【ストーリー】EPISODE 7-113 混沌グルーム!

| EPISODE ◆ 7-113 混沌グルーム! 深淵の支配者 |
登場人物
イデア、オルト(ファントム)
テキスト全文
イデア:「……なんだ、ここ? 暗くて、寒くて……寂しい。」
イデア:「僕は知ってる。この感覚を……。」
イデア:「ここは――?」
???:「あーあ……あんなに感動的にお別れしたのに。ちょっと再会するのが早すぎない?」
???:「何があって落っこちてきたんだか知らないけど……なんだか面倒なことになってるみたいだねぇ。」
イデア:「え?」
イデア:「――ひぃっ!?」
イデア:「ファ、ファントム……!?」
オルト(ファントム):「やあ元気してる?歓迎するよ、兄ちゃん。」
オルト(ファントム):「ようこそ。暗くて陰気臭い『冥府』へ!」
イデア:「えっ……」
イデア:「えええええええ!!??」
── 冥府 ──
イデア:「さ、さ、さっきから何がどうなってるんだよ!?」
イデア:「バーチャル美少年と『S.T.Y.X.』の機体が「兄さん」って呼んできたと思ったら……」
イデア:「今度はクソデカファントムが「兄ちゃん」!?」
イデア:「ぼ、僕の弟は、ロイヤルソードアカデミーに通う好青年だし……」
イデア:「お前たちみたいな個性が強烈すぎる弟なんか持った覚えないよ!」
イデア:「悪夢にしたって理解不能すぎる!夢なら早く醒めてくれ~~~~ッ!」
オルト(ファントム):「え? ロイヤルソードアカデミーに通う僕(オルト)?」
オルト(ファントム):「あっはははは!随分妄想力たくましい夢を見てたんだね。」
オルト(ファントム):「そっちのほうが悪趣味で意味不明すぎるじゃん。」
オルト(ファントム):「本当の僕は、キラキラした学校じゃなくてこーんなにジメジメした『冥府』にいるのに。」
イデア:「う、嘘だ……オルトは、陽キャの友だちもたくさんいて……!」
オルト(ファントム):「友だち?まあ、友だちはたくさんいるよ。」
オルト(ファントム):「口を開けば恨み言か泣き言ばっかりの陰キャなファントムばっかりだけど。」
イデア:「ありえない。オ、オルトが『冥府』になんかいるはずない! いちゃいけないんだ!」
イデア:「オルトは、僕の弟はッ……!!」
オルト(ファントム):「……」
オルト(ファントム):「兄ちゃん。」
オルト(ファントム):「僕が『冥府』(ここ)にいるのは、あなたのせいじゃない。」
オルト(ファントム):「自分を責め続けるのは、そろそろやめるべきだ。」
オルト(ファントム):「約束しただろ? 僕たちの夢を叶えるために、諦めずに前に進むって。」
オルト(ファントム):「こんなところで蹲ってていいの?」
イデア:「僕たちの、夢……!?」
イデア:「うがっ……あ、頭がッ……!」
今度こそ一緒に遠くへ行こう
イデア:「────兄ちゃんに任せとけ。」
イデア:「はぁ、はぁ……こ、この光景は……僕は、ここで……!」
イデア:「今のは……あ、ああッ!そうだ、僕は……」
イデア:「僕はここで……! この場所で!」
イデア:「あ、ああぁ…………ッ!」
イデア:「うわああああああああああ!!!!」
イデア:「はぁ……はぁ……はぁ…………。」
イデア:「……………僕は、どうして忘れてたんだろう。」
イデア:「なんでこんなに大切なことを、忘れていられたんだろう。」
イデア:「思い出した。全部……!」
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