【ストーリー】EPISODE 21 ここから先は瞬き厳禁

| EPISODE ◆ 21 ここから先は瞬き厳禁 フェアリーガラIF |
登場人物
シルバー、エース、ジャック、オルト、司会妖精、妖精A、妖精B、妖精C、ヴィル、リドル、デュース、クルーウェル、イデア、レオナ、セベク
テキスト全文
── 植物園‐ランウェイ ──
シルバー:「……みんな。最後にもう1度、作戦を確認しよう。」
はい。
エース:「妖精の女王をランウェイに誘って、そこでオルトたちがイリュージョンをする。」
エース:「会場の妖精がイリュージョンに集中している隙に、オレが杖を偽物とすり替える。」
ジャック:「ああ。でもそれを成功させるためには……」
オルト:「僕たちで、女王様が参加したくなるような、最高のファッションショーをする!!」
オルト:「これが、『ノーイリュージョン・ノーエボリューション大作戦』!」
シルバー:「その通りだ。」
オルト:「シルバーさん。ジャック・ハウルさん。準備は良い?」
シルバー:「ああ。練習の通りにやろう。」
エース:「3人とも、しっかり頼んだぜ!」
司会妖精:「続きまして……エントリーナンバー14。今年初参加のグループの登場です!」
司会妖精:「グループ名は、「1A251B111C292A22」!」
エース:「は? なんて?」
オルト:「さっき受付でグループ名を聞かれたから、みんなの出席番号を伝えておいたよ。」
シルバー:「俺たち全員の出席番号を覚えていたのか。さすがだな。」
妖精A:「え? 翻訳機、故障した?」
妖精B:「なにかの呪文かな……。」
エース:「妖精たちも困ってるし。さすがとかいう問題じゃないと思うんすけど……まあいいや。」
エース:「……いっちょ、やってやりますか!」
妖精A:「あっ、ランウェイの端に妖精が1人出てきたぞ。」
エース:「ハローエブリワン!」
エース:「ご来場の皆様、本日ワタクシどもがご覧にいれますのは、ここでしか見られぬ奇跡のイリュージョン。」
エース:「魔法を使わずして、皆様を幻想の世界へと誘いましょう。」
妖精C:「え? イリュージョン?ファッションショーじゃなくて?」
妖精C:「なにが始まるんだ?」
── 講堂 ──
エース:「ハローエブリワン! ご来場の皆様、本日ワタクシどもがご覧にいれますのは……」
ヴィル:「来たわね。」
リドル:「エースはショーの進行役なんだね。堂々としているじゃないか。」
デュース:「あいつ、口だけは良く回りますからね。」
クルーウェル:「会場の妖精たちもトラッポラの話に聞き入っている。掴みは完璧のようだな。」
イデア:「……って、これファッションショーですよね!?掴みってなに!?」
イデア:「ベラベラと口で丸め込んだところで、肝心のファッションショーがうまくいかなきゃ元も子もない。」
イデア:「オルト、一体なにをするつもりなんだ……。」
イデア:「あああもう無理。無理すぎて無理。不安で画面を見ていられない!」
レオナ:「チッ、うっせーな。だったら今すぐタブレットの電源をオフにして俺たちの邪魔にならねえように寝てろ。」
イデア:「それもそれで心配すぎる~~~!」
ヴィル:「……今日、オルトのパフォーマンスを見せてもらったわ。」
ヴィル:「「できました!」って朝早くからポムフィオーレに来て、たたき起こされたんだから。寝不足よ。」
イデア:「で!?そのパフォーマンスとやらはどうだったわけ!?」
セベク:「遠からずわかることだ。黙って見ていろ。」
イデア:「どうしてみんなして、そんなにもったいぶるわけえ!?」
ヴィル:「期待してなさいってことよ。アンタがオルトを信じてやらなくてどうするの?」
イデア:「はあ? 信じてないわけないだろ。」
イデア:「オルトがとびきり優れてることなんて、僕が1番知ってますし!?」
クルーウェル:「ならば、声援の1つでも送ってやれ。」
イデア:「…………。」
イデア:「……頑張れオルト。お前ならできるって、兄ちゃん信じてるからな。」
エース:「……皆様、ここから先は瞬き厳禁。」
エース:「決して、決して、ランウェイの上に生み出される奇跡をお見逃しなく。」
エース:「さあ……世紀のショーの始まりです!」
オルト:「シルバーさん。ジャック・ハウルさん。行こう!」
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