【ストーリー】EPISODE 4-8 ただの従者だ

| EPISODE ◆ 4-8 ただの従者だ 満喫ツーリズム! |
登場人物
猿、泥棒、ジャミル、グリム、警察官、花火師、カリム、トレイ
テキスト全文
── 熱砂の国‐ザハブ市場 ──
猿:「ウキキー!」
泥棒:「ご苦労だったな。成果はどうだった?」
ジャラジャラ!
泥棒:「やるじゃないか、大収穫だぞ!
さすが年に1度の花火大会だ。」
泥棒:「祭りに浮かれてる奴らがたくさんいやがる。いいカモだぜ!」
泥棒:「まだまだ人出はどんどん増える。盗んで盗んで、稼ぎまくるぞ!」
???:「猿を操って、スリをさせるとは……大道芸人にしか出来ない芸当だな。」
???:「だが、貴様のくだらない悪巧みはここまでだ。」
泥棒:「! 何者だ、アンタは!?」
ジャミル:「面倒ごとが嫌いな、ただの従者だ。」
泥棒:「な、なぜここがわかった!?」
ジャミル:「盗んだ物をすぐに品定めするために、貴様は一番人気のない場所を選ぶはずと思ったのさ。」
泥棒:「チッ! 捕まってたまるか!」
ジャミル:「ふっ、逃げても無駄だ。」
泥棒:「くっ、仲間がいたのか。」
泥棒:「だがこの町は俺たちの故郷。逃げるのは簡単だ。」
泥棒:「こっちの抜け道を使えば……」
泥棒:「なにっ!?」
グリム:「ここは通さないんだゾ!」
ジャミル:「この街を熟知しているのは、お前だけじゃない。」
ジャミル:「裏道を使おうが、水路を小舟で移動しようが、
撒かれたりはしないさ。」
ジャミル:「この辺りに繋がる道は全て『凄腕の魔法士』たちで塞いでいる。」
ジャミル:「逃げおおせられると思うな。」
泥棒:「……こうなったら、力づくで逃げるだけだ!痛い目にあわせてやるぜ!」
ジャミル:「そっちこそ覚悟しろ。」
ジャミル:「先輩たちのエスコートに観光案内……」
ジャミル:「……こっちは面倒なことをずっとやってきたんだ!」
ジャミル:「スリごときで、これまでの苦労を水の泡にしてたまるものか!!!!」
ジャミル:「この落とし前……」
ジャミル:「高くつくぞ。」
── 熱砂の国‐絹の街 ──
警察官:「スリの被害が相次いでいて、犯人を探していたが、キミが捕まえてくれたんだね。」
警察官:「ありがとう、おかげで助かったよ。あとはこちらに任せてくれ。」
泥棒:「うー……もう、泥棒なんてしないから勘弁してくれ……。」
猿:「ウキー……。」
警察官:「盗まれた物は、全て持ち主に返しておくから。」
ジャミル:「すみません、探していた物があるのでこれだけ受け取らせてもらいます。」
ジャミル:「おじさん。盗まれたUSBメモリというのはこちらですか?」
花火師:「おお、これだ!これが盗られたUSBじゃ!」
花火師:「本当に助かったわい!」
カリム:「良かったな、おっちゃん!これで花火を打ち上げられる!」
花火師:「あぁ。キミたちのおかげで、街中のみんなが、明るい気持ちで花火大会を迎えられる。」
選択肢:
├ [ 大活躍だったね! ]
└ [ 格好よかったよ! ]
グリム:「ワッハハハ! オレ様、すげーだろ?」
トレイ:「グリムの手柄というよりも、ジャミルが犯人を逃がさなかったおかげだろう?」
ジャミル:「そんなことないですよ。俺は自分の仕事をしたまでです。」
ジャミル:「さぁ、そろそろ陽が落ちてきました。花火大会の会場へ行きましょう!」
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