【ストーリー】EPISODE 5-12 不正は見逃せねえ

| EPISODE ◆ 5-12 不正は見逃せねえ 波乱キャンプ! |
登場人物
フロイド、ラギー、セベク、ジャック、レオナ、エース、グリム
テキスト全文
── ドワーフ鉱山‐キャンプ場 ──
フロイド:「ロブスターせんせぇを沼に落とすとき、ユニーク魔法使ってたよね?」
ラギー:「げ……!」
セベク:「そういえば使っていた!」
セベク:「もしかして、魔法石も無しにユニーク魔法を?」
セベク:「僕に忠告しておいて……一番危険ではないか!」
ジャック:「そうっすよ! バルガス先生に言って、体に異常がないか調べてもらった方が……!」
ラギー:「ああっ、やめて!大事(おおごと)にしないで!」
ジャック・セベク:「え?」
ラギー:「……あれはジャックくんが狼になったときと同じ。」
ラギー:「拾った魔法石の欠片を使っただけッスよ。」
フロイド:「おい。」
フロイド:「手元にあった魔法石全部集めて、ウニちゃんのユニーク魔法1回分って言ったよな?」
ラギー:「あはは〜〜。」
ジャック:「……まさかラギー先輩、まだ魔法石を持ってたんすか!?」
ラギー:「ええっと……まあ、そういうことッスね。」
セベク:「あの状況で魔法石を出し渋っていただと!?」
ラギー:「だ、だって! せっかく手に入れた魔法石ッスよ?持ち帰って売ったら、結構な収入になるんスもん!」
ラギー:「そんな値打ちもん、渡したくないでしょ!」
ラギー:「真面目なジャックくんと頑固なセベクくんはバルガス先生に絶対チクるし……」
ラギー:「フロイドくんも、どれだけ約束したって「気が変わった」ってバラしそう!」
フロイド:「ありえね〜!だったらオレがスカッと決めたかった!」
フロイド:「あーあ……コバンザメちゃんにしてやられたわ……。」
ジャック:「不正は見逃せねえ。あとで先生に報告します。」
セベク:「見下げ果てた根性だ。」
セベク:「バルガス先生に立ち向かったときの行動は、尊敬すべきものだったというのに……。」
ラギー:「別に尊敬なんてほしくないッスよ。魔法石のほうが金になるし、よっぽど大事ッス。」
レオナ:「相変わらずセコいことしてんな、ラギー。」
エース:「お久しぶりっす、みなさん!」
ラギー:「レオナさん、エースくん!」
ラギー:「シシシッ、スクワットの成果はどうですか?」
レオナ:「チッ……うるせぇよ。」
レオナ:「そういや、バルガスの野郎に襲われたときネックレスを落としたんだが……」
レオナ:「ラギー、知らねえか?」
ラギー:「え、えーと……どうしてオレに聞くんスか?」
レオナ:「ここに来る前、キャンプ場の入口で部員どもに会ってなァ。」
レオナ:「「ラギー先輩がネックレスを預かってる」と、親切に教えてくれたんだ。」
レオナ:「別に失くしたっていいような代物だが、所在を知っちまった以上、聞くべきだろう?」
セベク:「まさか! 魔法石に続いて、他人の落としたネックレスまで、せしめようとしているのか!?」
ラギー:「預かってただけッス!ネックレスはちゃんと渡すつもりだったから!」
ラギー:「…………」
ラギー:「はい、お返しします。」
レオナ:「ったく、余計な手間かけさせやがって。」
フロイド:「カニちゃ〜〜〜〜〜〜ん………」
エース:「わー……フロイドせんぱーい……」
エース:「あはは……先輩にすっげー会いたかったあ……」
エース:「なーんて……」
フロイド:「あのさあ……」
フロイド:「オレが真面目に仕事してる間にサボってたんだって?」
フロイド:「つまりそれってさあ、オレに絞められたいってことだよね?」
エース:「ひっ!」
エース:「ま、マジですみません! 太ももパンパンになるまでスクワットやらされたんで! 勘弁してください!」
フロイド:「あとで、ウミヘビくんとよぉく相談するわ。」
エース:「あああ……!こんなことならサボんなきゃよかった!」
グリム:「にゃははっ。ズルしようとするからこーなるんだゾ!」
グリム:「これに懲りたら、今度からオレ様にももっと親切で優しく……」
ジャック:「あ、あの!!」
ラギー:「なんスかジャックくん、急にデカイ声出して……。」
フロイド:「なんか今の光景見覚えあるわー。」
フロイド:「昨日の夜だよね? ほら、ウミヘビくんとグッピーちゃんとしゃべってたとき。」
ラギー:「ああ……確かデュースくんが帰ってこないから、焦ったジャックくんが急に来て…………あれ?」
ラギー:「そういえばデュースくん……まだ帰ってこないんスか?」
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