【ストーリー】EPISODE 6-26 憂鬱ミーティング!

| EPISODE ◆ 6-26 憂鬱ミーティング! 冥府の番人 |
登場人物
ヴィル、ジャミル、リドル、レオナ、アズール、オルト、イデア、ナレーター
テキスト全文
── S.T.Y.X.研究所‐会議室 ──
ヴィル:「ちょっとイデア! さっきのはどういうこと!?」
ヴィル:「アタシ、これでも世界的モデルなのよ。自分の肌に触れるものにはすべてこだわりがあるの。」
ヴィル:「それを、フルオートの洗浄マシンで丸洗いってどういうこと?」
ヴィル:「しかも、化粧水の用意すらないなんて!」
ヴィル:「美肌を保つためには、洗顔後のケアが一番大切なのに。」
ジャミル:「……洗車機に入れられた車の気分が分かった。」
リドル:「乾燥機にかけられるシーツの気持ちもね……。」
レオナ:「口どころか耳の中まで洗われたぞ……まだ体中の毛が逆立ってるぜ。」
アズール:「僕は何事も効率重視なタイプですが……」
アズール:「将来どれだけ忙しくなっても、全自動入浴マシンだけは一生導入しないと今決めました。」
オルト:「えー? 研究員のみんなには「入浴がすぐ済んで効率的」って好評なんだけどなあ。」
レオナ:「チッ……なにより、腹がたつのはこの首輪だ。」
リドル:「このチョーカー……ボクのユニーク魔法、『首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)』と同じ効果があるようだね。」
リドル:「さっきから何度も魔法を使おうとしているけれど、全く発動しない。」
オルト:「ごめんね。そのチョーカーは正確なデータ収集のために館内ではつけてもらわないといけない決まりなんだ」
イデア:「ていうかリドル氏、魔法使おうとしてたんかい。」
イデア:「油断も隙もないとはこのことですわ……。」
イデア:「……ゴホン。では、みなさんが外界から持ち込んだ雑菌の洗浄が済んだところで……」
イデア:「まずは自己紹介がてら、我が『S.T.Y.X.』(ステュークス)の紹介ムービーをご覧いただきます。」
ヴィル:「紹介ムービー?」
イデア:「席にかけて、前方のスクリーンを御覧ください。」
ナレーター:「館内では映像の撮影、録音は規定により禁止されています。」
ナレーター:「映像の途中でご気分が悪くなった方は、当館スタッフまで遠慮なくお知らせください。」
イデア:「……はい。ムービーは以上となります。ご清聴ありがとうございました。」
ヴィル:「なんだか、ものすごく安いイメージPVだったわね……。」
イデア:「まー、噛み砕いて言うと……」
イデア:「『S.T.Y.X.』は不確定要素満載のミラクルパワー“魔法”を安全に運用するためにいろいろやってる。」
イデア:「中でもブロットに関しては、まだ人類が粘土板に文字を掘ってた頃から飽きずに研究し続けておりマス。」
オルト:「もう少し詳しく『S.T.Y.X.』のことを知りたい来館者のために……」
オルト:「約2時間半のドキュメンタリー映像も用意しているよ。」
オルト:「再生しようか?」
ジャミル:「ありがとう、もう十分だ。」
ジャミル:「『S.T.Y.X.』は古来よりブロットの研究をし続けている。」
ジャミル:「そして、俺たちはオーバーブロット経験者……。」
レオナ:「となれば、お前たちがなにをしたいのかはだいたい察しがつく。」
レオナ:「で? 『S.T.Y.X.』の所長代理サマは、俺たちにどんな恐ろしい実験をするつもりなんだ?」
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