,545 | 3,153 |
技 | 完凸技 |
2,532 | 3,137 |
体 | 完凸体 |
2,582 | 3,196 |
合計 | 完凸合計 |
7,659 | 9,486 |
テンション | |
120 |
プレイヤースキル | トップスピン・バックハンド |
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16秒間SSSのスコア16%アップ |
サポータースキル | スコアボーナス |
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10秒ごとに39%の確率で6秒間SSSとGREATのスコア13%アップ |
アビリティ | REDタイプの「体」が70%アップ |
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- |
入手方法 | 恒常ガチャ |
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恒常ガチャSR |
備考詳細 |
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- |
イラスト
覚醒前 | 覚醒後 |
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カードストーリー詳細
【前編】
観月はじめ「んふっ、今日の練習も無事終わりましたし、夕食前に紅茶でも――」
ドンッ…
観月はじめ「っ…!?」
千歳千里 「おっと、すまんすまん。ぼんやり歩いとったからぶつかってしもうたばい」
観月はじめ「まったく…気をつけてください。危うくティーカップを落としてしまうところでしたよ?ただでさえ、この202号室には4人も人がいて圧迫感があるんですから――」
ドンッ…
乾貞治 「おっとすまない。前を通らせてもらうぞ。今日は机に向かってきちんとデータをまとめたいからな」
柳蓮二 「失礼、ついでに俺も通らせてもらおう。部屋の奥のほうに本を置いていてな」
観月はじめ「ちょ、ちょっとキミたちまで!くっ…なぜボクが部屋の隅に追いやられなければならないんだ…。」
観月はじめ「他校の生徒との共同生活だからと多少の不便さには目をつむってきましたが――、もう我慢なりません!」
千歳千里 「いきなり大声出してどげんしたと?」
観月はじめ「皆さん、この部屋を平等に使用したくはありませんか?」
柳蓮二 「唐突だな」
観月はじめ「話し合うにはいい機会でしょう」
乾貞治 「ふむ。具体的な案があるのなら聞こう」
観月はじめ「少々お待ち下さい。言葉で説明するより実演を、と思いますが…。そうですね…。では、このレースを使いましょう」
乾貞治 「ジャージのポケットからレースが出てくるとは予測できなかったよ」
柳蓮二 「そもそもなぜ持ち歩いているのか。合宿で使う場面はあっただろうか?」
千歳千里 「はて。俺はちょっと出かけてくるけん」
観月はじめ「待ちなさい。まずはボクの話を聞いてもらいます」
観月はじめ「このレースで床に境界線を引いて、各個人の使用領域をはっきりさせるのはいかがでしょう?私物の管理を自分のテリトリーで行えば、各々の作業も円滑に進むと思いますし」
乾貞治 「部屋を横に等分するだけではスペースが4人分に満たないぞ」
観月はじめ「もちろん分かっていますよ。ですから…、レースをもう1つ使って、さらに割ります」
柳蓮二 「これで4人分のスペースというわけか」
観月はじめ「んふっ…正解です、柳君」
乾貞治 「ふむ、悪くはない案だが、やや広さにムラがある気がするな」
観月はじめ「少々粗いのは致し方ありません。しかし多少の誤差があっても、それぞれが快適な合宿生活を送ることの方が重要とボクは考えますが…どうですか?」
乾貞治 「ふむ…色々と懸念点はあるが、そこまで強く希望するのなら俺はこの提案をのんでも構わない。蓮二、千歳。2人はどうだ?」
柳蓮二 「俺も貞治と同意見だな。好きにするといい」
千歳千里 「ん?俺はべtにどっちでも構わんばい。3人の好きにしてくれんね。さてと…今度こそ、俺は散歩に行くばい」
乾貞治 「千歳の行動は予測が難しいな」
柳蓮二 「同感だ」
観月はじめ「んんっ…とにかくこれで意見はまとまりましたね。話が早い方ばかりで助かります。まあ、ボクの完璧な提案に口を挟む余地がなかったからでしょうが」
柳蓮二 「…納得した、と言った覚えはないのだがな」
乾貞治 「話は済んだんだ。わざわざ蒸し返すこともないだろう」
観月はじめ「何か仰いましたか?」
柳蓮二 「いや。しかし貞治、本当に上手く行くと思うか?」
乾貞治 「さあな。とりあえず様子は見てみよう」
観月はじめ「んーーーっ、満足です。ふふ、これでやっとゆっくり紅茶が飲めますね」
【後編】