【ストーリー】EPISODE 7-157 布陣エルダイト!

| EPISODE ◆ 7-157 布陣エルダイト! 深淵の支配者 |
登場人物
ジャミル、イデア、カリム、オルト、ヴィル、セベク、シルバー、グリム
テキスト全文
── 熱砂の国‐ジャハーサヒールカレッジ ──
ジャミル:「ふむ。大体の事情は飲み込めたよ。」
ジャミル:「正直、ここにいるみんなのことも俺が作り出した幻覚ではないかと疑っていたんだが……。」
ジャミル:「イデア先輩の考えたチートツール作戦は、俺には考えが及ばない内容だった。」
ジャミル:「それすらもマレウス先輩が幻覚で作り出したものという可能性もあるが……」
ジャミル:「わざわざ俺に提案する意味がない。」
ジャミル:「つまり少なくともみんなは俺やマレウス先輩が作り出した幻覚ではない、ということでいいだろう。」
イデア:「だ、大前提から疑ってたんだ……。」
ジャミル:「疑いたくもなりますよ。常識、記憶……俺を取り巻く世界の何もかもが作り変えられていたんですから。」
カリム:「なぁジャミル。お前も当然、この作戦に参加するよな?」
ジャミル:「ああ。賢者の島に閉じ込められたまま1万年……なんてシャレにならないからな。」
カリム:「ずーっと同じポーズで寝てたら、首がガッチガチになっちまいそうだ。」
ジャミル:「かかなくていい恥もかかされた。」
ジャミル:「それに何より、誰かがどうにかしてくれるのをただ待つのは性に合わない。」
オルト:「そうと決まれば、これをどうぞ!」
ジャミル:「これは……動画に登場していた、招待状(コード)か?」
オルト:「そうだよ。それはジャミルさん専用だから、なくさずに持っててね。」
ジャミル:「招待状、確かに受け取った。」
ジャミル:「失礼なきように身なりを整えて、プリンスに謁見する日を楽しみにしておくよ。」
カリム:「それじゃあ、次は誰を起こしに行く?」
ヴィル:「ちょっと待って頂戴。アタシはここで離脱させてもらうわ。」
セベク:「なにっ? どうしてだ?」
ヴィル:「大人数で移動すると、バグが発生しかねないんでしょう? なにより……」
ヴィル:「これ以上、夢を渡ることに耐えられる気がしない!」
ヴィル:「今回も移動直後はグロッキーになって、みんなの足を引っ張ってしまった。」
ヴィル:「幸運にも今回は休息をとれたけど、次もそうとは限らない。」
オルト:「夢渡り酔い、かぁ。確かに、そういう症状が強く出るヒトがいてもおかしくはないよね。」
シルバー:「ああ。ここは夢の中ではあるが、俺たちは走れば息が切れ、殴られれば痛いということを“知っている”。」
シルバー:「体調不良や、疲労などのダメージ蓄積も考慮にいれて旅を進めるほうがいいだろう。」
イデア:「いざラスボス戦! ってときに、」
イデア:「パーティーメンバーの大半がHPもMPも枯渇してたんじゃ洒落になりませんからな。」
イデア:「シルバー氏とセベク氏、それからユウ氏とグリム氏をレギュラーメンバーとして……」
イデア:「サポートメンバーはリレー方式で交代していくのがベターかもしれない。」
オルト:「うん。霊素の構成バランスの乱れをダメージ蓄積として計上し……」
オルト:「一定値を上回ったヒトは自分の夢に戻って休養をとったほうがよさそうだ。」
オルト:「その基準でいえば……カリム・アルアジームさん。」
オルト:「あなたの霊素の構成バランスにも、かなりの乱れが観測されてるよ。」
カリム:「え、オレ? どこも調子悪くないぜ。」
グリム:「ジャミルと取っ組み合いして、ボコボコになったからじゃねーのか?」
セベク:「確かに……よく見ればアザやたんこぶがあちこちにできているぞ、カリム先輩。」
選択肢:
├ [ 痛そうです ]
└ [ 休んだほうがいい気が…… ]
カリム:「ほんとか? どれどれ……」
カリム:「うおっ!?ちょっと触っただけなのに、めっちゃ痛ぇ!」
イデア:「アドレナリンがドバドバでダメージに気づいてなかったパターンですな。」
ジャミル:「ほら、氷嚢だ。よく冷やして安静にしておけ。」
カリム:「サンキュー、ジャミル。」
カリム:「……くそー。お前はピンピンしてるのが、なんか腹立つぜ。」
ジャミル:「悔しかったら、次までに攻撃に体重を乗せる方法を習得しておくんだな。」
カリム:「次。次か……へへ。その言葉忘れんなよ、ジャミル!」
ジャミル:「では、カリムに代わって次の夢には俺が同行しよう。誰の夢に渡るつもりなんだ?」
オルト:「ふふふ、内緒。渡ってみてのお楽しみだよ!」
オルト:「さて、それじゃあ移動の前に、ジャミル・バイパーさんのダミーデータを出力して……っと。」
ジャミル:「データとはいえ、自分のコピーがこうも簡単に作られると複雑な気分だな。」
ジャミル:「コイツ、俺の姿で変な行動をしないだろうな……!?」
オルト:「大丈夫! 彼はこの夢のジャミルさんの設定に忠実に成金っぽくて偉そうな行動しかしないはずだよ。」
ジャミル:「ぐぅっ……! 考えるだけで嫌すぎる。それを見る前に、さっさと出発しよう!」
シルバー:「わかった。では、これより夢を渡る。みんな、俺の腕に掴まってくれ。」
ヴィル:「それじゃあ、みんな。アタシたちはここでお別れだけど……」
ヴィル:「美しさもパワーも最高の状態に仕上げて、パーティー会場へ向かうわ。楽しみにしていてちょうだい。」
カリム:「一緒に行けないのは残念だけど……ジャミルがいるならなんにも心配いらないな。」
カリム:「あとは任せたぜ、みんな!」
シルバー:「『いつか会った人に、いずれ会う人に……同じ夢を見よう(ミート・イン・ア・ドリーム)』!」
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