【ストーリー】EPISODE 2-2 もぎたてが一番

| EPISODE ◆ 2-2 もぎたてが一番 歓迎アップル! |
登場人物
グリム、エペル、セベク、ジェイド、イデア
テキスト全文
── 豊作村 ──
グリム:「オレ様……オレ様もう我慢できねえ〜〜〜〜!」
グリム:「エペル! あの木に実っている林檎を食わせてくれ!」
エペル:「わかった! 畑にいる人にもらってくるからちょっと待ってて。」
エペル:「お待たせ! 人数分もらってきたから、みんなで食べましょう。」
グリム:「やったー! いただきまーす!」
グリム:「ムシャムシャ……うんめー!」
エペル:「あはは、よかった!」
選択肢:
├ [ 皮ごと食べるの? ]
└ [ 口の周りが汚れてるよ、グリム ]
── 分岐:【皮ごと食べるの?】 ──
エペル:「うん。全然平気だよ。」
── 分岐:【口の周りが汚れてるよ、グリム】 ──
エペル:「あはは、グリムクンらしいね。」
────
エペル:「僕の家族なんかは、実を食べて味をみながら収穫するんだ。樹からもいで、そのままかぶりつくよ。」
セベク:「僕も、皮ごと食べたりするな。その方が、余すことなく栄養がとれると聞いたことがある。」
ジェイド:「僕は普段、皮をむきますね。果物はそうして食することが多い、と陸に来て教わりました。」
ジェイド:「ですがそのまま食べることに躊躇はありません。今日は本場のやり方でいただきましょう。」
イデア:「拙者はカットフルーツか、缶詰しか食べませんけど。皮をむくなんて面倒だし……。」
エペル:「あ、だったらイデアサンの分は、僕が皮をむきますね。ちょっと待っててください。」
ジェイド:「では僕たちは、このまま食べましょう。」
選択肢:
└ [ いただきます ]
ジェイド:「もぐ……」
ジェイド:「美味しいですね。少し酸味はありますが、その分あっさりとして、いくらでも入りそうです。」
セベク:「もぐ……うん、美味い! シャキッとした歯ごたえがたまらないな。」
エペル:「でしょ? もぎたてが一番おいしいからね!」
ショリショリ……
グリム:「オレ様、もっと食いたい!ユウのヤツ、よこせ!」
エペル:「人の分を横取りしちゃダメだよ、グリムクン。」
ショリショリショリショリ……
グリム:「だったら、あそこになってるヤツも食う!」
エペル:「あ! 勝手に採らないで!大事な商品なんだから!」
ショリショリショリ
ショリショリショリ……
ジェイド:「会話をしながら、林檎を全く見ないで皮をむくなんて。すごいですね、エペルくん。」
エペル:「あはは。子どもの頃からやっていることですからね。」
エペル:「はい、むけました。イデアサン、どうぞ。」
イデア:「ど、どうも。」
イデア:「もぐもぐ……」
イデア:「ふんふん、これはなかなか。」
グリム:「エペル! 林檎、もっと食わせろ!」
エペル:「もうちょっと待ってよ、グリムクン。」
エペル:「家に着いたら、とっておきの林檎を食べさせてあげるから。」
ジェイド:「おや、あんなところに案内看板があります。見てみましょう。」
セベク:「モルン山がデカデカと書いてある。これで行き方がわかるな。」
グリム:「行き方もなにも、一本道じゃねーか。間違えようがないんだゾ。」
セベク:「……一本道で助かった。ところどころ文字が掠れていて読めない。」
グリム:「この看板も、あっちのゲートも手作り感満載なんだゾ。」
エペル:「うん! 村の人たちが、特産の木で作ったんだよ。立派でしょう?」
イデア:「あの~、案内板をタッチパネル式にして機能性・操作性を高めた方がいいと思うに一票。」
エペル:「そ、それはさすがに無理ですよ。小さな村なんですから。」
イデア:「……まぁ、拙者にはそもそも案内板など不要ですがね。」
イデア:「ほ、豊作村の情報をたっぷりと詰め込んだこのタブレットがありますからな! ふひっ!」
イデア:「それに……もし不足している情報があったとしても、ネットで調べれば万事解決!」
イデア:「あっ……………」
エペル:「ん?」
イデア:「でももしも……豊作村にネットが通ってなかったら……拙者死活問題なんですが……?」
エペル:「心配しなくても、インターネットはちゃんと使えます。」
セベク:「旅行に来てまで電波の心配か? オルトが聞いたら「もっと外で遊べ」と言うに違いない。」
イデア:「そういうセベク氏だって、このご時世ネットが使えなかったら困るでしょ。」
セベク:「いや? 特に支障は無い。」
セベク:「僕が住んでいた茨の谷は、そもそも機械文明が発展していなかったからな。」
セベク:「ネットの繋がる場所はそれほど多くなかった。」
イデア:「かぁー! 有り得ませんわ! ネットがない場所なんて、拙者にとっては死んだも同然!」
イデア:「僕、なにがあっても絶対茨の谷には行かないから。」
セベク:「別に呼んでない。」
エペル:「ジェイドサンの故郷はどうでしたか?」
ジェイド:「珊瑚の海は広さも深さも途方もないので……場所に寄りけり、といったところでしょうか。」
ジェイド:「豊作村は、僕の想像以上に便利なところのようです。」
グリム:「もう待ちきれねえんだゾ……林檎の木をまるごと食っちまいてえ……。」
エペル:「だ、ダメだってば!」
エペル:「よし。みんな、僕の家に向かって出発しましょう!」
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