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【ストーリー】EPISODE 6-53 不可解アラート!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 6-53

不可解アラート!
冥府の番人

登場人物

イデア、オペレーター、アナウンス、オペレーターA、オペレーターB、オペレーターC、オペレーターD、オルト


テキスト全文

── S.T.Y.X.研究所‐個室 ──


イデア:「はい、こちらイデア・シュラウド。」

オペレーター:「所長代理。ケースナンバーLOD‐627へ適応される『レテの河』についてのご報告です。」

オペレーター:「現在100%チャージ完了。」

オペレーター:「情報対策班の各種セットアップも完了。カローン・ヘキサ班が賢者の島海域へ到着しました。」

イデア:「フタフタマルマル、予定時刻ピッタリ。さすがですわ。」

イデア:「では予定通り『洪水』は0時に……」

イデア:「!!!?? なんだ!? 急に電気が落ちた!?」

イデア:「管制室、応答せよ。管制室? ダメだ、繋がらない。」

イデア:「有線の内線……こっちもダメか。」

イデア:「ドアも開かない。非常用電源に切り替わってない……のか?」

イデア:「とにかく状況を確認しないと。非常用ドアコックは……あった、これだ。」

イデア:「んぐぐぐぐぐ…………!!!」

イデア:「おっっも! 非常時に使用が想定されてるなら挙動は軽くすべき! 改善を要求する! ふんぬっ!」


── S.T.Y.X.研究所‐廊下 ──


イデア:「はあ、はあ……やっと出られた。」

イデア:「オルト!『S.T.Y.X.』本部の非常用電源の確認を!」

イデア:「…………オルト? ダメだ。応答がない。館内の集音マイクも全部ダメになってるのか。」

イデア:「一体なにが……」

アナウンス:「ブロット警報。ブロット警報。」

アナウンス:「館内にてブロット濃度の上昇を確認。所員はただちに緊急配置についてください。」

イデア:「警報が鳴ったってことは、非常用電源は復旧したな。」

イデア:「ブロット濃度が上昇……『タルタロス』か『冥府』でなにかトラブルがあったのか?」

イデア:「『ケルベロス』!島内全域のセキュリティレベルを最高に設定。」

イデア:「カローン用パワードアーマーをオートパイロットモードで緊急配備。」

イデア:「全『チャリオット』を格納庫から発着ポートへ移動。」

イデア:「……『ケルベロス』?『ケルベロス』、応答せよ!」

イデア:「電源が復旧したはずなのに『ケルベロス・システム』が僕の声に応答しない……!?」

イデア:「オルト! 応答して。オルト!」

イデア:「……クソッ、どうなってんだ!?」


── S.T.Y.X.研究所‐管制室 ──


オペレーターA:「『ケルベロス・システム』、完全に沈黙。外部からのコマンドを受け付けません!」

オペレーターB:「『タルタロス』凍結維持レベルが低下!」

オペレーターB:「第1、第2、第3タワー内、第1層にて、ケージ内の融解開始を確認。」

オペレーターB:「各被検体の意識レベル、上昇中です!」

オペレーターC:「外部への緊急要請、所長への緊急コール共に応答がありません!」

オペレーターC:「賢者の島へ向かったカローン・ヘキサ班とも連絡が途絶えました!」

オペレーターC:「外部との通信が全て遮断されています!」

オペレーターD:「インビジブル・シールド、緊急解除コード、否認!」

イデア:「こ……これは……一体なにが起こってんだ?」

オペレーターA:「所長代理! 『ケルベロス・システム』が全ての機能を停止しています!」

イデア:「あり得ない!『ケルベロス・システム』の設定を変更するには、シュラウド家の人間の生体認証が必要だ。」

イデア:「この島で今その権限を持ってるのは僕だけのはず……なのに、どうしてこんなことに?」

イデア:「と、とにかく原因究明は後。まずは『ケルベロス』を叩き起こさないと!」

イデア:「生体認証で起動できないなら、手動で再起動用のコードを打ち込んでいくしかない。」

オルト:「――兄さん。」

イデア:「オルト! よかった、やっと繋がった。」

イデア:「『ケルベロス・システム』が止まってる。復旧に協力して!」

オルト:「ごめんね、兄さん。それはできない。」


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