【ストーリー】EPISODE 7-118 召集ミッション!

| EPISODE ◆ 7-118 召集ミッション! 深淵の支配者 |
登場人物
セベク、シルバー、イデア、グリム、オルト
テキスト全文
── イグニハイド寮 ──
セベク:「『魔王討伐に挑む最強のパーティーメンバー』を集める旅……だと!?」
シルバー:「確かに、頼れる仲間は多ければ多いほどいい。」
イデア:「外から無理やり領域を破壊すれば、中にいる人間が無事じゃ済まないっていうなら、」
イデア:「中からなんとかするしかない。」
グリム:「ん? でもよぉ、さっきの動画に出てた『チートツール』?っての使えば、イデアが最強になれるんだろ?」
グリム:「だったら、仲間なんかいらねーじゃねーか。1人でツノ太郎をボコボコにできそうなんだゾ。」
イデア:「あのね、開発者には開発者の戦いがあるの。」
イデア:「リリースしたらそれで終わりじゃないの!!!!」
イデア:「いかに拙者が天才といえど、こんな大掛かりな魔法構築式を書き換えるなんてやったことないし、」
イデア:「実際チートツールを動かしてみたら致命的なバグが出る可能性だってある。」
イデア:「しかも今回は「β版リリースしたんで、テストユーザー募集してま〜す。バグ報告よろしゃーす」」
イデア:「なんて悠長なこと言ってられない。」
イデア:「全てがぶっつけ本番! 失敗すれば即ゲームオーバー! しかもリトライ不可!」
イデア:「そんな状況で、出てきたバグを随時修正しつつ魔王討伐という高難易度クエを同時進行。」
イデア:「どう考えても1人でやれるわけないでしょ。」
イデア:「現実は「タカタカッターン!」でEnterキー押したら都合よく万事解決するわけじゃないんすわ。」
シルバー:「イデア先輩が何を言っているのか、あまり理解できてはいないのだが……」
シルバー:「とにかく俺たちは、共に戦える仲間を集めてくればいいんだな?」
イデア:「そ、そう。話が早くて助かる。」
セベク:「……………………。」
セベク:「もし、この作戦が成功したとして。魔法領域が解除されたら、マレウス様はどうなる?」
オルト:「安心して……というのも変だけど、」
オルト:「マレウス・ドラコニアさんが夢の中で受けたダメージが、そのまま現実に持ち越されることはない。」
オルト:「でももし、現実のマレウスさんがオーバーブロット状態を維持し、交戦の意思を見せた場合……」
オルト:「ファントムと分離させ、術者本人を捕縛するためにも彼との戦闘は避けられないだろうね。」
セベク:「現実の若様とも、戦うことになるのかもしれないのか……。」
イデア:「RPGのラスボスは、2段階か3段階変形するのがセオリーですからなぁ……。」
イデア:「そのへんについては、『S.T.Y.X.』本部と連絡を取り合いながら対処を検討していくつもり。」
イデア:「とにかく、まずはこの夢から醒めなきゃ話が始まらない。」
セベク:「………………」
セベク:「わかった。仲間を集めてくるという役目、僕たちが引き受けよう。」
選択肢:
├ みんなで力を合わせて頑張りましょう! ]
└ [ また大変な旅になりそうですね…… ]
── 分岐:【みんなで力を合わせて頑張りましょう!】 ──
シルバー:「ああ。イグニハイドの寮長であるイデア先輩が味方になってくれたのは、とても心強い。」
── 分岐:【また大変な旅になりそうですね……】 ──
シルバー:「そうだな。だがイグニハイドの寮長であるイデア先輩が味方になってくれたのは、とても心強い。」
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イデア:「あ、でも拙者は君たちと一緒に冒険はできないんで。」
グリム:「えーっ!? 大変な仕事をオレ様たちにさせておいて、オメーはひきこもってるつもりか!?」
イデア:「そ、そんなこと言われても。」
イデア:「い、一応夢から醒めてないフリはして取り繕ってはいるけど……」
イデア:「外部から拙者への接触があったことで、」
イデア:「この夢に常駐してる[マレウス氏の分身(ゲームマスター)は拙者の行動に逐一目を光らせてると思う。」
イデア:「もしこの夢から別の夢へ移動するようなことをすれば、マレウス氏本体(サーバー管理者)が飛んできかねない。」
イデア:「でも逆に、君らは最初から目をつけられてる上に、」
イデア:「夢から夢へ移動してても、マレウス氏的に君らは“そういうバグ要素”って理解してるってことでしょ。」
イデア:「好都合この上ないってわけ。」
シルバー:「待ってくれ。先ほども言ったが、俺の魔法では狙った人間の夢に移動することはできないんだ。」
シルバー:「だから、戦力になってくれる人間の夢に渡れるかどうかは運次第ということになってしまう。」
オルト:「君たちを目的の座標まで誘導するのは、僕たち『S.T.Y.X.』がサポートするよ。」
オルト:「まだ魔導回路のネットワークをマレウスさんの魔法領域全体に張り巡らせることは出来ていないけど、」
オルト:「理論上、IDを振り分けてあるサーバー(夢)に座標を定めて移動することは可能になっているから。」
シルバー:「!!」
シルバー:「それは頼もしいな。よろしく頼む、オルト。」
オルト:「とはいえ、僕らが対象を特定し、追跡するために使用してる霊素シグナル・トラッキングは……」
オルト:「エンジニアいわく“まだβ版”。」
オルト:「不測の事態が起きた場合は、夢を渡ることに慣れているシルバーさんに頼る場面も出てくると思う。」
シルバー:「もちろんだ。俺に出来ることがあれば、何でも言って欲しい。」
イデア:「拙者もバレない範囲でリモートでのサポートはするよ。」
イデア:「まあ、拙者には拙者の開発業務があるんで、あんまりアテにされても困るけど。」
セベク:「……話は以上か?」
セベク:「では、すぐに出発するぞ!!」
イデア:「あ……、ッスー。その、ちょい、セベク氏。」
イデア:「そ、その鎧姿、今から移動するとこだと目立つだろうから、装備チェンジしてくれない?」
セベク:「そう言われても、手持ちの服はこれしかないのだ。」
セベク:「僕の寮服はボロボロになってしまい、リリア様の夢に置いてきたからな。」
イデア:「えっと、な、何度も言ってるけど、ここは夢の中で、仮想現実。全部がイマジネーションの世界なわけ。」
セベク:「?」
イデア:「ボ、“ボロボロになって置いてきた”って認識があるから、手元にないだけ。」
イデア:「“今、自分は新品の寮服を着ている”ってイメージできれば、自動的に着替えられるはずだよ。」
セベク:「き、急にそんなことを言われても……」
セベク:「新品の寮服、新品の寮服、うううう~~~ん!」
オルト:「兄さん。僕たち1年生は魔法で洋服を着替える実践魔法すら習ったばっかりだし……」
オルト:「現物もないのに“服の情報”だけを器用に書き換えるなんて、ちょっと難しいんじゃないかなぁ。」
シルバー:「色変え魔法の応用のようなものだろうか?」
シルバー:「幻覚系の魔法は俺も得意ではないし、即座に対応するのは難しそうだ。」
イデア:「えぇ……RPGで装備変えると自機のビジュアルが変わるみたいなもんだから、」
イデア:「パッとイメージできそうなもんだけど……。」
グリム:「みんなオマエみてーなオタクじゃねぇんだゾ。」
イデア:「うっ。し、しょうがないな……。」
イデア:「じゃあ、君たちの魔法石にサポートツールとして装備を変えるための魔法術式を付与するよ。」
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