【ストーリー】EPISODE 7-22 送別スタート!

| EPISODE ◆ 7-22 送別スタート! 深淵の支配者 |
登場人物
リリア、ケイト、トレイ、リドル
テキスト全文
── ディアソムニア寮‐談話室 ──
リリア:「皆のもの、今日は『リリア・ヴァンルージュお別れ会』によくぞ集まってくれた。」
リリア:「ナイトレイブンカレッジに入学してから2年半。」
リリア:「ここで過ごした時間は、まさに若さ溢れる青春の日々であった。」
リリア:「今日はわしの奢りじゃ。存分に食べ、語らい、騒いでくれ!」
わ~~~~!! パチパチ……
ケイト:「やっほー、リリアちゃん!」
ケイト:「マジで手ぶらで来た、けーくんとリドルくん。そして……」
ケイト:「「パーティー中に消えるものならいいだろ?」」
ケイト:「って抜け駆けしてケーキを作ってきたトレイくんでーす!」
リリア:「おぉ、ケイト。トレイ。それにリドルも。来てくれて嬉しいぞ。」
トレイ:「リリアと同じクラスになったのは3年生からだったけど……」
トレイ:「お前の話はいつも興味深いものばかりだったよ。」
トレイ:「同じ副寮長としても、いろいろと相談ができて頼りにしてた。」
トレイ:「一緒に卒業したかったが……。」
リリア:「わしのほうこそ、トレイと話をするのはいつも楽しかったぞ。」
リリア:「料理好きとして意見交換ができて新たな発見も多かった。」
トレイ:「リリアの独創性しかないレシピにはいつも驚かされたな……はは……。」
リリア:「お主に作り方を教えてもらった焼き菓子は……」
リリア:「引越しの挨拶がわりにご近所さんに配るつもりじゃ。」
トレイ:「そっ、そうか。」
トレイ:「……くれぐれも、レシピ通りに。分量や火加減には気をつけるんだぞ。」
ケイト:「リリアちゃ~ん!」
ケイト:「オレ、研修終わったらリリアちゃんと一緒に軽音部卒業ライブするつもりで……」
ケイト:「いろいろ計画してたんだよ?」
ケイト:「なのに、こんなに突然お別れがきちゃうなんて……」
ケイト:「まぁ……出会いがあれば別れもあるのは、当然なんだけどさ。」
ケイト:「それでもやっぱり寂しいよ。」
リリア:「ケイトよ。お主とは1年の頃から軽音部で共に過ごしてきたな。」
リリア:「苛烈なパート争い……音楽性の違いにより次々と脱退する部員(メンバー)……」
リリア:「そんな中で、温和ボーイであるお主とわしだけが軽音部に残った。」
ケイト:「そうそう。で、仕方ないから2人でセッションしてみたら……」
ケイト:「リリアちゃんが5弦ベースでゴリゴリのハードコアメタル弾き始めてめっちゃ驚いたよ!」
リリア:「くふふ。わしのヘビーなサウンドとお主のポップさが融合し……」
リリア:「唯一無二のサウンドが生まれたと思っておる。」
リリア:「今でも芸能事務所からスカウトが来なかったのが不思議でならん。」
リリア:「さらに翌年は、民族楽器を携えたカリムがリズム隊として加わり……」
ケイト:「あはは! ぶっちゃけ初期はめっちゃ混沌としてたよね。でもすっごい楽しかった。」
ケイト:「……リリアちゃん、2年半仲良くしてくれてありがとう。一緒に撮った写真、大事にする。」
ケイト:「ってわけで、最後に1枚! 一緒に撮ろ!」
ケイト・リリア:「イェ~~~イ!」
パシャッ!
ケイト:「#軽音部3年」
ケイト:「#初代温和ボーイズ#BFF(ベストフレンドフォーエバー)」
ケイト:「……投稿完了っと!」
リドル:「リリア先輩。」
リドル:「改めて……寮対抗マジフト大会の際はご助力いただき、ありがとうございました。」
リドル:「きっとボクたちだけで事態を収めることは難しかったでしょう。」
リリア:「なにを言うかリドルよ。」
リリア:「あれはお主らハーツラビュルの機転があってこそ、」
リリア:「ディアソムニア寮生にも観客にも犠牲を出さずに済んだのじゃ。」
リリア:「マレウスに代わり、改めて礼を言おう。」
リドル:「ここからはボク個人の話になるのですが……」
リドル:「ボクはシルバーやセベクとは同じ馬術部所属でして。」
リリア:「もちろん知っておるよ。」
リドル:「彼らはいつも「今の自分たちがあるのはリリア先輩の指導のおかげ」と言っていました。」
リドル:「機会があれば、ボクも一度先輩に馬術の指導を受けてみたいと考えていたのですが……」
リドル:「非常に残念です。」
リリア:「ははは! こやつらはいつも大袈裟なんじゃ。真に受けるでない。」
リリア:「これからもシルバーやセベクと技を競い合ってやってくれ。」
リドル:「もちろんです。リリア先輩、どうぞお元気で。」
トレイ:「くれぐれも、怪我や病気に気を付けてな。」
ケイト:「遠くに行っても元気でね!いつでもマジカメに連絡ちょうだい♪」
リリア:「ああ。お主らも、達者でな。」
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