【ストーリー】EPISODE 7-149 傲慢パレード!

| EPISODE ◆ 7-149 傲慢パレード! 深淵の支配者 |
登場人物
警備員B、警備員A、カリム、グリム、オルト、ヴィル、セベク、シルバー、イデア、ジャミル
テキスト全文
── 熱砂の国‐ジャミルの家 ──
警備員B:「さあ、そこのけ! 邪魔だ!ジャミル様のお通りだ!」
警備員A:「カリム! なんでお前まで避けてるんだ。さっさとこの傘を持って隊列に加われ!」
警備員A:「ボーッとしてんじゃねぇ、このとんまめ!」
カリム:「うおっ!? わ、わかったぜ!」
グリム:「カリムがパレードについて行っちまった!」
オルト:「よし。僕たちもあのパレードを追おう!」
── 熱砂の国‐ジャハーサヒールカレッジ ──
ヴィル:「パレードが止まった。ここが目的地みたいね。」
セベク:「ふぅ……かなりの距離を練り歩いたな。街を端から端まで横断したんじゃないか?」
シルバー:「ここは……カリムの夢で見た学校に似ているが、少し雰囲気が違うようだ。」
選択肢:
├ [ 噴水のところにある像が違う ]
└ [ 建物の色が違う ]
── 分岐:【噴水のところにある像が違う】 ──
グリム:「本当なんだゾ。カリムの夢ではぽっちゃりした爺さんの像だったのに……ん?」
── 分岐:【建物の色が違う】 ──
グリム:「本当なんだゾ。それに、噴水のところにあった像も違うヤツになってる。」
────
グリム:「コイツ、ナイトレイブンカレッジのメインストリートにある像と似てねぇか?」
シルバー:「学園にあるものとポーズは違うが、砂漠の魔術師のようだ。」
イデア:「なんか、ゴルフしてるみたいなポーズ。表情もうちの学園にあるヤツよりハッチャケ気味な気が……。」
カリム:「砂漠の魔術師がペテン師を杖で遠くまでぶっとばしたところかも。」
カリム:「小さい頃に読んだ絵本で、こんなポーズを見た気がするぜ。」
???:「――カリム! カリムはいないのか!」
カリム:「おう、いるぜ! ここだ!」
ジャミル:「「ここだ!」じゃない! 主人の世話もせず、なに油を売って……」
ジャミル:「おい。」
ジャミル:「なんだ、その服は?また色変え魔法の失敗でもしたのか?」
カリム:「ん? 別に失敗はしてないぜ。オアシスの名君みたいで格好いいだろ?」
ジャミル:「『ジャハーサヒールカレッジ』の制服は、偉大なる砂漠の魔術師が纏っていたという伝統的な赤と黒。」
ジャミル:「勝手に白く脱色するとは何事だ!まったく!!」
カリム:「おぉ、色が変わった。この色も悪くないな。」
カリム:「サンキュー、ジャミル!」
ジャミル:「「ジャミル様、ありがとうございます」だろう!?」
ジャミル:「まったく……お前はいつまでもボンボン気分が抜けなくて困る。」
ジャミル:「いいか? アジーム家はバイパー家に一生かかっても返しきれないほどの借金があるんだ。」
ジャミル:「少しでも俺の役に立つよう、きりきり働け。」
オルト:「カリムさん。ジャミルさんはどうやらあなたをNPC……」
オルト:「この夢に存在しているカリムさんと思い込んでるみたいだ。」
オルト:「話を合わせて、情報を引き出そう!」
カリム:「おう、わかったぜ!」
ジャミル:「……ところで、君たちは一体誰だ?」
ジャミル:「このジャハーサヒールカレッジは、一般客は立入禁止だぞ。」
シルバー:「俺たちは賢者の島にある魔法士養成学校、ナイトレイブンカレッジから来た。」
ジャミル:「ナイトレイブンカレッジといえば、伝統ある魔法士養成学校だ。そんなところの生徒が、なぜここに?」
ヴィル:「アタシたちは映画研究会に所属してるの。撮影のために絹の街を訪れたんだけど……」
ヴィル:「この学園の噂は以前から聞いていたから、ぜひ内部を見学させてもらいたくて。」
ヴィル:「来客用受付を探していたら、つい建物の素晴らしさに目を奪われて迷い込んでしまったのよ。」
オルト:「困っている僕たちを見かねて、カリムさんが声をかけてくれたんだ。ねっ!」
ジャミル:「そういうことだったのか。ふぅ~~む?」
じろじろ……
ジャミル:「まあ、怪しそうなところはない……か。」
ジャミル:「身なりもみすぼらしいし、どいつもこいつも冴えない顔だ。ただの学生だろう。」
グリム:「オイッ、全部聞こえてるんだゾ!」
ジャミル:「ああ、これは失礼。つい本音が……。」
ジャミル:「ゴホン。」
ジャミル:「客人の案内ならば、カリムよりも生徒会長を務めるこの俺が適任だ。」
ヴィル:「まあ、本当? 生徒会長自らおもてなししてくださるなんて、アタシたちラッキーね。」
ジャミル:「カリムに案内させて、この学園の生徒のレベルが低いと思われてはたまらないからな。」
ジャミル:「俺としても、他の魔法士養成学校の話は非常に興味がある。」
ジャミル:「ナイトレイブンカレッジといえば、たしか……」
ジャミル:「貴重な魔法道具である、闇の鏡を有しているんじゃなかったか?」
ヴィル:「その通りよ。よくご存知ね。」
ジャミル:「熱砂の国は古代から魔法道具作りが盛んで、数多く魔法道具に関する伝承が残っているんだ。」
ジャミル:「空飛ぶ魔法の絨毯、大蛇の杖、先読みの砂時計……そして魔法のランプ。」
ジャミル:「我が校を象徴する偉人である砂漠の魔術師も、様々な魔法道具を用いて大義を成したと伝わっている。」
ジャミル:「絹の街を囲む砂漠にある遺跡からは、今でも古代の魔法道具が発掘されることもあるんだ。」
ジャミル:「そのせいか、うちの生徒は魔法道具の話には目がない者が多い。俺も含めてね。」
ジャミル:「うちの宝物庫にも、世界中から集めた数え切れない魔法道具が収蔵されている。」
ジャミル:「ぜひ君たちの学校が所蔵する魔法道具の話を聞かせてくれ。」
カリム:「へぇ! ジャミルは生徒会長やってんのか。すげーな~。」
ジャミル:「何故「初めて聞いた」という反応をしてるんだ!?お前はこの学園の生徒なんだから知ってただろ。」
ジャミル:「ほら! ボーッとしてないで、お客様がくつろげるよう準備をするんだ!」
カリム:「やべっ。オレ、今はジャミルの従者役なんだっけ。」
カリム:「よ~し、くつろげる宴の準備だな! 任せとけ。」
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