【ストーリー】EPISODE 6-2 不穏エクスプレイン!

| EPISODE ◆ 6-2 不穏エクスプレイン! 冥府の番人 |
登場人物
クロウリー、エース、デュース
テキスト全文
── オンボロ寮‐談話室 ──
クロウリー:「前にも説明しましたが……」
クロウリー:「オーバーブロットとは、術者の体に蓄積しきれなくなったブロットがあふれ出して起こる現象です。」
クロウリー:「ブロットは魔法を使用すると発生する廃棄物。強い毒素と、淀んだ魔力を含んでいます。」
クロウリー:「そしてそれは、術者の強い負の感情を具現化したかのような巨大な化身を形作る。」
エース:「オーバーブロット状態を落ち着かせるためには……」
エース:「あの化身をなんとかして本人から引き剥がさないとダメなんだよね。」
デュース:「ああ。今まで僕たちが遭遇した事件では、先輩たちをそうやって正気に戻してきたと思う。」
クロウリー:「……ええ。オーバーブロット状態を解消するには、化身と対象者の魔法的連結を断ち切るしかない。」
クロウリー:「消失の際、化身内で凝縮されたブロットが、結晶化したという例があるそうです。」
エース:「ブロットが、結晶化?」
クロウリー:「魔法石も、地中や空気中に流れる魔力がなんらかの要因で結晶化したもの。」
クロウリー:「ですから、魔力の澱(おり)であるブロットが結晶化しても不思議ではない。」
クロウリー:「とはいえ、私も現物を見たことはありません。」
クロウリー:「まず、オーバーブロット自体が極めて稀な現象なので……」
クロウリー:「しかし、ううむ。」
選択肢:
├ “極めて稀”にもう何度遭遇したか…… ]
└ [ 本当に稀な現象なんですか? ]
エース:「ねえ、学園長。今の話って、つまり……」
エース:「ブロットは少しでも身体に悪影響なのに、それをさらに凝縮したのが“黒い石”……ってことだよね?」
クロウリー:「ええ。」
エース:「そんなもん何個も食ってたとしたら、なにも影響がないわけなくね?」
デュース:「じゃあ、グリムはその石を食べた影響で凶暴に……?」
クロウリー:「……すべては憶測です。そして、グリムくんは我々と意思疎通できるといっても、やはり[魔獣(モンスター)だ。」
クロウリー:「ユウくんを攻撃してきた凶暴な姿が、彼の本性である可能性もある。」
クロウリー:「明日も引き続き総合文化祭が開催されます。」
クロウリー:「他者に危害を加える危険なモンスターを野放しにしておくわけにはいきません。」
デュース:「危険なモンスターって! グリムですよ!?」
クロウリー:「私だってグリムくんを疑いたくはありません。」
クロウリー:「モンスターとはいえ、彼を信じて学園に迎え入れたんですから。」
クロウリー:「しかし……。」
クロウリー:「彼の状態によっては、もうこの学園にはいられなくなるでしょう。」
エース:「え、それって……。」
クロウリー:「とにかく。すぐに教員と寮長を集め、一刻も早くグリムくんを捕獲しなくては。」
デュース:「そ、そんな!」
クロウリー:「私はこれで失礼します。」
クロウリー:「ユウくんはしっかり戸締まりをすること。ハーツラビュルの2人は、寮に戻るように!」
クロウリー:「……そろそろ“彼ら”が動き出す頃かもしれませんね。」
エース:「え?」
クロウリー:「いえなんでも。」
クロウリー:「ああ、忙しい忙しい……。」
エース:「状態によっちゃ学園にいられなくなるって……」
エース:「グリムが、危険なモンスターとして退治されちゃうかもってこと?」
デュース:「グリムに限って……」
デュース:「いや、確かに意地汚いし我慢はきかないし自分勝手なところはある。」
デュース:「でも理由なくユウや他の生徒を傷つけるような真似、あいつはしない……」
デュース:「……しないはず。たぶん……きっと……。」
エース:「こーら、逆に不安を煽るようなこと言うなって。」
エース:「まあ、モンスターって猛獣だし、人里に出て悪さすればニュースにもなる。学園長の言うことにも納得。」
デュース:「エ、エース……お前!」
エース:「でも入学してから半年、ユウとコンビでなんだかんだ上手くやってたじゃん。」
エース:「……オレらともさ。」
デュース:「…………!」
デュース:「ああ。他のクラスメイトとも、すっかり打ち解けてた。」
エース:「で、どうする? つーか、ユウはどうしたい?」
選択肢:
├ [ ……グリムに直接話を聞きたい ]
└ [ こんなことでグリムとお別れは嫌だ! ]
エース:「そうくると思った。んじゃ、パパッとあのバカを探し出しますか。」
デュース:「だな! みんなより先にグリムを見つけて、1発シメたら話を聞こうぜ!」
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