【ストーリー】EPISODE 2-5 アップル・ボア

| EPISODE ◆ 2-5 アップル・ボア 歓迎アップル! |
登場人物
イデア、セベク、ジェイド、エペル、グリム
テキスト全文
── 豊作村‐エペルの家 ──
イデア:「イデアは豊作村衣装を装備した! ちゃららーん♪ 防寒性能が60%アップ!」
イデア:「デュフフ……まさかこの伝統衣装が着られるとは。エペル氏は気配りのできる男!」
セベク:「テンションが高いな。普段のイデア先輩からは考えられん。」
ジェイド:「そうですね。てっきりこのような伝統衣装には興味はないかと思っていました。」
イデア:「ふひっ……この服は、『らぶソリ』ヒロインたちも着ていましたからな!」
セベク:「そんなことだろうと思った。」
イデア:「特にこの服はブルー! 拙者の推しキャラ『アイちゃん』のイメージカラーで……」
セベク:「アニメーションの説明は、もういい。」
エペル:「みなさん、お待たせしました!」
ジェイド:「エペルくんも着替え終わりましたか。僕たちとはまた違った趣の衣装ですね。」
ジェイド:「ふわふわもこもことしていて……まるで雪の精霊のようですよ。」
エペル:「あ、ありがとうございます。でもあんまり褒められると、恥ずかしい……かな。」
エペル:「僕が着ている服は、おばあちゃんが縫ってくれたものなんです。」
エペル:「みなさんの衣装も、全部村の人の手編みなんですよ。」
ジェイド:「そうなのですか。素晴らしい出来栄えですね。」
セベク:「暖かくて実用的だしな。」
エペル:「この村では、雪が降り続いて農作業ができない時に、冬服を編む習慣があります。」
エペル:「模様や柄も人ぞれぞれ違うので、毎年自慢の編み物をお披露目する会もあったりするんですよ。」
ジェイド:「仕事ができなくても、室内で有意義な時間を過ごしているのですね。」
選択肢:
├ [ 着替え終わりました ]
└ [ お待たせしました ]
── 分岐:【着替え終わりました】 ──
ジェイド:「お疲れ様でした。どうぞ、こちらへ。」
── 分岐:【お待たせしました】 ──
セベク:「気にするな。僕も今、着替え終わったところだしな。」
────
セベク:「ぴったりじゃないか、ユウ。」
ジェイド:「えぇ。林檎や花の可愛らしい柄が、よく似合っていますよ。」
セベク:「『実りの街道』で見かけた村の人たちは、この服を着ていなかったな。」
エペル:「うん。作るのも手入れも大変だし、今じゃ『ケルッカロト』の選手ぐらいしか着ないよ。」
エペル:「手入れのしやすい既製品が広まったからね。でも村の人はみんな、この衣装が好きなんだ。」
エペル:「この伝統衣装は『アップル・ボア』って言う名前なんだよ。」
エペル:「元々は帽子に付いている、林檎をモチーフにしたポンポンのことを指していたんだけど……」
エペル:「その内に、衣装全体のことを『アップル・ボア』と呼ぶようになったみたい。」
エペル:「ほら、僕の帽子にはポンポンじゃなくて、林檎をモチーフにした飾りが付いているでしょ。」
ジェイド:「そうですね。とても可愛いですよ。」
エペル:「かわっ……!?」
エペル:「それも悪くないんですけど、もっとこう……村の歴史を背負ってる感じがして格好いい、とか……」
エペル:「『ケルッカロト』への意気込みを感じて格好いい、とか、そういう感想はないですか?」
ジェイド:「村の歴史を背負っている感じがしますし、『ケルッカロト』への意気込みを感じて格好いいですよ。」
エペル:「全然心がこもってない。」
ジェイド:「ふふふ。僕たちの帽子に付いているポンポンも、可愛らしいですよね。とても気に入りました。」
エペル:「そういえば子どもの頃に、ポンポンをいじって遊んでたら、取れちゃったことがあって……」
エペル:「ばっちゃ……おばあちゃんに怒られたなぁ。」
ジェイド:「確かに、この手触りは触っていたくなりますね。」
セベク:「こういった飾りは、激しく動く時に邪魔だ。僕は無くてもよいと思う。」
エペル:「このポンポン、もともとは、頭頂部を守る役目もあったんだって。」
セベク:「なに……? それは良いことを聞いた。」
セベク:「ならば、護衛のための衣服にポンポンを付けてみるのも良さそうだな。」
ジェイド:「それは……」
ジェイド:「随分ファンシーな格好になりますね。」
ジェイド:「僕は暖かさ以上に、刺繍の華やかさに惹かれました。」
ジェイド:「林檎や雪の結晶をあしらった模様は、まさに豊作村という感じがします。」
ジェイド:「それと、全員の衣装に付いている胸元のブローチも素敵ですね。」
エペル:「豊作村といえば林檎と雪ですからね。ブローチのモチーフにしているんです。」
セベク:「そういえば、グリムがいないな。アイツめ、どこへ行った?」
ジェイド:「まだエペルくんの家の中だと思いますよ。なにをしているのでしょうか。」
エペル:「あはは、今頃、嬉しくて泣いてるのかも。」
セベク:「ん? どういうことだ?」
グリム:「待たせたな、オマエら!」
グリム:「オレ様、おニューのリボンをつけて来たんだゾ!」
おおーーっ!
グリム:「ほらほら、よく見ろ! かっこいいだろ!?」
エペル:「うん、とっても似合ってるよ!」
イデア:「拙者ペットに服を着せるのは邪道でしょ派なんですけど……」
イデア:「そのリボンはよく似合っているでござる!」
グリム:「今ペットっつったか!?」
選択肢:
├ [ 似合ってるよ ]
└ [ かわいいよ ]
── 分岐:【似合ってるよ】 ──
グリム:「わははは! 当然なんだゾ!」
── 分岐:【かわいいよ】 ──
グリム:「かわいい? かっこいいだろ!?」
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エペル:「そのリボンも、村のお年寄りが作ってくれたものなんだ。グリムクンのための特注!」
エペル:「林檎と雪の結晶をモチーフにしてるんだよ。」
グリム:「オレ様、気に入ったんだゾ!」
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