【ストーリー】EPISODE 3-7 ……何か問題でも?

| EPISODE ◆ 3-7 ……何か問題でも? 遭遇デンジャラス! |
登場人物
ゴーストC、オルト、ラギー、リドル、ゴーストD、ゴーストE
テキスト全文
── 異空間‐呪われた廃村 ──
ゴーストC:「ひいい、このままじゃ消されちゃう。誰か、誰かお助け~~~!」
オルト:「力を温存する!」
オルト:「って言ったばっかりだったのに……。」
ラギー:「早速バトッちまいましたね……。」
リドル:「い、今のは不可抗力だろう。向こうが先に襲いかかってきたんだ!」
リドル:「……ノックもなしに侵入したのは確かにマナーがなっていなかったけれど。」
リドル:「それに、中にいるのなら鍵くらいはかけるべきだ。不用心な。」
リドル:「……ゴホン。でも、今後は不用意にドアを開けない方がいいかもしれないね。」
リドル:「またゴーストと鉢合わせるかもしれない。
鏡の欠片を探すのは、屋外にしよう。」
ラギー:「ええー。せっかく家の中を物色できると思ったのに~。」
リドル:「まだ宝の話をしているのかい? そんなものあるわけないとさっきも言っただろう。」
リドル:「そもそも宝物やそのヒントを、わざわざ廃村に隠す意味がわからない。」
リドル:「本当に大切な物ならば、肌身離さず自分で持つか、」
リドル:「安全対策をしっかり講じている機関に預けるべきだろう。」
ラギー:「元も子もないこと言わないで。物語にはセオリーってものがあるでしょ!」
リドル:「セオリーと言われても……ボクは、キミたちの言う漫画もゲームも触れたことがないからね。」
リドル:「現実的な意見を述べたまでさ。」
オルト:「そっか。リドル・ローズハートさんは漫画やゲームにあまり馴染みがないんだね。」
オルト:「それじゃあ映画や小説は?」
オルト:「宝探しをする冒険もの!」
オルト:「僕はね、『お髭船長の冒険』シリーズが大好きで……」
リドル:「娯楽映画や娯楽小説も嗜んだことがないね。
ああ、でも偉人の自伝ならかなりの冊数を読んだよ。」
リドル:「ボクがオルトぐらいの歳の頃にはもう、医療辞典を
読んでいたし……」
リドル:「なにか問題でも?」
ラギー:「うへぇ……。」
オルト:「そんなぁ……娯楽作品は、豊かな情操を育むためにも必要だってエビデンスもあるんだよ。」
ラギー:「リドルくん、ロボットのオルトくんに情操の発育を心配されてるのやばくないッスか……。」
リドル:「な、なんだい2人でよってたかって……」
リドル:「余計なお世話だ!」
リドル:「それに流行の作品は知らなくても、教養として必要な古典作品は全て押さえている。」
リドル:「宝探し? 冒険? 学ぶべき点のない作品に
わざわざ触れる意味なんてないね。」
ラギー:「そうかなあ。リドルくんって頭いいし、宝探しとか冒険モノとか楽しめるタイプだと思うんスけどね。」
リドル:「頭が良いことと宝探しに、なんの関係が?」
ラギー:「関係大ありでしょ! 宝探しって、謎解きみたいなもんだし。」
リドル:「謎解き?」
ラギー:「そうそう。例えば……あ、漫画でこんなシーンがあったッス。」
ラギー:「主人公が、怪物に取引を持ちかけられるんッスよ。」
ラギー:「「お前が笑うと笑う。お前が泣くと泣く。常に寄り添ってくれる友を……」」
リドル:「答えは鏡だね。」
ラギー:「話し終わる前に正解出さないで! ちょっとは悩むそぶり見せてくれないと、話しがいが無いッス!」
ラギー:「「宝が欲しければそういう大切な友だちを差し出せ」って怪物に命令されて……」
ラギー:「主人公が機転をきかせて「これが答えだ!」って鏡を置いて切り抜ける、名シーンなんッスよ!?」
リドル:「ふむ……問題は簡単すぎるが、なぞなぞだと思えば頭の体操にはなるか……?」
オルト:「冒険モノだと、鏡を使った仕掛けは定番だよね。光と組み合わせたりしてさ。」
リドル:「…………ふうん、そうなの?」
ラギー:「あー、鏡に反射した光が宝のありかを示すやつッスね?」
オルト:「ゴーストたちが落とした鏡の欠片も、もしかしたらなにかの鍵かもしれない。」
オルト:「そう考えたらワクワクしない?」
オルト:「『お髭船長の冒険』でも、門の上に鏡を置くと、
月明かりが反射して光の道筋が……」
リドル・ラギー:「えっ!?」
オルト:「ねえ、見て! 鏡の欠片に反射した光の線が……村の中にある、井戸を指してる!」
リドル:「井戸に行ってみよう!」
リドル:「……井戸の底で、なにか光ってる!」
オルト:「ええっ!?」
ラギー:「もしかして本当にお宝見つけちゃった? これでオレも大金持ちに!?」
リドル:「今すぐ、井戸の中になにがあるのか調べてみよう!」
ゴーストC:「いたわ! お巡りさん、あいつらです!!」
オルト:「うわっ。さっき逃げたゴーストが、味方をいっぱいつれてきた!」
ゴーストD:「本当に、生きた人間がうろついているとは!」
ゴーストE:「レディのお家に無断で入り込むとは、卑劣な強盗め!
引っ捕らえて、あのお方の元に……。」
ラギー:「うるせえ!!!」
リドル:「今それどころじゃない!!!!」
ヒイッ!!
ゴーストD:「な、なんて凶悪な奴らなんだ……
野放しにして置いたら他のゴーストに被害が及ぶ。」
ゴーストE:「なんとしても引っ捕らえねば!」
ラギー:「くう、これじゃお宝に集中できないッス。
さっさとぶっ飛ばしちまおう!!」
< >

