【ストーリー】EPISODE 3-6 なんでもありッスね

| EPISODE ◆ 3-6 なんでもありッスね 遭遇デンジャラス! |
登場人物
リドル、オルト、ラギー、ゴーストA、ゴーストB、ゴーストC
テキスト全文
── 異空間‐虚ろな墓地 ──
リドル:「おや、小さな建物がある。霊廟かな?」
オルト:「いかにもあやしいね。もしかしたら、さっき逃げていったゴーストが隠れてるかも!」
ラギー:「鍵はかかっていないみたいッス。中を調べてみましょ。」
えっ!?
── 異空間‐呪われた廃村 ──
リドル:「確かに建物の中に入ったはずなのに……また外!?」
リドル:「どうやらあの扉は、全く別の空間に繋がっていたらしいね。」
ラギー:「しかも扉は消えちゃったし。さすがゴーストの世界。なんでもありッスね。」
オルト:「門があるよ。行ってみよう!」
リドル:「小さな家がぽつぽつ並んでいる……集落のようだが、そんなに広くはなさそうだ。」
オルト:「どのお家も、今にも崩れ落ちそうなぐらいボロボロ……。」
オルト:「……ユウさんとグリムさん、無事だといいんだけど。」
リドル:「ああ……ボクも気にかかっていたところだよ。」
ラギー:「2人とも、もしかしなくてもボロ家からユウくんのこと連想したでしょ。」
ラギー:「まあ、確かにどの家もオンボロ寮みたいッスよね。年季入ってるし、人の気配も……」
ラギー:「ハッ!」
ラギー:「みんな、あっち見て!
ほら、道の先の広場のほう。」
ゴーストA:「鏡の欠片……鏡の欠片はどこだあ……。」
ゴーストB:「早く見つけて、あのお方に届けないと!」
オルト:「ゴーストたちだ……たくさん集まってる。」
リドル:「やつらもここで鏡の欠片を探しているらしいね。」
リドル:「よし! 今すぐに取り押さえて、尋問を……」
ラギー:「ストーップ!」
ラギー:「リドルくん、何匹いるのかわからないゴーストを片っ端から叩きのめしてたら、身が持たないッスよ!」
オルト:「ラギー・ブッチさんの言う通りかも。」
オルト:「魔法は無限に使えるわけじゃないし……充電ができない今、僕のバッテリーにも限りがある。」
オルト:「力は最小限に抑えた方が、僕らをはじめ、兄さんや
消えた生徒たち、全員の生存確率がアップすると思う」
リドル:「確かにそうだね。……ではこうしよう。」
リドル:「今ボクらが探すべきは、この事件の黒幕に
つながる重要な手がかり……」
リドル:「例の招待状に記されていた“鏡の欠片”だ。」
リドル:「それを持たぬゴーストとの無意味な戦闘は避ける。」
リドル:「代わりに、やつらよりも先に鏡の欠片を見付けよう。」
リドル:「できる限り力を温存しながら、黒幕の待つハロウィーンパーティーを目指すんだ。」
リドル:「そして、」
リドル:「悪の源を直接絶つ。」
オルト:「うん! それなら鏡の欠片を探すゴーストたちの邪魔もできるね。」
リドル:「よし。では今からこの廃村で、鏡の欠片探しだ。」
ラギー:「おー!」
リドル:「……ラギー、どうしてそんなにニコニコしているんだい?」
ラギー:「シシシッ。だって廃墟で宝探しッスよ?
これでテンション上がらないわけがない!」
ラギー:「お宝って、こういうところに隠してあんのが定石ッスからねぇ~!」
リドル:「お宝?」
リドル:「ここは廃墟だよ。キミが喜ぶような宝なんてあるわけがないだろう。」
ラギー:「リドルく~ん。キミにはわかんないんスか?このロマンが!」
リドル:「ロ、ロマン?」
ラギー:「そう! 古びた墓地、人気の無い博物館、汚い沼、打ち捨てられた廃村……」
ラギー:「そういう寂れたところにこそ、黄金の都への入り口があったりするんスよ!!」
オルト:「あっ、もしかしてトレジャーハントのお話?」
オルト:「兄さんも、トレジャーハンターが主役のアドベンチャーゲームをよくプレイするよ。」
オルト:「海や砂漠や森を駆け抜けて、仲間と出会って、ヒントを集めて……ワクワクするよね!」
ラギー:「そうそう! それで最後には巨万の富を得る主人公たち……く~羨ましい。」
ラギー:「ガキの頃、近所のみんなと回し読みしてた漫画にそういう話があってさ。憧れたなあ。」
ラギー:「「こんなところにあるわけない」なんて決めつけが、お宝への道を遠ざけるんス!」
リドル:「そうなの? よくわからないな……。」
ラギー:「考えててもしゃーないッスよ! まずは1軒目、今にも屋根が崩れそうなこのボロ家からいってみよ~!」
ゴーストC:「ぎゃーっ!」
リドル:「ゴースト!? 家の中にもいたのか!」
ゴーストC:「よ、よくもレディの家に無断で侵入したわね。」
ラギー:「えっ、ここに住んでるの!?」
ゴーストC:「この泥棒! 不届き者!」
ゴーストC:「許さないわ!」
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