【ストーリー】EPISODE 2-4 初めてだからな

| EPISODE ◆ 2-4 初めてだからな 灼熱ウェルカム! |
登場人物
カリム、トレイ、マレウス、ジャミル、ケイト、グリム
テキスト全文
── 熱砂の国‐絹の街 ──
カリム:「車内は涼しいだろ? みんな、ゆっくりくつろいでくれ!」
トレイ:「そう言われても……こんなVIP並のもてなしをされると緊張してしまう。」
トレイ:「お付きの護衛に守られ、超高級車で移動なんて、普通の学生ではありえないことだからな……。」
マレウス:「…………。」
ジャミル:「どうしました、マレウス先輩。先ほどからずっと難しい顔をされていますが?」
ジャミル:「……ハッ! まっ、まさかここまでのことで、なにか気分を害されるような粗相がありましたか!?」
トレイ:「……というより、ぼーっとしてないか?遠くを見ているぞ。」
ケイト:「そういえば、車に乗ってからなにも言わないよね……。」
トレイ:「窓の外ばかり、ずっと見ているな……。」
トレイ・ケイト:「もしかして……」
トレイ・ケイト:「車酔い!?」
ジャミル・カリム:「えーーーーっ!?」
カリム:「だ、大丈夫か、マレウス!?車を止めたほうがいいか!?」
ジャミル:「慌てるな、カリム! こんな時のために、酔い止めの薬を用意してある!」
選択肢:
├ [ ツノ太郎大丈夫!? ]
└ [ 袋もあるよ! ]
マレウス:「……騒がしい。僕が乗り物酔いなどするわけないだろう。」
マレウス:「車というものを、ゆっくりと堪能していただけだ。」
ジャミル:「そ、そうですか……。安心しました。」
ケイト:「よく考えれば、マレウスくんが静かなのは、いつも通りだよね~。」
トレイ:「早とちりか……やれやれ。」
グリム:「んじゃツノ太郎はなにを見てたんだ?おもしろいもんでもあったのか?」
マレウス:「ただ、外の景色を眺めていただけだ。」
マレウス:「なにせ、僕は車に乗るのが初めてだからな。」
えええーーーーーーっ!!!???
マレウス:「茨の谷には、機械仕掛けのものはほとんどない。それに飛んだ方がよほど早いからな。」
マレウス:「わざわざ地を這う機械など使う必要は無いと思っていたが……」
マレウス:「乗ってみると、広いし、なかなか快適だな。悪くない気分だ。」
マレウス:「これならば、お前達がよく車を使うのも合点がいく。」
トレイ:「この車が特別なだけなんだが……。」
ケイト:「初めて乗ったのが、こんな高級車なんて、レアな体験だよね~。」
グリム:「それにしても、熱砂の国に着いた時は、暑さでどうなることかと思ったゾ!」
ケイト:「エアコンが効いた車内で、ゆっくり出来るのは、カリムくんのおかげだね♪」
トレイ:「……でもちょっと、冷房が効きすぎじゃないか?」
グリム:「そうか? オレ様には、ちょうど良いくらいなんだゾ。」
ケイト:「グリちゃんはほら、フカフカだから。」
カリム:「この国は外が暑いから、部屋の中じゃ冷房の温度を低めに設定しておくのが常識なんだ!」
ジャミル:「そのため、寒暖差で体調を崩すことも多いんです。皆さんには寒すぎたようですね。」
マレウス:「ならば僕が火を噴いて温めるか?」
!?
カリム:「あはは~! マレウスはおもしろいことを言うな!」
トレイ:「……マレウスが言うと、冗談なのか、本気なのか、判断がつかないな。」
ケイト:「ヒヤッとしたせいか余計に体温下がった気がするよ。」
ジャミル:「運転手に車内の温度を少し上げてもらいましょう。ちょっと待ってください。」
トレイ:「……ふぅ、」
トレイ:「だいぶ過ごしやすくなってきたな。ありがとう、ジャミル。」
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