【ストーリー】EPISODE 4-6 ぐんぐん伸びてる!

| EPISODE ◆ 4-6 ぐんぐん伸びてる! 満喫ツーリズム! |
登場人物
ケイト、トレイ、マレウス、店主、ジャミル、カリム
テキスト全文
── 熱砂の国‐ザハブ市場 ──
ケイト:「ん? あそこのアイスのお店、人だかりが出来てるよ。」
トレイ:「買うための列というより、見物客みたいだ。なにか特別なアイスなのかな。」
マレウス:「熱砂の国の氷菓か。注文しないわけにはいかないな。」
マレウス:「1つもらってもいいか。」
店主:「あいよ! お兄ちゃんは観光客かな?ウチのアイスを食べたらビックリするぞ。」
店主:「今すぐ用意するから、このカップを持って待っててくれ。」
シュッシュ!
ガチャガチャ!
ケイト:「うわ! 棒でこねたアイスがぐんぐん伸びてる!」
ケイト:「おっもしろーい!」
カシャ
店主:「はい、出来上がり!さあ、お兄ちゃん。カップを差し出してくれ。」
マレウス:「ああ。」
ヒョイ!
スカ!
マレウス:「む……!?」
ケイト:「わっ! 目の前からアイスが消えちゃった……!?」
店主:「ほら、ちゃんと取ってくれないと困るよ。」
マレウス:「あぁ。次はしっかり受け取る。」
ヒョイ!
スカ!
マレウス:「……。」
店主:「あはは、どうだい!伸びるアイスなんて、初めて見ただろう!」
トレイ:「マレウス……もう何回も、アイスを鼻先に突き出されては、じらされているな……」
ジャミル:「うわーーーー!!!」
ジャミル:「申し訳ありませんマレウス先輩!遊びとは言え我が国の者が無礼な真似をッ!!」
ジャミル:「どうか、どうかお目こぼしを……!」
マレウス:「……なにを言っているんだ、バイパー?」
ジャミル:「いや……あの、ずっとアイスを取らせないイタズラをされてお怒りになっていましたよね?」
マレウス:「これくらいで、僕が怒るわけがないだろう。」
マレウス:「店主のパフォーマンスに感動していたんだ。」
店主:「ショーはここまで。さぁ、食べてくれ!」
マレウス:「ありがとう。いただくとしよう。」
ぱく……
マレウス:「なかなか良い味だ。食感も面白い。これは気に入ったぞ。」
ジャミル:「はぁ、それはよかったです……。」
トレイ:「すみません。これを1つください。」
店主:「はい、ありがとうございます!」
カリム:「トレイ、バンダナを買ったのか?」
トレイ:「あぁ。この衣装を着た時から、興味があったんだ。」
トレイ:「柔らかいし、綺麗だし……なによりいい記念になるかなと思って。」
カリム:「『絹の街』の織物は、熱砂の国の中でも一番だって言われてるからなー。」
トレイ:「もっとも、こういうものを買ってもあまり使い道がわからないんだけどな。」
カリム:「使い道?好きなように使えばいいじゃないか。」
トレイ:「うーん。俺が普段使いにするには少しハードルが高いかもしれない。」
カリム:「そうか?」
カリム:「今頭に巻いてるのも、すごく似合ってるぞ!」
カリム:「巻き方に困ったらいつでもスカラビア寮に来てくれ。」
トレイ:「助かるよ。」
カリム:「ジャミルが教えてくれるからさ!」
トレイ:「自分で巻いてなかったのか!?」
トレイ:「……ジャミルに迷惑をかけるのも申し訳ない。しっかり覚えておくようにするよ。」
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