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【ストーリー】EPISODE 7-77 切願リトリート!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 7-77

切願リトリート!
深淵の支配者

登場人物

リリア、マレノア、バウル、グリム、セベク、シルバー


テキスト全文

── 野ばら城-広間 ──


リリア:「そんな命令きけるわけねぇだろ!!俺が残る! だからマレノアは……」

マレノア:「しつこいぞ!」

リリア:「うわぁっ!?」

バウル:「右大将殿!!」

マレノア:「私は「行け」と言った。聞こえなかったか?」

リリア:「そ、その命令だけは、絶対にきけない……ッ!」

マレノア:「この愚か者!」

リリア:「ぐああぁ!」

グリム:「マレノアのヤツ、自分の卵を抱えてるリリアに」

グリム:「容赦なく攻撃魔法を当ててるんだゾ!」

セベク:「あ、ああッ! 若様の卵がッ!」

バウル:「マレノア様ッ!どうか、どうかお心をお鎮めください!」


選択肢:

├ [ と、止めなきゃ! ]

└ [ このままじゃ卵が……! ]


マレノア:「ククク……どうするリリア?ここでその卵ごと命を散らすか!?」

リリア:「うぐっ……!」

シルバー:「親父殿ッ!!」

マレノア:「人間風情が、わたくしの前に立つな!無礼者!!」

シルバー:「うあああっ!」

リリア:「シルバー……馬鹿野郎、なんで出てきた!」

シルバー:「も、もう見ていられません。」

シルバー:「お2人はお互いを想い合っているのに、なぜ争わなくてはならないのですか!?」

シルバー:「どうか、どうかおやめください……」

シルバー:「お願いします!」

セベク:「シルバー……。」

バウル:「人間……。」

バウル:「姫様。何卒、右大将殿の進言を聞き届けていただきたく存じます。」

リリア:「頼む、マレノア……決闘など受けるな。この城を捨てて、逃げるんだ。」

リリア:「もしレヴァーンもお前も失うことになれば……俺はどうしたらいい。」

マレノア:「くどいぞ。私は奴らに負けはしない。どれだけ数を集めようが、ことごとく焼き払ってくれよう。」

マレノア:「だが………」

マレノア:「万が一私が戻らずとも、“その子”がいる。」

リリア:「お前がいなくちゃ、この卵は孵らない!」

マレノア:「その時は、お前が孵せ。」

リリア:「無茶を言うな! ドラゴンは親の魔力と愛情でしか……真実の愛でしか孵せないんだぞ。」

リリア:「俺には親の愛情なんぞわからん。誰かを愛したことだって……」

リリア:「そんな俺にこの卵を孵せるわけがねぇだろ!」

マレノア:「私を愛しているだろう?幼い頃に私に求婚したのは偽りか?」

リリア:「はァ!? 求婚って……200年以上前のガキの頃の話だろうが! なんで今そんな話を……。」

マレノア:「お前はレヴァーンのことも愛していた。」

マレノア:「左大将であった我が夫と、右大将であるお前が共に過ごした時間は、夫婦よりも長い。」

マレノア:「愛する私たちの血を引く子を、お前が愛さぬわけがない。」

マレノア:「そうだろう、リリア?」

リリア:「何を馬鹿なことを!」

リリア:「はっ……!?」

グリム:「ふなっ!? なんなんだゾ!?ツタがいっぱい入ってきた!」

リリア:「この茨は……」

リリア:「おいマレノア!馬鹿なことを考えるのはやめろ!」

マレノア:「マレウスはいずれ、この茨の国に暮らす妖精を明るく照らす吉星(きっせい)に……」

マレノア:「そして、人間どもにとっては恐れるべき凶星(きょうせい)となるだろう。」

セベク:「体に茨が巻き付いて……」

セベク:「ひ、引きずられている!」

バウル:「姫様! こんなことはおやめください! 姫様ーーーッ!!」

シルバー:「くっ……! ダメだ!体が、茨に押し流される……ッ!」

マレノア:「マレウス……わたくしの愛しい子。頼んだぞ、リリア。」

マレノア:「──夜の祝福あれ。」

リリア:「やめろ……だめだ、」

リリア:「行くな!!」

リリア:「マレノアーーーーーー!!」


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