【ストーリー】EPISODE 6-47 熱中シューティング!

| EPISODE ◆ 6-47 熱中シューティング! 冥府の番人 |
登場人物
オルト、イデア、レオナ、ジャミル、ヴィル
テキスト全文
── S.T.Y.X.研究所‐会議室 ──
オルト:「レオナさん、金色のヒドラは高得点だよ!」
イデア:「アアーッ!伝説のトレーナーの人形は叩いちゃダメ!」
レオナ:「はぁ? このすっとぼけた顔したヤツが、伝説のトレーナー?」
レオナ:「だいたい、特訓中に飛び出してきたら叩かれたって文句は言えねぇだろ。」
イデア:「ぐう正論ですけど、仕様なんでそこはツッコミ禁止で……。」
ジャミル:「レオナ先輩、たしかここから一気にヒドラの首が増えてきますよ。」
レオナ:「チッ……なんで俺がこんなこと!」
オルト:「わー! 持ち前の動体視力と反射速度が反映された、高スコア!」
レオナ:「そりゃどうも。……で、このゲームのどこが俺向けなんだ?」
オルト:「それはね……」
オルト:「『ヒド逆』のプレイ画面に猫が夢中になってじゃれつく動画が大バズり。」
オルト:「愛猫家たちが『#猫VSヒドラ』ってタグで次々モニターにじゃれつく猫の動画を投稿した。」
オルト:「その後、動画を見たとある研究者が、」
オルト:「ライオンも『ヒドラの逆襲』に夢中になるのか?っていう実験をして……」
オルト:「ライオンも猫同様にスクリーンに映し出されたヒドラに興味を示し、」
オルト:「長時間じゃれつき続けることが判明したんだよ!」
オルト:「『S.T.Y.X.』のデータベースによれば、」
オルト:「レオナ・キングスカラーさんはライオンの遺伝子を継ぐ獣人属。」
オルト:「だからこのゲームなら飽きずに楽しめるんじゃないかなって予測をたてたんだけど……」
ジャミル:「ブッ!! オ、オルトそれは……。」
ヴィル:「フッ、フフ……ッ!やるじゃないオルト。完璧なチョイスだわ。」
レオナ:「…………はァ?」
オルト:「ゲームを開始してからの集中力といい、この高スコアといい、」
オルト:「やっぱり僕の予測は外れてなかったみたい!楽しんでくれて嬉しいよ!」
イデア:「オッホホwww確かに、乗り気じゃなかったのにこの高スコア。」
イデア:「思わず夢中でヒドラの首を追いかけてしまったのは事実では〜〜?」
ヴィル:「猫科のサガには逆らえないなんて、レオナにも案外可愛いところがあるのね?」
ジャミル:「(オルトに全く悪気はなさそうだが、この先輩たちときたら)」
ジャミル:「(スキあらば相手を煽ることに余念がないな……)」
オルト:「レオナさん。楽しんでくれたなら、もう1ステージやってみない?」
レオナ:「……………………はぁ〜〜〜……。」
レオナ:「悪いなァ、おチビさん。」
レオナ:「そちらのみなさんが仰る通り、俺は猫科のサガに逆らえないタイプでな。昼間は眠たくてしかたねぇんだ。」
レオナ:「もっと遊びたいところだが、眠くて眠くて続けられそうにない。悪いが他をあたってくれ。」
オルト:「そっか。残念……。」
イデア:「さすがレオナ氏……やりたくないことからの逃げ方がプロのお手前。」
レオナ:「というわけで、後はテメェらで勝手にやれ。おらよ、コントローラーだ。」
ジャミル:「おっ、とと……。どうやらご機嫌を損ねてしまったようですね。」
ヴィル:「気にする必要ないわ。アイツは機嫌がいい時のほうが珍しいんだから。」
オルト:「ジャミル・バイパーさんも『ヒドラの逆襲』をプレイする?」
ジャミル:「いや……俺がプレイするより、ヴィル先輩のゲームの腕前を拝見してみたいな。」
ヴィル:「アタシの?」
ジャミル:「ええ。先程からずっと見ていらっしゃるだけなので。」
ヴィル:「アタシも普段はゲームをしないし、見ても面白いことはないわよ。」
ヴィル:「でも、そうね。眺めているのも飽きてきたし、なにかやらせてもらおうかしら。」
ヴィル:「オルト、アタシにオススメのゲームはある?」
オルト:「待ってました! ヴィル・シェーンハイトさんには絶対コレをやってもらおうって決めてたんだ!」
オルト:「世界的モデルで、輝くスターであるヴィルさんには……」
オルト:「『スター・ローグ ~英雄(ヒーロー)への道~』!」
イデア:「キターーーーー!!」
イデア:「拙者たちのレジェンド!!!」
イデア:「これはあるひとりの男が、本当のヒーローになるまでの物語であるーー。」
イデア:「星歴1997年」
イデア:「ーーティターン星雲より侵攻してきたクロノス軍の支配下におかれた惑星・ガイアは、混沌の中にあった。」
イデア:「侵攻により滅ぼされたかに思えたガイア王朝……」
イデア:「しかし!」
イデア:「クロノス軍の目を欺くため、身を隠し、身分を偽り育てられた1人の王子がいたのである!」
イデア:「養父母により自らの出生の秘密を聞かされた王子は、」
イデア:「本当の両親とガイアの平和を取り戻すべく、ひとり旅立つのであった!」
イデア:「デデデデーン!」
…………………………。
イデア:「………………ハッ!」
イデア:「あっ、サ、サーセン、つい盛り上がっちゃって……。」
イデア:「シュ、シューティングゲームなんだけど、ほんと、全編ストーリーがエモエモのエモなんで……。」
イデア:「よ、よ、よかったらやってみてクダサイ……。」
ヴィル:「なんでそこで急にしぼむのよ。アタシたちなにも言ってないじゃない。」
オルト:「そうだよ兄さん。推しゲーは自信を持ってプレゼンしなきゃ!」
イデア:「せ、拙者のプレゼンより、プレイしてもらえれば面白さがわかってもらえるはず。」
イデア:「とりあえず、まずは1ステージやってみて!」
ヴィル:「アタシ、シューティングゲームってほとんどやったことないんだけど……。」
オルト:「なら初心者モードに設定しておくね。」
オルト:「ヴィル・シェーンハイトさん、コントローラーをどうぞ。」
オルト:「では……」
イデア・オルト:「「遥か彼方の栄光を目指し、流星のように駆け抜けろ!」」
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