【ストーリー】EPISODE 6-5 会合アゲイン!

| EPISODE ◆ 6-5 会合アゲイン! 冥府の番人 |
登場人物
ジャミル、ルーク、カリム、ヴィル、デュース、エース、エペル
テキスト全文
── オンボロ寮‐談話室 ──
ジャミル:「さて、総合文化祭も無事に終わり、」
ジャミル:「俺たちNRCトライブも解散したわけだが……。」
ルーク:「ノン。ヴィルは“解散“ではなく、“凍結”という選択をしたのさ。」
ジャミル:「表現は別になんでも構いません。それにしても……」
カリム:「突然「元NRCトライブは放課後オンボロ寮に全員集合!」だなんて。」
カリム:「なにかあったのか? ヴィル。」
ヴィル:「みんな、集まってくれてありがとう。グリムがいないけど……今はしかたないわね。」
デュース・エース:「…………。」
ヴィル:「今日はみんなに大切な話があるの。」
ヴィル:「…………まずは、『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』当日の件。」
ヴィル:「みんなの信頼を裏切る行為をしてしまったことを、謝罪させて。」
えっ……。
ヴィル:「負けを悟って、ライバルに呪いをかけようとするだなんて……世界で一番醜い行為だったと反省してる。」
ヴィル:「本当に、ごめんなさい。」
エペル:「あ、あのヴィルサンが深々と頭を下げるなんて……。」
ジャミル:「でも、呪いに関しては未遂に終わった話でしょう?」
カリム:「そうだよ。お前はネージュを傷つけてなんかない。」
ヴィル:「……それは、止めてくれたルークや、カリム……アンタたちみんながいてくれたからよ。」
ヴィル:「でもそんなアンタたちを……オーバーブロットしたアタシは、傷つけた。」
ヴィル:「もしかしたら、アタシも、アンタたちも……命を落としていたかもしれない。」
ルーク:「………………。」
ヴィル:「魔力が尽きるほど戦い抜いた後でのステージ。」
ヴィル:「どれほどの気力があったって、練習したパフォーマンスの100%を発揮できたとは思えない。」
エペル:「そんなことねえ!あのステージは、今までで最高だったはずです!」
デュース:「そうですよ。シェーンハイト先輩だって、僕たちだって……今までで最高の力を出し切れた!」
エース:「…………。」
エース:「……でもま、その“最高”ってオレらの主観……だけどね。」
デュース:「なっ! お前また、そんなことを……っ!」
エース:「生死をかけた戦いを乗り越えて、超ラッキーにもマレウス先輩にステージ修復してもらって……」
エース:「全力でラストまで踊りきった。」
エース:「マジで凄かったし、オレだって最高のステージだったと思ってる。でも……」
ジャミル:「演者の満足感は、観客の満足感とイコールではない……ということだな。」
エペル:「そ、それは……。」
ヴィル:「エースとジャミルの言う通りよ。」
ヴィル:「後から収録された映像を冷静に見れば見るほど……」
ヴィル:「アタシたちが普段の実力の半分も発揮できなかったことがわかる。」
ヴィル:「ズレるポジショニング、上がりきらない足、ばらつく指先。」
ヴィル:「……あんな激しい戦いの後なんだから、当然よ。」
ヴィル:「“全力”だった。でも、“万全”じゃなかった。」
ヴィル:「アタシは、アンタたちメンバーを“万全”な状態でステージに送り出すことができなかった。」
ヴィル:「VDCで優勝できなかったのは、アタシのせい。」
ヴィル:「本当に、リーダー失格よ。」
< >

