【ストーリー】EPISODE 6-7 慰労ダイレクト!

| EPISODE ◆ 6-7 慰労ダイレクト! 冥府の番人 |
登場人物
エペル、ヴィル、デュース、ルーク、カリム、ジャミル、エース
テキスト全文
── オンボロ寮‐談話室 ──
エペル:「そったの、いらねじゃよ!」
ヴィル:「トレーニングによる約1ヶ月のスケジュール拘束と、出演料。」
ヴィル:「ギャラと考えれば、ありえない金額でもないわ。」
デュース:「で、でも……。」
ヴィル:「………「アタシの気持ちをお金で買おうとしないで」」
ヴィル:「なんてマネージャーに言っておきながら、償う方法がこれしか思いつかないのはお笑い種だけど……。」
ヴィル:「このままじゃ、アタシが前に進めない。どうか、アタシのためにも受け取って欲しい。」
ルーク:「…………。」
カリム:「…………よし、わかった!」
カリム:「そのギャラ、受け取るぜ!」
ジャミル:「カリム!?」
カリム:「言っとくけど……」
カリム:「オレは負けた責任がヴィルにあるなんてちっとも思ってないからな。」
カリム:「でも、これでヴィルが自分の心にケジメをつけて前に進めるってんなら、オレは受け取る。」
カリム:「……で! オレは受け取ったギャラを、全部オンボロ寮に寄付するぜ!」
ええええ〜〜〜!?
ジャミル:「またお前は……。ネージュの話に感化されたか?」
カリム:「そういうわけじゃなくて……いや、そうといえばそうかも?」
カリム:「オンボロ寮での合宿中、オレ、すげぇびっくりしたんだ。」
カリム:「本っっっっっ当にいろんなとこがボロくてさ!」
選択肢:
├ そ、そんなに力いっぱい…… ]
└ [ これでもかなりマシになったんですが…… ]
カリム:「シャワーからお湯が出ない時はあるわ、雨漏りはするわ、隙間風は入ってくるわ……」
カリム:「オレ、あんなの生まれて初めてだったぜ!」
カリム:「オンボロ寮の名は伊達じゃねえなって。」
カリム:「あっはっは!」
ジャミル:「……確かに、それは否定はしない。」
カリム:「ユウにも、ここに住んでるゴーストたちにも合宿中には世話になった。」
カリム:「なによりオレが、オンボロ寮での合宿、すげー楽しかったんだ!」
カリム:「だから感謝の気持ちを込めて、オンボロ寮をキレイにしたい!」
カリム:「オレがもらったギャラなんだ。使いみちは自由だろ?」
ルーク:「……[黄金の君(ロア・ドゥール)。キミは本当に、黄金の名にふさわしい心の持ち主だね。」
ジャミル:「主人の厚意を、従者が無下にするわけにはいかないな。」
ジャミル:「俺もギャラとして、その金を受け取ります。その上で、オンボロ寮に寄付する。」
ジャミル:「元より金なんておまけみたいなものだ。」
エペル:「僕は……ヴィルサンと約束したのに、愛らしさでネージュに勝てなかった。」
エペル:「約束を果たせなかったのに、自分のためのギャラなんてもらえない。」
エペル:「でも、ヴィルサンの気持ちも近くで見てたから痛いほどわかるんだ。」
エペル:「だから、お金はもらう。そして……」
エペル:「僕も、オンボロ寮に全部寄付する!」
エペル:「……綺麗にして、グリムクンが帰ってきた時にびっくりさせたいし。」
エペル:「ね?」
選択肢:
├ [ ありがとう……! ]
└ [ い、いいのかな……? ]
エース:「え〜〜……みんなしてそういう空気作る〜?」
デュース:「う、ううう……ギ、ギャラがあれば、家計が楽に……でも……。」
エース:「オレはもらうぜ。くれるってんなら、遠慮なくいただきまーす!」
エース:「めちゃキツいことやらされたわけだし?新しい靴とか服とか欲しいと思ってたし?」
デュース:「ぼ、僕も……、」
デュース:「いや、でもやっぱり僕は……。」
エース:「デュース、良い子ぶって無理すんのやめろって。」
エース:「第一、オレら最初から賞金目当てで参加したんじゃん。なんでここで遠慮するわけ?」
デュース:「それは……でも……。」
ヴィル:「デュース。寄付という行為は、同調圧力でするものじゃないわ。」
ヴィル:「アタシの失態は、こんな方法で償いきれないことはわかってる。」
ヴィル:「けど、アタシは最初に『賞金の山分け』という言葉で参加者を募った。」
ヴィル:「だから、これが今のアタシに出来る最大限の誠意。」
ヴィル:「アンタたちに命を救われたの。胸を張って、受け取ってちょうだい。」
デュース:「…………………………………」
デュース:「っ、わかり、ました。」
デュース:「ありがとうございます!!!」
ヴィル:「アタシの話、ちゃんと聞いてた?お礼を言う必要はないわ。」
ルーク:「私のぶんも、約束通りオンボロ寮に寄付させてもらうよ。」
ルーク:「共に汗を流す、あの美しい時間を過ごせただけで私にとっては十分すぎるほどの価値がある。」
ルーク:「これ以上はもらいすぎさ。」
カリム:「おお〜っ! それだけの予算があれば、色んなとこが直せるんじゃねぇか?」
カリム:「雨漏りの修理は当然として、色褪せてる壁紙やカーテンも取り替えたいよな。」
カリム:「なにより、今のままじゃ地味すぎる!それから、ソファーの布も張り替えようぜ。」
ジャミル:「いや、水回りやガス、ライフラインの整備が先決だろう。」
ジャミル:「まずは予算内で修理箇所の優先順位をしっかり決めないと……。」
ルーク:「ふふ、素敵なリフォームになりそうだね。」
エース:「オレのギャラは寄付してやんないけど……」
エース:「グリムが戻ってきたら、ふたりに学食でスペシャルランチくらいはオゴッてやるよ。」
デュース:「だな。カフェラテとデザートもつけてやる!」
選択肢:
├ [ 楽しみにしてる ]
└ [ みんな、ありがとう ]
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