【ストーリー】EPISODE 4-9 ふとん1枚あればいい

| EPISODE ◆ 4-9 ふとん1枚あればいい 増殖デンジャラス! |
登場人物
オルト、ラギー、ジェイド、リドル、アズール
テキスト全文
── 異空間‐幽霊船の入り江 ──
オルト:「みんな、リドル・ローズハートさんの顔を見ただけで悲鳴を上げて逃げ出しちゃったね。」
ラギー:「すげえ怖い顔してたからなあ。」
ジェイド:「お見事です。今回も結構なお手前でした。」
リドル:「キミに褒められてもなにも嬉しくない!どうせまたボクを馬鹿にしているんだろう!?」
ラギー:「まあまあ。さすがに今はもうやってないんでしょ?オレたち口堅いんで、言いふらしたりしねーッスよ。」
オルト:「そうだよ! 黒歴史くらい誰にだってあるものだし、恥ずかしがる必要は無いよ。」
リドル:「恥ずかしいに決まっているだろう……」
リドル:「このボクとしたことが……雨に濡れる対策をしていなかったなんて!」
オルト・ラギー:「そこ!?」
リドル:「ハートの女王の法律を全て暗記しただけで得意になっていた、あの頃を思い出すと恥ずかしくて……。」
リドル:「ボクの慢心がなければ、オクタヴィネルの談話室を借りるなんて醜態は防げた。」
リドル:「でも、もう二度と同じ過ちは繰り返さないよ。」
リドル:「今は常に折りたたみ傘を持ち歩いているからね!体がずぶ濡れになる心配は無い!」
ジェイド:「リドルさん……なんて素晴らしい心がけ……。本当に、向上心の塊ですね!」
ジェイド:「学園に無事戻れたらアズールとフロイドにも伝えます。」
ジェイド:「きっと笑…」
ジェイド:「いえ感心するに違いありません。」
リドル:「ああ。ぜひそうするといい。」
リドル:「ハートの女王の教えは、ハーツラビュル寮生だけでなく全寮生にとって素晴らしいものだからね。」
ラギー:「弱みにつながるようなネタかと思ったけど、」
ラギー:「ただリドルくんが変な人だってことしかわかんなかったッス。」
オルト:「そうだね……」
オルト:「ん?」
オルト:「洞窟の奥に扉があるよ!次に繋がる入り口かも。行ってみよう!」
── 異空間‐奇妙な階段 ──
リドル:「ここは……ジェイドを見つけた場所によく似ているね。」
リドル:「ここならば、学園長ともう一度連絡が取れるかもしれない。人見の鏡を使ってみよう。」
リドル:「えっ!?人見の鏡がはたき落とされた!」
ラギー:「誰だ!?」
???:「……こんなところまできて、馬鹿真面目にホウ・レン・ソウ……」
???:「そのやる気、意味あります?」
アズール:「はぁ〜〜……めんどくさぁ………。」
リドル:「アズール!?」
アズール:「どうせみんないずれはゴーストになるのに、なんでそんなに頑張れるんですかぁ……?」
アズール:「ゴールが一緒なら、食っちゃ寝していた方が楽。ふとん1枚あればいい。ふぁ〜あ……。」
ラギー:「誰よりギラギラして、隙あらば成り上がることばっかり考えてるアズールくんとは思えないセリフ!」
オルト:「アズール・アーシェングロットさんも、ゴーストに取り憑かれてるんだ!」
アズール:「はー、しんど……立っているのも億劫だ。横になって話しましょ……。」
アズール:「よっこらしょっと。」
ラギー:「寝っ転がっちゃったよ……。」
アズール:「こっちは息をするのも面倒くさいんです。喋ってることに感謝してもらっていいですか?」
リドル:「くつろぎながら馬鹿にされると……いつもの流ちょうな嫌み以上に腹立たしいな……!」
アズール:「おやまあ無駄に血圧あげちゃって……無駄なカロリー消費、お疲れ様でーーーす。」
リドル:「うぎぎぎ!!!!」
オルト:「どうしよう……若干兄さんとキャラかぶりしてる気がする……! このままじゃダメだ!」
オルト:「ジェイド・リーチさん、自分の寮の寮長でしょう?早くなんとかしようよ!」
ジェイド:「あれはあれで、しばらくは面白いかもしれません。放っておいてもいいんじゃないでしょうか?」
オルト:「ええっ!?」
リドル:「……たとえ副寮長のジェイドが許しても、ボクは許せない!」
リドル:「アズールは陰湿で狡猾で、常に周りの人間を食い物にしようと画策している鼻持ちならないヤツだけれど…」
リドル:「何事にも努力を惜しまない姿勢。その1点においてだけは、ボクは彼を認めていたんだ!」
リドル:「同じ2年生の寮長として……肩を並べるに足る相手であると! なのに……っ」
リドル:「そんなだらしのない姿を晒し続けるくらいなら……このボクが直々に首をはねてやる!!」
リドル:「行くぞみんな。あいつの性根を、徹底的に叩き直すんだ!」
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