【ストーリー】EPISODE 5-51 巡回ブース!

| - 巡回ブース! 美貌の圧制者 |
登場人物
リドル、グリム、トレイ、サイエンス部員A、サイエンス部員B
テキスト全文
── コロシアム ──
リドル:「展示ブースでは、文化部を中心に作品の発表や物販が行われる。」
リドル:「4年生による研究や調査の成果が展示されているブースもあるから、興味があれば覗いてみるといい。」
グリム:「そういや、クルーウェルが文化祭には4年生が戻ってくるとか言ってたんだゾ。」
グリム:「普段は学園で姿を見ねぇけど、どこにいるんだ?」
トレイ:「4年制の魔法士養成学校なら、ほとんどの場合4年目は学外へ実習に出ることになる。」
トレイ:「俺も来年はどこかへ派遣されて、ごくたまにしか学園には戻ってこなくなるはずだ。」
グリム:「ほぇ〜……ジッシューって?どんなことするんだゾ?」
リドル:「行政組織内にある特殊チームでの実習を希望する人もいるし、」
リドル:「遺跡の発掘や調査、古文書の解読などを希望する人もいる。」
リドル:「一般の魔法関連企業のインターンに出る場合もあるよ。」
選択肢:
├ [ 行政組織内にある特殊チーム? ]
└ [ いろんな実習先があるんですね ]
トレイ:「ああ、そういえばユウは魔法がない世界から来たんだったか?」
トレイ:「それじゃあ馴染みがなくても仕方ないよな。」
トレイ:「ツイステッドワンダーランドの消防や警察組織には魔法士のみで編成されたチームがあるんだ。」
トレイ:「そのエリートチームの中でも一際優秀な魔法士を集め様々な要請で特殊任務につく国際機関魔法機動隊(マジカルフォース)は、」
トレイ:「小さい頃から憧れているヤツが多いイメージだな。」
グリム:「エリート!! オレ様も大魔法士になればその魔法機動隊(マジカルフォース)ってのになれんのか?」
リドル:「モンスターが入隊したという話は聞いたことがないけれど、多様性の時代だからね……。」
リドル:「努力によっては、可能性があるかもしれない。」
選択肢:
├ [ いろいろな職業があるんですね ]
└ [ あんまり魔法使いっぽくないですね ]
リドル:「ふっ。現代の魔法使いは、箒で空を飛べるだけじゃダメだということさ。」
リドル:「キミたちも将来のことを考えて、規律を守ってしっかり勉学に励むことだね。」
グリム:「うへぇ、オメー本当に二言目にはそればっかなんだゾ〜。」
リドル:「質問をしておいてなんなんだい、その言い草は。失礼な。」
トレイ:「ははっ。1年生のうちは、将来のことなんて言われても実感わかないよな。」
トレイ:「文化祭では研究発表のような堅い展示だけじゃなく気軽に入れるブースもたくさんあるぞ。」
トレイ:「そうだ。俺の所属するサイエンス部は、「観葉植物カフェ」をやるんだ。少し見ていかないか?」
グリム:「カフェ! 食い物もあるのか?」
グリム:「いくいく!」
── 植物園‐温帯ゾーン ──
グリム:「ふなぁ~。温室にいっぱいテーブルセットが並べてあるんだゾ。」
サイエンス部員A:「あっ、トレイ先輩!」
サイエンス部員B:「おつかれさまです!」
トレイ:「おつかれ。開店準備、手伝えなくて悪いな。」
サイエンス部員A:「いえ。昨日はカフェメニューの仕込みを遅くまで手伝ってもらったので。」
サイエンス部員B:「ルーク先輩なんか、トレイ先輩の淀みない手際を讃えて詩を詠んでいるだけでしたし。」
トレイ:「はは………。確かにあいつは、サイエンス部より文芸部に向いてる気がするよ。」
トレイ:「それにルークは我が校代表として『VDC』に出場する身だ。部活仲間として応援してやってくれ。」
サイエンス部員A・B:「はい!」
リドル:「サイエンス部からカフェの申請があったときには「なぜ?」と思ったけれど……」
リドル:「植物園を使えば、かなり広いカフェスペースが設けられるのか。考えたものだね。」
トレイ:「ああ。人が集まる行事では、いくつ休憩場所があっても良い。」
トレイ:「植物園は温かいし、野外の特設ステージで冷えた身体を温めるにも最適だろ?」
トレイ:「広くて収容人数も多いから、売上も見込める。」
グリム:「なんか、オメーの話聞いてると「サイエンス」は全然関係なくねぇか?」
トレイ:「いや、そんなことはないぞ。」
トレイ:「サイエンス部が研究対象として育てた希少な観葉植物を見ながら休憩をしてもらえる。」
トレイ:「それに料理は科学ともいうし、調理は実験の一環ともいえるしな。」
トレイ:「これは立派な研究発表だ。」
トレイ:「あと、給仕のときには白衣を着る。十分サイエンス部っぽいだろ?」
選択肢:
├ [ つまりは、なんの変哲もないカフェ…… ]
└ [ どのメニューも美味しそうです ]
リドル:「あっ、しまった。もう10時半をまわってしまう。次は校内を確認しに行こう。」
リドル:「11時には一般客が入ってきてしまうからそれまでには一通り見回っておきたいからね。」
── 教室 ──
グリム:「なんだぁココ? がーごいる……研究会?」
グリム:「怖い顔したモンスターの置物がいくつも置いてあるんだゾ。」
リドル:「ガーゴイル……雨樋の役目を果たす彫刻の一種だね。」
リドル:「この研究会はディアソムニアの寮長であるマレウス先輩が主宰のはずだけど……」
トレイ:「どうやら本人の姿がないみたいだな。」
リドル:「マレウス先輩は非常に優れた魔法士だけれど本当に時間にルーズなところがあるからな。」
リドル:「この同好会は先輩1人しか所属していないはずだし開場前に戻ってくるといいけれど。」
リドル:「ブースを無人にしておくのはトラブルのもとだからね。」
トレイ:「まあ……この学園の中じゃ、マレウスの展示にイタズラしようなんて恐れ知らずはいないと思うが。」
リドル:「それもそうか。じゃあ、次のブースへ行くとしよう。」
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