【ストーリー】EPISODE 7-177 推測ステータス!

| EPISODE ◆ 7-177 推測ステータス! 深淵の支配者 |
登場人物
ジャミル、イデア、フロイド、オルト、セベク、ジェイド、シルバー、グリム
テキスト全文
── 珊瑚の海 ──
ジャミル:「“あの”アズールが運動部の花形選手になり、ファンにもて囃される夢を見ているなんて……。」
ジャミル:「……正直、意外だったな。」
イデア:「それ。なんというか、思春期の男子としてかなり正統派なドリームを見ていらっしゃる。」
フロイド:「アズールのことだから、商売が大成功してウハウハな夢だと思ってたんだけどな~。」
オルト:「ジェイドさん、フロイドさんと疎遠になっていたのも予想外だったよ。」
オルト:「関連性が深くて思い出の共有が多い2人がいれば、覚醒に導きやすいと思っていたんだけど……。」
フロイド:「んー。でもオレらがつるむようになったのって、」
フロイド:「アズールが『黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)』を使えるようになったミドルスクールからだし……」
フロイド:「あっ!」
フロイド:「あ~。そーゆーことかぁ……。」
セベク:「何を勝手に納得しているのだ。僕たちにもわかるように話せ!」
ジェイド:「……おそらくこの夢のアズールは、“自身の消したい過去”を持たないアズールなのだと思います。」
シルバー:「消したい過去?」
グリム:「もしかして、まんまる……」
グリム:「ふがっ!」
選択肢:
├ [ グリム! ]
└ [ シーッ!! ]
ジェイド:「アズールのプライバシーに関することなので、詳細は差し控えますが……」
ジェイド:「現実の彼の慎重な性格や他者の能力を奪うユニーク魔法は、」
ジェイド:「孤独、悲しみ、恨み、妬み……そういった負の感情なしには生まれなかったはずです。」
フロイド:「でもウミウシ先輩の魔法で作られた夢の中では、キツかった経験ってなかったことになるんでしょ?」
フロイド:「だから今のアズールはみんなの人気者で、」
フロイド:「よく知らない相手にも気軽にサインをする迂闊なタコちゃんになってるっぽい。」
フロイド:「現実とは真逆じゃん。ウケる。」
ジェイド:「アズールを覚醒させるためには、幸せな夢を否定し、辛い現実を突きつけなくてはならないんですよね。」
ジェイド:「非常に心が痛みますが……。」
シルバー:「どんなに幸せであっても、この世界は全てまやかしだ。」
ジャミル:「ああ。夢から醒めれば、手にしたと思っていた全ては水泡に帰する。」
ジャミル:「ナイトレイブンカレッジ随一の営利主義者が、生産性のない行為に時間を浪費しているわけだ。」
ジャミル:「それも無自覚に。」
ジャミル:「アイツにとっては幸せどころか、かなり不幸せな状態に思えるが。」
フロイド:「あはっ、言えてる。だからさっさとこんな夢ぶっ壊しちゃおうぜ~。」
ジェイド:「ふむ。僕はフロイドからキツめの攻撃をくらったことで夢から醒めましたが……」
ジェイド:「アズールにも何発かお見舞いすれば覚醒するのでしょうか?」
シルバー:「必ずしもそうとは言えないのが、難しいところなんだ。」
オルト:「現実での思い出や、齟齬を強く認識させることも、対象を覚醒に導く有効な方法だよ。」
イデア:「うーん。現実では運動音痴のインドア派が、スポーツ万能のアウトドア派に変化してたら、」
イデア:「すぐ齟齬が生まれそうなもんだけど……」
イデア:「さすがはアズール氏、イマジネーションが強い。というか、構築が丁寧だ。」
イデア:「自身の変化に合わせて環境そのものを再構築することで、現実との齟齬を上手くカバーしてる。」
イデア:「……というよりも最初から齟齬が出ない高みにいる、のほうが正しいかな。」
オルト:「ジェイドさんとフロイドさんを見ても、全く揺らがなかったもんね。」
シルバー:「みんな、とりあえずアズールに誘われた祝勝会に行ってみないか?」
シルバー:「もっと情報が得られれば、覚醒への具体策が見えてくるかもしれない。」
セベク:「うむ。それに夢の主とあまり離れすぎるのも良くないからな。」
グリム:「急がねえとパーティーのメシがなくなっちまうかもしれねぇんだゾ! 早く行こう!」
ジェイド:「そういたしましょう。もうじき陽も落ちる……夜の海は皆さんにとって安全な場所とは言えませんから。」
フロイド:「んじゃ、案内するからついてきて~。」
イデア:「…………なーんか、嫌な予感がするんだよなぁ。」
オルト:「兄さん? どうかした?」
イデア:「いや……なんでもない。行こう。」
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