【ストーリー】EPISODE 5-52 遊戯バーチャル!

| - 遊戯バーチャル! 美貌の圧制者 |
登場人物
イデア、グリム、リドル、オルト、トレイ、アズール
テキスト全文
── 講堂 ──
イデア:「あぁあ、研究発表まであと2時間……」
イデア:「心を落ち着かせるためにありとあらゆる方法を試したけど全ッ然落ち着かない。」
イデア:「そもそもなぜ生身で登壇せねばならんのだ?」
イデア:「ハードル高すぎん?」
イデア:「アバター使ったビデオチャットでよくない?」
イデア:「音声ソフトの準備は完璧だけど、人前でノールックタイピングとか正確にやれるの、僕?」
グリム:「なんか、部屋の隅っこでブツブツ言ってるヤツがいるんだゾ。」
リドル:「…………イデア先輩、そんなところでなにをしているんです?」
イデア:「どぅわっ!!! リドル教官!!!なぜここに!?」
リドル:「は? 教官?」
イデア:「あっ、なな、なんでもない。こっちの話。」
リドル:「ステージでの研究発表、準備はできていますか?」
イデア:「ご、ご心配いただかなくても問題ないですし。まあ見といてくだされ。」
イデア:「ヒヒッ。」
リドル:「……? はい。」
リドル:「イデア先輩が専攻されている魔導工学は現代魔法の中でも興味深い論文が多い。」
リドル:「先輩の発表、楽しみにしています。」
イデア:「と、と、とにかく。僕は今最終調整に忙しいから。」
イデア:「ボドゲで遊びたいんならオルトに言って。」
オルト:「リドル・ローズハートさん。トレイ・クローバーさんユウさん、グリムさん。こんにちは!」
オルト:「ボードゲーム部の展示ブースへようこそ!」
オルト:「ここでは古今東西、いろいろなボードゲームを部員たちと一緒に遊ぶことができるよ。」
オルト:「それから、兄さんが開発した魔導式『VRマジカルすごろく』も!」
トレイ:「『VRマジカルすごろく』って?」
グリム:「なんか面白そうなんだゾ!」
オルト:「兄さんが開発した魔導式VRゴーグルをつけると、」
オルト:「プレイヤーはバーチャルリアリティの世界に入り込むことができる。」
オルト:「そこではサイコロが止まったマスによって仮想世界のプレイヤーに様々な出来事がおきるんだ。」
オルト:「もちろんサイコロの出目はプログラム制御による完全ランダム。」
オルト:「テクニックで狙った目を出すようなズルも出来ない。」
オルト:「サイコロに己の命運を託し、ジャングルでモンスターを倒したり、」
オルト:「砂漠で油田を掘り当てたりしながらゴールを目指す。」
オルト:「それが新感覚ボードゲーム『VRマジカルすごろく』さ!」
トレイ:「はたしてそれはボードゲーム……なのか?」
選択肢:
├ [ コンピューターゲームですね ]
└ [ すごく面白そう! ]
オルト:「あ、興味を持ってくれた?じゃあ、ぜひ体験してみてよ。」
トレイ:「ありがとう。でも、今俺たちは見回りの最中なんだ。また今度ゆっくり体験させてくれるか?」
オルト:「そうだったんだ。残念。」
オルト:「じゃあ、また今度!」
アズール:「これはこれは、みなさん。我がボードゲーム部の展示へようこそ。」
リドル:「アズール。そういえばキミもボードゲーム部だったね。」
リドル:「こういう行事の日は、モストロ・ラウンジの運営に精を出しているのかと思っていたけど。」
アズール:「いやですね。僕も学生ですよ、リドルさん。文化部員としてキチンと文化祭に参加しますとも。」
アズール:「それに今回は暇人ども……」
アズール:「いえ、いくつかの運動部と提携しまして。」
アズール:「店舗だけでなく各特設ステージの客席でもドリンクを移動販売することにしたんです。」
アズール:「やはり、今回の文化祭の目玉はパープルステージで」
アズール:「開催される『VDC』ですから。」
トレイ:「へぇ、いろいろ考えてるんだなぁ。勉強になるよ。」
アズール:「寮長の僕や副寮長のジェイドをはじめ、オクタヴィネルは文化部所属の寮生が多い。」
アズール:「来客でラウンジが大混雑してしまうと対応しきれない可能性が高かったので。」
リドル:「そういえば、ジェイドは自分で同好会を立ち上げて活動をしているんだったね。」
リドル:「『山を愛する会』。今回、ブースの申請があったよ。」
リドル:「名前からして、運動部に類する同好会だと思っていたのだけど。文化部なんだね。」
トレイ:「ところで、それは一体なにをする同好会なんだ?」
アズール:「さぁ……僕も詳しくは知りませんが。」
グリム:「あんなおっかねぇヤツが作った同好会なんて絶対こえー活動だろ。」
グリム:「山でヤベーもん掘り起こしたり、あやしいもん埋めたりしてるに違いねぇんだゾ。」
リドル:「あのジェイドならありえるな。様子を見にいってみようか。」
リドル:「「展示」と申請を受けているけれどなにか良からぬことを企んでいるかもしれない。」
アズール:「ええ。ぜひ見に行ってあげてください。きっと喜ぶでしょう。」
アズール:「どうせ、1人で暇をもてあましているでしょうから。」
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