【ストーリー】EPISODE 6-12 同刻エブリワン!

| EPISODE ◆ 6-12 同刻アザーズ! 冥府の番人 |
登場人物
ラギー、レオナ、アズール、イデア、オルト
テキスト全文
── 植物園‐温帯ゾーン ──
ラギー:「ガルル……。なんスか、アイツら。嗅いだことねぇ、嫌な臭いがする。」
レオナ:「!!」
レオナ:「アイツらのスーツのマークは……。」
ラギー:「どこの誰だか知んないけど、コイツら、レオナさんに挑むなんてとんだ命知らずッスねえ。」
ラギー:「ヤツらの注意を引くのはオレに任せてください。その隙にいつも通りレオナさんの魔法で……」
レオナ:「いや。降参する。」
ラギー:「えっ……ええっ!?」
???:「…………。」
???:「所持している全魔法道具の提出を要請する。」
レオナ:「…………ほらよ。」
パシッ!
レオナ:「俺のマジカルペンはこれだ。受け取れ。」
ラギー:「な、なんでッスか! 相手はたった3人。アンタなら楽勝で勝てんだろ!?」
レオナ:「シー……。アイツらのベストの下に隠されてるのは分厚い財布じゃなく、防魔プレートだ。」
レオナ:「お前も変な気をおこすんじゃねぇぞ。」
ラギー:「防魔プレートって……魔法執行官の制服とかに使われてる、魔法を弾く素材?」
レオナ:「詳しいな。地元で魔法使った悪さして、奴らの世話になったのか?」
ラギー:「まあ、むか〜し少し……。」
ラギー:「って、冗談言ってる場合じゃないッスよ。どう考えてもヤバいでしょ、この状況。」
レオナ:「………連中のスーツに刻まれたマークを、王宮で何度か見かけたことがある。」
レオナ:「奴ら、おそらく“渡し守(わたしもり)”だ。」
ラギー:「わたしもり……?」
レオナ:「…………いいから。足の間に尻尾を挟んで、大人しくしてろ。」
???:「………ナイトレイブンカレッジ認定装備の魔法道具と正式に確認。」
???:「被検体B、無抵抗の意思を確認。………ご同行願おう。」
レオナ:「いいだろう。」
レオナ:「だが護送は丁寧に頼むぜ? こう見えて繊細な王子サマなんでね。手荒い運転だと酔っちまう。」
ラギー:「ちょ、ちょっ、レオナさんッ!?」
レオナ:「ラギー、俺が戻るまで、サバナクローはお前に預ける。うまくやれ。」
レオナ:「…………まァ、戻ってこれるかどうかはわからないがな。」
ラギー:「え……っ?」
シュワアアアア……!!!
ラギー:「おいちょっと待てよ!」
ラギー:「レオナさーーーん!!!!!」
── 教室 ──
ズドン!!!!!!
アズール:「うわっ!? 一体何事です?」
イデア:「あーーっ!!」
イデア:「今のゲーム、拙者のほうが優勢だったのに!チェスの盤面グチャグチャ!」
アズール:「そんなこと言ってる場合ですか!絶対に緊急事態が発生していますよ!」
イデア:「オルト、状況の解析を。」
オルト:「了解。」
ピピピ
ピピ…
オルト:「──学園の魔法結界にむけ、高出力の魔導ビームが照射された模様。現在、結界に複数の破損あり。」
オルト:「敷地内に部外者の生体反応を複数確認。」
アズール:「侵入者……!?」
イデア:「人数は?」
オルト:「現在15の生体反応を確認。また、上空に複数の熱源を感知。侵入者の数値は増加する可能性があります。」
イデア:「学園の障壁をやぶれる魔導ビーム……、侵入者の装備は? わかる範囲で。」
オルト:「高度・移動速度から箒、あるいは魔導を用いた飛行装置に搭乗。」
オルト:「魔法弾、及び電気性魔導ビームが使用されています。」
オルト:「………移動ガジェットの性能、魔導エネルギー回路の性質により、『S.T.Y.X.』(ステュークス)製と判断。」
イデア:「あー、最悪。……ってことは、“渡し守”か。」
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